そのあげく、ひとつ「ゆたかな国」へ旅してみようということになったのです。ほんとうのゆたかさとは何か、という疑問を抱きながら。この本は、その旅の報告書でもあります。 ー 世界の状況は変わった。でも、50年前の西/中央アジアを知ることはきっと意味があるはず。「ゆたかな国」とは何か?
中谷美紀のインド旅行記読んでる。中谷美紀はTV出てるな〜くらいの認知。インドに1人で行く女優ってどんな人なんだ?とインドにどんな価値があるんだろ?と思ったが、インドも中谷美紀も面白いことがわかった。インドは前から興味があり、関連本を進んで手に取っていたが、細かな事まで知れる本。
回想を理解するためには、時代の背景や人々の共通認識を知ることが肝心。 というわけで、読み始めた本。 「ゆたかさへの旅 / 日曜日・午後二時の思索」 森本哲郎 昭和52年(1977年)初版 「日曜の午後が憂鬱」から始まる「ゆたかさ」探しのインド旅行。解説は、横尾忠則。
「ゆたかさへの旅」から一部引用 たとえ機械が人間の頭脳労働を肩代わり、いや、頭代わりしてくれたところで、人間はけっして休息を手にしないであろうことは目に見えている。休日はふえるだろう。が、休息はふえないのである。 では、休息とはなにか。