12月に入り、完全に読書がとまっているところへ、フランスから一冊の本が届いた。 きょうは、すばらしい日。
母語を殺す「敵語」ながらフランス語で執筆したアゴタ・クリストフのことが頭から離れず、言語の境界に生きる人々を日本語教師らが描く山本冴里[編]『複数の言語で生きて死ぬ』を半月強のブランクを経て読了する 。耳にしたことがある「日系人は許してもらえない」話や伊那谷の老婆が印象に残る。
不道徳教育講座と謂うのは、逆の指示を出された時に耐えられるかという、欺き、偽称し、戦争のあか紙を避ける。兵役を断る。ともに戦わないし、いかに不信は高まって居て世情は、連帯して、戦える、状態を逸脱しているか。「偽りのまちに真実は似合わない」世俗の真ん中を汚くたって生き残る事。
強烈な悪童たちだった。ハードボイルド系ヒーロー。うん、まさにそんな感じ。 #悪童日記 #アゴタクリストフ