裏インド旅行記TOP

２００２年の２月、インドに旅した大学生が巻き込まれ、逮捕者まで出してしまった複雑怪奇な事件。

『裏インド旅行記』は、事件のことを記録に残すために僕が現地で書き残した１６枚のレポートが元になっています。

『裏インド旅行記』には一部過激なシーンなども登場しますが、みんながみんな僕らのような怖い体験をするわけではありません。でもインド旅行初心者が必ず一度は騙される手口が満載なので、僕が『地球の歩き方』で予習したように、参考にしてもらえるとうれしいです。

インドは様々な顔を見せてくれます。

遥かインダス文明より悠久の歴史を刻む神秘的な国。
あるいはカレーとスパイスの匂い漂う灼熱の国。
近年は経済発展著しいIT大国の顔も見せています。

でもそれはインドの「表の顔」。

あなたの知らない「裏インド」の旅へようこそ。

⇒ プロローグへ

各章の紹介

プロローグ
Chapter１「到着」
Chapter２「プリペイドタクシー」
Chapter３「ＹＷＣＡ」
Chapter４「マクドナルドの友達」
Chapter５「ボスのプラン」
Chapter６「デリー観光」
Chapter７「インドの交通事情」
Chapter８「運転手の村」
Chapter９「ジャイプールの宿」
Chapter１０「デリーへ！」
Chapter１１「バグワンダス」
Chapter１２「Ｈｅｙ！」
Chapter１３「返金交渉」
Chapter１４「ポリス！」
Chapter１５「自称マフィア男」
Chapter１６「奪還」
Chapter１７「疑念」
Chapter１８「バグワンダスの変心」
Chapter１９「ナラヤン家の夕食」
Chapter２０「訴訟」
Chapter２１「人間不信」
Chapter２２「１９日の平穏」
Chapter２３「報告書」
Chapter２４「ブッダガヤへ」
Chapter２５「デリー帰還」
Chapter２６「サイン」
Chapter２７「逮捕」
Chapter２８「希望」
Chapter２９「あっけない幕切れ」
Chapter３０「マフィアからの着信」
エピローグ

主な登場人物

「けんいち」・・・僕。裏インド旅行記のいちおうの主人公。
「田中君」・・・僕の高校からの友人で同じ大学に通う。
　　
「ボス」・・・にせ政府観光局のボス。実はマフィアのボスだった。
「イタリア系」・・・にせ政府観光局のNo.2。ルックスナイス。
「運転手」・・・にせ政府観光局の運転手。ひげを生やし胡散臭さ満点。
　
「バグワンダス」・・・このストーリーのキーパーソン。身なりの綺麗なリキシャマン。
「サルダンさん」・・・日本人を妻にもつ有名旅行代理店社長。元軍人。
「堀さん」・・・自称マフィアの日本人。最後まで謎の人。

「洋子さん」・・・デリー在住の日本人女性。祖母の友達の娘さん。お世話になりました。
「旦那さん」・・・洋子さんの旦那さんでインド人。日本語堪能。ちょっと恐いがほんとはいい人。
「アーディン君」・・・当時２歳になる洋子さんの子供。かわいい！
「弁護士」・・・旦那さんのお兄さん。正義感が強い。

※名前はすべて仮名です

【番外編】
「マクドナルド」・・・インドのオアシス。時には危険が待ち受ける。
「リキシャー」・・・インドでは必ずお世話になる三輪の乗り物。名前は人力車に由来。

ちなみに…

　　　　１ルピーは約２．５円（２００２年２月当時）
　　　　１ドルは約４７ルピー（２００２年２月当時）

である。

インド全図

インド全図

コンノートプレイス周辺

メインバザールとニュー・デリー駅周辺

noteでの復刻によせて

インドから帰国後、あまりに多くの人からインドでの経験を聞きたいと言われるため、これからインド旅行を考えているバックパッカーの役に少しでも立てばと、まだ生々しい記憶と現地でつけていた日記、１６枚のレポートを元に『裏インド旅行記』というサイトを公開しました。

公開当時かなりの反響があり、一時は「インド旅行」と検索するとHISの次に『裏インド旅行記』が出てきたほどです。

今回、有料noteマガジンという形での復刻にあたり一部書き直すことも検討しましたが、若者ゆえの未熟な考え、未熟な文体をそのまま晒した方が事件の臨場感がありのまま伝わりやすいと考え、当時書いたままの内容で掲載しています。

内容はすべて事実にもとづき、なるべく忠実に体験したことを再現しようとしていますが、一部記憶違い、あるいはインド社会に対する勘違いにより事実と異なる記述をしているかもしれません。

尚、情報は２００２年２月時点のものです。予めご了承ください。