オースターをはじめて読む。 きのうの訃報で、以前古本屋で買った“幽霊たち”がそのままになっていたのを思い出して。 オースターには申し訳ないが、単に面白いとばかり聞いていたせいで、軽くて上手くて空っぽな作家ではないかという疑いが私にはある。 果たしてどうだろう。
『ムーン・パレス』ボールオースター 「芸術の真の目的は美しい事物を作り出すことではない、そう彼は悟った。芸術とは理解するための手立てなのだ。世界に入り込み、そのなかに自分の場を見出す道なのだ。」人生のピースが少しずつはまっていくような小説でした。
ポール・オースター「鍵のかかった部屋」読了。 ニューヨーク三部作の大傑作。妻と幼子を残して失踪した小説家を負う「僕」が理性を失っていく展開に興奮。 現在作成中のマイ本棚の記事でもオースター作品について触れたいと思う。
ポール・オースターさん亡くなったんですね。僕にとっては村上春樹さんと並ぶくらい大切な作家で、その作品はほぼ全て読んでいた。いくつかの映画も本当に大好きだった。ルルオンザブリッジとか。本当に本当に寂しいです。