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北区在住噺家による落語にまつわる話と実演 3
本日は第3回
「古典落語と新作落語」について
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第1回第2回と実演された「子ほめ」「時蕎麦」「ぞろぞろ」「王子の狐」は古典落語の部類で、大まかに言えば、多くの演じ手が現代まで受け継いできた万民にうけるスタンダードな落語
対して新作落語は、新作落語の作者又は初演者以外が演じることは少なく、時事ネタや自分の「好き」を題材にすることが多い。
ココで実演
田河水泡作「猫と金魚」
笑いの種類が現代的
あの「のらくろ」の作者ですからそういう要素もあり。
色々噛み合わない取り合わせが面白く笑った笑った(^^)
そして登場したのが、今回ゲスト。
古典もそうですが新作をいろいろ演じる古今亭志ん伍師匠
多趣味 故にいろんな新作をお持ちのようです
お笑いや漫才コントは自作するのに落語はなんで同じものをするのか
いろんな演出はできても筋は決まっている
だからこそ挑戦したい、と思ったそうです
どんなことをネタにするのか?
まずは・・・ということで
タイトル「ニコチン」は、タバコにまつわる噺の筋を明かしてくれました
擬人化してとってもサゲも面白い!!!
ちゃんと全部聞いてみたい作品です。
また「落語台本コンクール」なるものもあるようでお話に惹き込まれます
ココで休憩
そして休憩後は志ん伍師匠の「魚男」
趣味に凝りすぎると家族に迷惑をかける、というところか
そしてもう1席
志ん陽師匠の「代書」
巻舌で面白い台詞回しもあり
今回は古典になりかけている新作祭りとなりました
落語を演る才能と作り出す才能は違う能力であること
何もないところから作り出す、センスを問われる創作
ゴジラの噺
ケンタッキーのカーネル人形を盗む男の噺
など聞いてみたいと思いました
さて次回は最終回
寄席体験となります
楽しみです
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