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オースターの新作

この間出かけた読書会の時に、葉々社さんの読書会に参加した方とオースターの新作の話しをしたのを思い出すように、葉々社さんのイベントを知り。

本も予約できるんだー。オンラインもいいけど、ちょうど買いたい本もあるし、その本のある本屋さんでも予約できるみたいだ、と眠気が取れない午後から。

電車の駅は終点だし、座れてからは窓に頭を寄りかからせて。空調の風が少しひんやりする。この間のチャイはちょっとスパイシーだったなぁ。今日も暖かいチャイにしようかなぁ...ゴトゴト。

何だかこの音は,今朝読んだ「手で触れるぐらぐら」のよう〜。揺れているのが良い心地。
それは、この本の中の一節。

本屋のある街を久しぶりに歩いていると、お店が変わったのか改装したのか
新しいカフェでも、「呼び込み」するんだな、と本屋も平日の午後なのに、結構人がいる。

さて、あのプラテーロは...ん?何かスパイシーな香り。チャイ飲んでる人がいるからかな?あとは、ふわっとムスクみたいな香りがさりげなく。

お客さんのフレグランス?とカウンターの接客が空いたので、本の予約とプラテーロはどこに?と聞いて、あって良かった。

この版が1番好きで、と言うのに納得。読みやすそうだと思っていたのでと返して。チャイを頼みながら、COYAMAさんの読書会で、オースターの新作の話しをした方が、葉々社さんの読書会に参加した時に「百年の孤独」を前日までに読み切ったと話したら、頑張りましたねーと。読み応えがある物語だと改めて知る。

オースターの新作に伴いこちらでもイベントも告知予定と聞き、本とイベントの両方とも予約してみる。
(何も控えとか、書かないのには..ちょっとびっくり🫢)名前は覚えてくれていたけど(それでいいのか)

チャイを待つ間、先に選んだ席は少し明かりが暗い。

一つ手前の席にすると、窓際に随分と本が並んでいるので、ついメモをしてしまう。

石は元素の案内人
地図とその分身たち
よいひかり
とても小さな理解のための

宮沢賢治と学ぶ宇宙と地球の科学
夢みる石
いい感じの石ころを拾いに
石 寡黙の極にある美

反対側には
うえをみて!チョン•ジンホ
ギリシャ語の時間 ハン•ガン

パク•ソルメの2冊

ホット、とは言わなかったのに、ホットでと繰り返されてしまったチャイが来て、香りがスパイシー..ん?
またあの、ムスクみたいな香り。嫌いじゃないけど、どこから?と不思議になりながらも、「プラテーロとわたし」を読み始める。

そう、はがね。

プラテーロは、お月さまの銀の色。
銀は、スペイン語でplata.
銀のようなひびきとは美しい。ふと、スピンは?と探すと、こちらも銀。

しばらく棚の主だったかのように折れていたので、スピンの「しっぽ」がなかなか見つからなかった。

今日の雨予報は17:00から降り始めと朝の天気アプリでチェックしていたから、チャイを飲み終えるくらいがちょうどかな、と一話ごとに顔を上げて、本を眺めて。

あれ,そういえば「石」の本が多い?

石は元素の案内人
隣には
うつわ小説1
からっぽの光 いしいしんじ

うつわ、もいいね。装丁が好き。

少し人が引けて来て、カウンター近くではイベントを開催するのかな?相談している声が途切れ途切れに聞こえる。

場所貸しもしているからかな。

その声も去っていったので、今日のアートをと、また香り。

一通りアートを見て、本を読み、また目についた本を。

ヴァージニア•ウルフ
月曜か火曜
波 THE WAVE

窓際にもう一冊。
ひとつの小さな楽園を作る
銀色 夏生

今回のアートも好きな感じだったので
もう一度見よ。と。どうやら香りはここから?

たぶん

店主さんに、この絵は香りますか?と思わず聞いてしまった。
「外から、ですかね。」

うーん。小さく開いていた窓からではないのだけど。

あと、もう少し読んで行こうとスピンを挟んでいたところからは。

「ユダのわら人形」

町じゅうの鉄砲は、のこらずユダめがけて火を吹くだろう。

イースターの前日、ホーリー・サタデーには、裏切者を追っぱらうという「しきたり」だそう。

「イチジク」
「お告げの祈り」

まで読み、イベントの時間を帰り際に確認してスマホのスケジュールに、メモ。

家に帰ると、家族が2人でウチのルーツを戸籍から辿って話している。

1番古く、記録に残っている元号は
「文久」

しばらく自分達のアイデンティティを探るように会話して、オースターの小説を思い出してしまった。

イベントではどのような話しが聞けるだろうか。

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