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柳家一琴 さだまさし作 新作落語「犬のお伊勢参り」上・中・下 通し口演 いわき公演開催に寄せて③ーー2011年、東日本大震災に立ち上がる
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2024年12月7日(土)にいわきPITで開催する「柳家一琴 さだまさし作 新作落語「犬のお伊勢参り」上・中・下 通し口演」に向けて、見どころや、開催に至るまでの経緯などをご紹介していきます。
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2011(平成23)年3月。東日本大震災が発災。
柳家一琴師匠の師匠である柳家小三治師匠が当時会長を務められていた一般社団法人落語協会は、鈴本演芸場、新宿末廣亭、池袋演芸場、浅草演芸ホールで4月に「復興支援寄席」を開催することを発表しました。落語史上、初めての取り組みだったはずです。小三治師匠の生まれは東京の新宿でしたが、幼少期、戦火を避けるため、常磐線に揺られて平駅を経由し宮城県の岩沼まで疎開していたことから、「自分は東北育ち」であると公言していました。
(参考)柳家小三治師匠とピアニスト小山実稚恵さんの「東北出身同士」の対談
https://iwaki-alios.jp/cd/app/?C=blog&H=default&D=01582
さだまさしさんは、4月にNHKでオンエアされた「今夜も生でさだまさし がんばらんば!日本」で、被災された皆さんのメッセージを紹介しながら、それに寄り添うように励ましの言葉をかけました。それを皮切りに、休みになるとギター1本抱えて東北各地に飛び、精力的にボランティア活動を行うようになりました。義援金も、いわき市を含む浜通りの自治体にお届けになっています。
そして一琴師匠は、同年10月、いわき市の「見せます!いわき情報局」特別委員に任命され、風評被害に悩まされるいわきの農業を応援、発信する取り組みや、被災された方々に「笑い」を届ける落語会を行うため、足繁くいわきに通ってくださるようになりました。師匠にとって「いわき」は、おばあさまのご実家が湯本だったいうことで、小学生時代から毎年あそびに来ていた「第二の故郷」だったのです。(続く)
公演概要
柳家一琴 さだまさし作 新作落語「犬のお伊勢参り」上・中・下 通し口演
日 時 2024年12月7日(土) 14:00開演(13:30開場 16:30終演予定)
会 場 いわきPIT(福島県いわき市平祢宜町5-13)
出 演 柳家一琴 太田その(お囃子) 柳家ひろ馬
木戸銭 一般 3,000円(当日現金払いのみ)
学生 無料(要事前予約)
ご予約・お問合せ
実行委員会 電話090-4071-1972(長野)
下記のgoogle formからご予約も可能
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdRswLTEu7-plxhFAGaKtP8IJjf8QR4Eb6i6oo_BTsL7T0F7A/viewform?fbclid=IwY2xjawGipPZleHRuA2FlbQIxMAABHeo-mRZVVN7bsjUGJmxvLU311DGM3ykwMYMwtQMflvbRyBCGzM2ngZkrlA_aem_86rT3iGh5-COZk9Q0TasbQ
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