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科学

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科学系記事のまとめ。
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記事一覧

サティエーション療法

サティエーション療法

精神疾患の治療法として、サティエーション療法というものがあるらしい。

YouTubeをボーっと観ていたら出てきたので、ちょっと調べてみた。

だが、全然情報が無い。

そういった前提の下、この記事を読んで欲しい。

サティエーション療法は、性嗜好障害や依存症に使われるものらしい。

依存対象に敢えて可能な限り接触させ、飽きさせる、飽和させる、というものらしい。

性嗜好障害の例で言えば、敢えてそ

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抗不安薬由来の眠気を改善する方法

抗不安薬由来の眠気を改善する方法

パニック障害の治療のためには抗不安薬を飲む必要がある今回は抗不安薬由来の眠気をどう改善すれば良いのかについて書いていきたいと思います。

パニック障害や不安障害の治療には抗不安薬が多く用いられます。もちろんそれを服用して不安だけが無くなれば良いのですが、服用と同時に眠気が日中に襲ってくる場合があります。

特にパニック発作や不安発作を一日中抑えようとするとどうしても長時間型の抗不安薬を服用すること

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社会的愛着と薬物依存の関係とは?

社会的愛着と薬物依存の関係とは?

あなたに夢中、というような言い回しはよく聞きますが、実際のところ、誰かに夢中になっているときには身体の中でどのような変化が起こっているのでしょうか。

今回取り上げる論文は、社会的愛着と薬物依存の共通点について論じたものになります。

社会的愛着、 愛、中毒の間の行動的、解剖学的、薬理学的な類似点
Burkett, J. P., & Young, L. J. (2012). The behavio

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ベンゾジアゼピン系抗不安薬を使ってみて

ベンゾジアゼピン系抗不安薬を使ってみて

今回は、ベンゾジアゼピン系抗不安薬(ロフラゼプ酸エチル)を使用して数か月経ったので、その感想について少し書いてみたい。

私は以前からnoteに書いている通り不安症であり、同時に抑うつ状態という診断も受けている。

不安障害について(すずきかんたの場合)|すずきかんた (note.com)

これも以前から書いているが、私は司法試験予備試験を志している。

2023(令和5)年予備試験短答式試験不

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【2分で読める】疲労感の正体は糖だった⁉️【要注意】

【2分で読める】疲労感の正体は糖だった⁉️【要注意】


✅概要私たちの日常生活でエネルギー源として重要な役割を果たしている糖。しかし、その摂取を過ぎると、体にさまざまな影響を及ぼします。

特に、疲労感の原因の一つとして、糖分の摂取過多が挙げられることがあります。

この記事では、糖分摂取過多がなぜ疲労感を引き起こすのか、そのメカニズムと適切な糖分の摂取方法について解説します。

✅なぜ疲労感を引き起こすのか糖分を過剰に摂取すると疲労感を引き起こす理

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【2分で読める】食べてはいけないもの【あなたの健康を守るために】

【2分で読める】食べてはいけないもの【あなたの健康を守るために】


✅概要健康的な食生活を送る上で、避けるべき食品があります。特に、加工され過ぎた食品や人工的な成分が含まれているものは、体に悪影響を及ぼすことがあります。
この記事では、「白い3悪魔」(砂糖、白米、小麦粉)、トランス脂肪酸、そして人工物(人工甘味料、化学調味料、食品添加物)と呼ばれる、健康にとってマイナスとされる食品群に焦点を当て、その理由を解説します。

✅食べてはいけないもの健康的な食生活を目

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CRAVED(渇望)モデル

CRAVED(渇望)モデル

犯罪心理学の世界で、CRAVED(渇望)モデル、というものがある。

これは盗まれやすい物の傾向をあらわす。

Concealable(隠せる)
鞄に入るなど、盗むときに隠しやすい物程、盗まれやすい。

Removable(持ち運べる)
簡単に持ち運べる物程盗まれやすい。一人でも運べるなど。

Available(手に入る)
すぐに手に入る状況である物程盗まれやすい。

Valuable(価値のあ

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抗ヒスタミン薬

抗ヒスタミン薬

今回は抗ヒスタミン薬について、軽くまとめたい。

なお、私は医師でも何でも無く、ただ医学をかじってる22歳の男です。

したがって、何か重大な決定をしたりする場合には医師や薬剤師等の専門家に相談してください。

私は責任取れません…。

前置きはこんな感じにして、以下本題。

用途抗ヒスタミン薬は主にアレルギー疾患の治療に用いられる。

わかりやすい所で言えば、花粉症とか。

あとはダニやハウスダ

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おばけ。

おばけ。

おばけ―。
皆さんは『おばけ』っていると思いますか?

他にも、幽霊とか、怪物とか、妖怪とか悪魔、神とか宇宙人とか。

いると思います?

今回はそんな『おばけ』について書きたいと思います。

夏ですしね。

参考?までに。
過去記事です。

では本題。

おばけは結局いるの?…そんなものわかりません。笑

なぜなら、その存在について誰も証明できていないのだから。

逆も然り。

不存在についても

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DSM-5からDSM-5TRへ

DSM-5からDSM-5TRへ

精神疾患の診断基準であるDSM-5が少し変更されたらしい。

DSM-5TRへ。

詳しくは専門の文献を参照して欲しいが、かなり大雑把に変更の傾向をまとまてみた。

ほぼメモ。

・ICDと用語の使い方を揃えようとした。

・基本的な流れとしては、『障害』を『症』に置き換えた。
∵disorder(可逆的な不調)とdisability(不可逆的なもの、四肢の切断とか)の混同の回避、区別。前者を『症

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紛らわしいカタカナ医学用語まとめ(ほぼ自分用。笑)

紛らわしいカタカナ医学用語まとめ(ほぼ自分用。笑)

紛らわしいカタカナ医学用語まとめ。
ほぼ自分用のメモです。笑
あと、専門家じゃないので、正確性は保証できません。

▽錐体外路症状 ←抗精神病薬の副作用で生じ得る。

・パーキンソン症候群(パーキンソニズム)

筋肉が硬直する感じで腕の曲げ伸ばしとかに抵抗感がある (筋強剛、 固縮)、 動作緩慢、 振戦(手の震えとか)、流涎(よだれ漏れてくる)、 嚥下障害(飲み込む力ダウン)、 仮面様 顔貌 (表

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精神疾患治療用語メモ

精神疾患治療用語メモ

改善

反応
治療によって症状が改善したこと。

寛解
症状が概ね消退した状態。

回復
寛解が半年以上続いた状態。

悪化

再燃
反応は得られたが寛解に至る前や、寛解後だが回復前に悪化した場合。

再発
回復後に悪化した場合。

参考文献
標準精神医学 第8版 | 書籍詳細 | 書籍 | 医学書院 (igaku-shoin.co.jp)