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#読書

モヤモヤを抱き続けることの正当化 | 小説『生殖記』(朝井リョウ)

モヤモヤを抱き続けることの正当化 | 小説『生殖記』(朝井リョウ)

この小説を読了した私は、
「自分の中で『考え続けること』『モヤモヤを抱き続けること』にも意味がある、肯定してもいい」と思えた。

・モヤモヤを抱き続けることの正当化

私は「考えすぎること」「モヤモヤを抱くこと」が多い。
考えすぎても、モヤモヤを抱き続けても良いことってあまりないのかもしれない。ネガティブになるし、イライラすることだってあるし。

でも、2年前から抱えていたモヤモヤがある日急にスッ

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「日記」2025.2.18(読書記録)

「日記」2025.2.18(読書記録)

こんにちは(^-^)

今日の読書記録です🍀😄

ネタバレ?というか内容に言及しているので
読むときは注意⚠️をお願いします。


「DIVE!!」上
読み終わりました(^∇^)

飛沫が、選考会で見せたダイブ…。

ノー・スプラッシュ
私はすごい!と思ったけど、 
飛沫はそんなもんじゃなかったですね。

豪快でダイナミックな飛び込みをしたあと、 
自分に視線が集まる…。
その快感…、興奮…

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2025年に「やめたいこと」を決める!【時間は命、時間は有限】

2025年に「やめたいこと」を決める!【時間は命、時間は有限】

※こちらの記事は、広告(アフィリエイトを含む)やプロモーションを含みます。

どうもこんにちは、「えんちゃん」こと遠藤祐貴です🍀(挨拶を定型化していきたい)
今回の記事は、前回の記事の続きで、2025年の目標関係です。

前回のあらすじ「誕生日(10月30日)までに内定獲得」を2025年の目標にしました。
転職するには新しいことを始めなければなりません。自己理解はもちろん、自己鍛錬や新たなスキル

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【笑いたい人向け】おすすめエッセイ5選

【笑いたい人向け】おすすめエッセイ5選

こんにちは、shihoです。
今日は「何も考えずに、笑える本が読みたい!」という方におすすめの「思わず声を出して笑ってしまう」エッセイ5選を紹介していきます。

1.  もものかんづめ / さくらももこ
さくらももこ先生による初エッセイ。
「ちびまる子ちゃん」でお馴染みの家族の話や、さくら先生のいろんな体験談から恋の話まで、持ち前の文章力で軽快に綴られている。
まず、タイトルから「奇跡の水虫治療

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この本はいかが 126

この本はいかが 126

サイバラ志麻子  悪友交換日記
岩井志麻子、西原理恵子 双葉社 2025年1月25日第1刷発行

「抱腹絶倒」とは、本書のためにある言葉です。
200%エロです、いわゆるお下品です、どのページをめくってもワカル!
週刊誌( 2022年4月~2024年7月 ) に連載されていたものです。2人の対談が入っているので、とてもお得です。
西原画伯の作品はいくらか知っていました。岩井志麻子は、ホラー作家、

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シンデレラの罠/セバスチアン・ジャプリゾ、平岡敦(訳)

シンデレラの罠/セバスチアン・ジャプリゾ、平岡敦(訳)

セバスチアン・ジャプリゾ氏の長編ミステリー
「シンデレラの罠」を拝読しました📖´-
(2025,1,24 読了)

本作を知ったのは以前拝読した危険な本がきっかけでした。
その本がどれだけ危険なのかは、感想を読んでいただいたらわかるかと。
「きっとあの人は眠っているんだよ/穂村弘」

そして拝読中に届いた内の1冊が本作です。
少し熟成させてこのタイミングで拝読したのは、「紹介型 ミステリ本の会

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お口に合いませんでした|読書の日記

お口に合いませんでした|読書の日記

物語に出てくるご飯は、いつも美味しそうであたたかな雰囲気がただよっている。
本に出てくる食べ物を、自分も食べてみたいなと思ったことは多くの人があるのではないでしょうか。

今回の本は、そんな食べ物がテーマ。
それも、美味しくない食べ物がテーマの本「お口に合いませんでした」を読みました。

都内のとあるアパートを舞台に、住人一人ひとりの都会ならではの孤独だったり無機質さだったりを食を通して描かれてい

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まあいっかもういっか泣きぼくろ

まあいっかもういっか泣きぼくろ

散々散歩 墨染め

好きな服を着てるだけ
悪いことしてないよ

『ダイヤモンド』

プリンセスプリンセス

大哉解脱服
無相服田衣
披奉如来教
廣度諸衆生

『搭袈裟偈』(たっけさげ)

暁天坐禅後
お袈裟を頭の上に戴き
合掌して3遍唱える

偏袒右肩(へんだんうけん)

右肩だけ出して
お袈裟
着けるのでありました

"宗教"って一言
または他人事で
片付けられるのがねぇ

好きな服を着てるだけ

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2025.01.22 価値創造の分類を知る

2025.01.22 価値創造の分類を知る

この日は会社の新年会があり、移動中に以下の本を読んでみた。

この本の冒頭で、価値創造についての言及があり、それが興味深かったので、咀嚼のために日記に残しておく。

著者の村山さんによると、仕事には以下3種類に分けられるそうだ。

これは人それぞれに得意、不得意があるとの事で、それはまさにそうだと思う。
そして、自分が何が得意で、何が不得意なのかを意識して仕事を選ぶ事ができれば、より気持ちよく働く

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年末年始に読んだ本 短評

年末年始に読んだ本 短評

今年の年末年始は休みが多かった分、読書も捗った。その読書日記兼短評。
長い文章とか書けるほど読み込んでいないのはご愛敬ということで。

スクイッド荘の殺人

『謎解きはディナーの後で』でおなじみ、ユーモアミステリーの旗手、東川篤哉の1冊にして烏賊川市シリーズの最新作。いつもの如く冗長な地の文、頻発する野球ネタ、一癖も二癖もある登場人物。そして桑田とガリクソン。プロ野球死亡遊戯の中溝康隆さんに書評を

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百葉の日記(筒井康隆『あるいは酒でいっぱいの海』感想)

百葉の日記(筒井康隆『あるいは酒でいっぱいの海』感想)

1月22日
初めて筒井康隆のSFショートショートを読んだ。
ちょっと予想はしていたが、
人間や社会の嫌なところをこれでもかと抽出されてて笑った。
特に社会風刺としての皮肉は、星新一よりもかなり強烈だった。
例えば「九十年代安保の全学連」は、全学連が形式だけのエンタメとして残り、かつて活動していた学生達はタレント議員となってテレビ番組のような国会を開いている。
テレビ局とズブズブの政治。
これはもう

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ロシア文学ドストエフスキー

ロシア文学ドストエフスキー

古本屋にて、ドストエフスキーの本を買いました。

今までロシア文学をしっかり読んだことはなかったので、この機会に、と思った次第です。

本を読むことは好きです。
それこそ大学時代は専攻していた中国の文学について毎日学んでいましたし、わたしは魯迅の作品が好きで、最初に読んだ中国文学も魯迅の『阿Q正伝』でした。
他にも魯迅の作品で好きなのは『狂人日記』という、もしかしたら好き嫌いが分かれるかもしれない

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2025.1.18

2025.1.18

 1月17日夜の読書はタンザニアの路上古着商マチンガを描写する小川さやか『都市を生きぬくための狡知』から。下記は、警察の取り締まりの対象になったマチンガたちを、消費者たちが擁護する理由のひとつについて述べられた箇所。

 タンザニアの人たちのこの視野の広さは何だろう。思うに日本でこれを妨げている要因のひとつが個人主義で、考えてみれば個人主義と視野の広さが両立し難いのは当たり前だ。それによって本当の

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