kapisei
神奈川県在住都内勤務のアラフィフ、配偶者、娘(高校生)、息子(中学生)と暮らしてます。趣味は読書、映画鑑賞、美術館巡り、そして沖釣り始めました!
保有資格(CMA、CIIA、全国通訳案内士(英語)、英検1級)も活かして投稿していきます。
最近の記事
<本と映画の答え合わせ(第26~30回)>「ファイト・クラブ」、「君の名前で僕を呼んで」、「赤毛のアン」、「ミスト」、「リア王」
(第26回)ファイト・クラブ【本】 〇タイトル:ファイト・クラブ 〇作者:チャック・バラニューク 〇感想: ・突然俳句が出てきたり、石鹸や爆発物を製造する過程の化学の話のように専門的な用語も出現する。また、内容もとりとめもなく進むので読み易いとは言えない ・語り手である「ぼく」とタイラーとの関係は理解できた。一方で、ジョーは赤の他人であろうが、「ぼく」のことのようにも思われる ・「自己破壊」について、「イノベーションは破壊から生まれる」に通じる。コロナの出現により、テ
<本と映画の答え合わせ(第21~25回)>「時計じかけのオレンジ」、「幸せなひとりぼっち」、「怒りの葡萄」、「高慢と偏見」、「クリスマスキャロル」
(第21回)時計じかけのオレンジ【本】 〇タイトル:時計じかけのオレンジ 〇作者:アントニオ・バージェス 〇感想: ・1962年にこのような作品が発表されていたことが衝撃的、若者の強烈な暴力がテーマの1つであるこの作品で描かれた世界が50年後の現在において出現していないことに安心する ・主人公アレックスによる一人称の語りが読む側にとって不思議な感覚 ・最初から最後まで想像を超える展開、予測不能の面白さ ・読了後「異邦人」(カミュ)を読み終えたときと同様、頭を殴られた