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記事にも書いた「富永親徳展」。対外的な発表をしなくなった(が、マイペースで描き続けてた)洋画家の展覧会を、面白い作品だからという理由で開催したはけの森美術館。新しい価値観の風を感じる。いわゆる王道だけが、画家を評価する軸ではないはず。それぞれの道で良いんじゃないかなあ。
今読んでいる本は、「鬱と料理」をテーマにしたもの。料理と言ってもレシピではなく、人の営みとしての料理という行為のこと。料理と回復。生きるためにささやかに残された食欲。「cook」と「料理に対するねばならないを捨てたら、うつの自分を受け入れられた。」//
本は併読するタイプです。ジェンダーについて、自伝・人文・小説、ジャンルも国も違うのに、補完し合ってる。「自伝的女流文壇史(日本)」「働く女たちの肖像(主にフランス)」「アメリカの悲劇(アメリカ)」。表現の裏には必ず時代の背景があるのだなあ!と再認。