砂の女(映画 勅使河原宏監督・1964年/原作・脚本 安部公房)
オープニングの異様なかっこよさでいきなり度肝を抜かれました。
砂漠が映りはじめてからは、シュヴァンクマイエルなの?! と思うような画面で、2時間半の長い映画なのに食い入るように見つめてしまいました。
これを映像化できちゃうのか!!!という単純な感動がまずドーンときて、想像以上の芸術性に驚きました。
しかも本を読んだ自分の解釈を補完してくれるところが随所にあって、脚本と原作者が同じ映画って、いいですね。
小説を読んだときに、認めてもらいたい男が主人公だったことまでは記憶してい