志の輔一門会 行ってきました。八人のお弟子さんたちが昼夜半分ずつ高座にあがる贅沢な趣向。もちろん、志の輔さんは両方とも高座にあがりました。夕方は16時半開演。抽選にあたった友人に感謝感謝。最前列。古典も堪能。新作落語のオチにも感心。落語っ性根悪い人が出てこないから好き。
落語台本続き。演劇や映画の台本には「当て書き」というものがある。演じる俳優を想定し脚本を書くのだ。落語の台本もこれに近いと思う。私は演者と膝突き合わせ、個性を見極め執筆する。つまり噺家が言う「落語作家がいない」とは、「(自分の感性に合う)落語作家がいない」という意味なのであろう。
落語台本続き。私の肌感覚で言うと、落語台本の需要は確実にある。そのためであろう公募も多数ある。才能が渇望されているのだ。けれど「新進の落語作家」の噂は聞かない。現れても定着しないのだろう。問題はいくつか思い当たる。最たる要因は落語は台本だけで成り立つものではないということだろう。