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#ふるさとを語ろう

ふるさとへの思いやエピソード、ふるさとの魅力、ふるさとのためにできることなど、ふるさとにまつわる投稿を募集します。ふるさとのまちの名前のハッシュタグ「#●●●(自治体名など)」もつけてもらえるとうれしいです!

人気の記事一覧

過疎の島の未来を思う

10月の最後の週末、妹と一泊二日の旅に出た。泊まりの姉妹旅行は大人になってからは初めてだ。 目的地は両親の故郷、瀬戸内海の島。 島へ行くのは3年ぶりだった。 前回は、弟が両親を島へ連れて行ってあげようと計画してくれて、弟の運転で、両親と私と妹と、つまり家族水入らずで島へ渡った。その日は、私と妹は日帰りで帰ってきた。 当時、肺を患い、歩くのがやっとだった父は、島に帰ると別人のようにサクサク歩いた。叔父たちにも会えてよほど嬉しかったのだろう。 その旅が父の最後の里帰りになった

実家での「イラッ」に名前を付けたい

青森の実家に帰省しています。 今年に入って5回目、2~3か月に一度帰省していることになります。 度重なる帰省で感じたことを書いてみたいと思います。 実家は「ホッとする」場所? 親は、実家は子供にとって「ホッとする」場所だと思っていますよね。 少なくとも私にとっては、そうではありません。 「家と暮らし相談アドバイザー」をしていた時も、 「実家に泊まりたくない」という人はたくさんいました。 家を出て40年も経てば、 昔の家はなつかしい場所でこそあれ、 快適な場所ではあ

おばあちゃんに会いに行った

おばあちゃんに会いに行った。点滴が刺さらなくなった、刺さらなくなると早くて1週間でいってしまうと母から電話で言われた。そして驚いたことにもう点滴が刺さらなくなって1週間経ってるらしい。日帰りで来ないかと言われる。言うべきかどうか迷って、と。何に気を遣ったのか、それは母の優しさなんだけど、キレ散らかしそうになるのを堪える。簡単に日帰りとか言うなよ。もっと早く言え。当日に教え子と恩師にドタキャンをかまして、息子を保育園に送ったあと2歳と1歳の娘を連れて新幹線に乗る。熱海過ぎたあた

祖父母宅とのお別れに際し。

来月、祖父母宅(母の生まれ育った家)を壊して更地にすることになった。戦後に建てたという、とても古い家だ。祖父母が亡くなり、空き家になってから久しい。 前から決まっていたことだけれども、いざ近付くと本当に寂しい。私ですらそうだから、母や叔父はもっとずっと寂しいだろうと思う。 先日、仏壇の魂抜き(遷座法要と言うらしい)のために親戚で集まり、最後に祖父母宅にお別れする事ができた。 遺品を見たり、写真を撮ったりしていると、祖父母のこと、祖父母宅で過ごした日々が、たくさん思い出さ

「秋風色の涙」―詩

秋風は シジミ蝶のように サヤサヤと つぶやきながら 空を渡っていく 物思う人は 手を伸ばして この青い蝶を 捕まえようとする 背筋を しゃんと伸ばし ススキの 穂の上に座わり  風の世界の 物語を 鳥や虫たちに 話している みんな どんぐりや柿を食べながら 風の話に 頷いている 緑の世界が 覆っていた 里山の森に 風が 吐息を吹きかけると 森の木々は 枯葉色に 衣替えし 落ち葉たちは カサカサと 踊り 沈んでいく夕陽に さよならの手を振る 風は 月のベールを 揺らし 

¡Muchas Gracias, Capitan Andrés! 神戸のキャプテン イニエスタ引退に寄せて

2024年10月8日、元スペイン代表ミッドフィルダー、アンドレス・イニエスタ選手が現役引退を発表しました。 私は以前、こんな記事を書きました。 自分の故郷の神戸、ヴィッセル、そしてイニエスタに対する思いは、上の記事で語り尽くしています。 彼がくれたもの、残したもの、そして彼がいた間は、決して神戸はJ1優勝なんかできなかったことについても。 神戸に対する思いが強すぎて、こんな小説まで書いてしまいました👇 ちなみにイニエスタ一家は、ヴィッセル在籍当時、やはり「人工の島」で

昭和の青春【神田川】に憧れながら宍道湖で語り合う日々

唐突にすみません。昭和を振り返っていいでしょうか? けっこうです。と言われても、もう書いていきます。 あなたは もーお 忘れたかしら~ 赤いてぬぐいマフラーにして こちらの歌詞【神田川】 かぐやひめ 南こうせつの歌う【神田川】 1973年に発表その後ヒットしたフォークソングの 始まりの歌詞です。 歌詞の続きはこんな感じです。 二人の住むアパートに風呂はなく、風呂屋に一緒に行く2人 風呂屋から出るの、女が早く、いつも男を待つ。 寒いのに・・・ それでも女は男のやさしさに魅

【ふるさとを語る】菊の祭典!第55回 おびひろ菊まつりへ行って来ました☺️【北海道・十勝帯広のご紹介】

🌼まえがき こんにちは☀️‼️ 去る10/26から30日まで開催された、帯広三大祭りの1つ、おびひろ菊まつりに行ってまいりました! 例年は水曜から日曜日まで開催される傾向の菊まつりですが、今年は週末から平日という変則的な日程となった模様😅 なんでやねん😅 そのため日曜日にしか行けなかったのが残念でしたが、今年はフルサイズミラーレスを購入したので、昨年や一昨年よりももっと綺麗な菊の模様をお届けする事ができるかと! その他には、地元のヒーロー、ジバサンダーのヒーローシ

【ふるさとを語る】いつもの散歩スポット。小さい秋見つけた!【北海道・十勝帯広のご紹介】

🍁まえがき こんばんは🌛‼️ 茹だるような暑さだった北海道の夏も終わりを告げたようで、寂しいようなそうでないような微妙な気分の筆者です😅 昨日の夜は10℃まで冷え込み、紅葉シーズンに突入するのも時間の問題となりました🍁 …正直申し上げますと、最近わけもなく沈んだ気分でいました。なんでか分かりませんけども。 コレは気分をリフレッシュさせなきゃダメだなぁという事で、当初帯広市外の観光スポットにお出かけしようと思っていた予定を変更! いつもの散歩ルートで、小さな秋を探し

「田舎の実家」どうする問題

50代の私たちには、共通の悩みがあります。 「老親の今後」と、その後の「実家じまい」です。 前回「田舎に住む?」について書きました。 実家にはもう「住まない」としたら。 じゃあ、どうする? 今日は、これについて書いてみたいと思います。 手放せるなら手放したほうが良い 今、青森の実家に帰省しています。 新潟十日町から戻り、一週間後に横浜マラソン、 その一週間後に青森。。 ちょっと忙しすぎますね(-_-;) 新潟十日町のaddressの家に泊まった時、 家守さん

「秋に聞いてみる」ー詩―

雲を おいかけ 風に 背を押されながら 心の窓を 開いて 木の葉の ように たよりなく 佇む 稲穂は 揺れ 黄金色の 光に うっすらと 染まる 手を かざせば 秋に さわれそう スズメたちは 茶色の 綿毛を 纏(まと)い始め 少し ぷっくり 膨らんで 柿の木で おしゃべり 路傍の 地蔵に 野菊を 手向ける いつもの 優しい顔が もっと 笑顔に輝いた 秋に いつまで 里に いるのと 聞いてみた 木の葉と すすきの穂を みんな 散らすまでかしらねぇ。。と ちょっと さみし

たまには真面目に感謝しよう。

俺の世代、それも田舎の人間でも珍しい話かもしれないが、俺が幼少の頃は愛知県豊田市に住む爺ちゃん婆ちゃんの家は自給自足がメインだった。特に母方の家は味噌も梅干しも漬物も野菜もみんな自家製だったし、カマドも火鉢も現役だったし風呂は五右衛門風呂だった。当然、トイレは汲み取り式だ。と言うより、畑の肥料にしていた。 春にはタケノコを掘りに行き、夏は梅をもいで土用干しをし、野菜を育て、秋には椎茸や米を収穫し、冬は火鉢と掘り炬燵で暖を取った。 法事や年中行事、節句に合わせて料理を作り、お

¥300

砂利の上を歩く音で思い出す

すっかりほぐれたと思っていたのに まだまだどんどんほぐれていく ぴたりとはまる 小さな頃、市営住宅に住んでいた。 4階建ての四角いアイボリーの小さな田舎町の市営住宅。近くには小さな公園。玄関の反対側のベランダ側は、駐車場になっていた。車で出かけた日には、建物の周りをぐるりと回って玄関に入る。 親戚の家に出かけた日。夜ごはんをご馳走になって、お風呂まで入らせてもらうこともあった。今思うと多分夜の8時台。 その頃は夜の8時は就寝時間だったので、夜ごはんを食べ終わると眠くて眠

からっ風

上州名物 からっ風 自転車も、先行く人も、 前に進めなくなるほど、 強烈な風の からっ風。 そんなオマエの強い風で、 もう、他人の物になってしまった あの女性(ひと)への想いを、 吹き飛ばしておくれ。 未練たらしい、私の想いを、 吹き飛ばしておくれ! ウェディングマーチの流れる中で、 「早く、こいつと別れて、          私の所へおいで!」 と、笑顔の下で、こっそり願った、 私の醜い心を、吹き飛ばしておくれ! どこまでも、どこまでも、 世界

青に変わるまでのタイムリープ。「いつも」を「いつまでも」

信号待ちをしていると 大きなガラス窓が 目が止まりました。 窓からは、白と茶色を基調とした あたたかみのある内装が 飛び込んできます。 天井から吊り下げられた ペンダントライトが キラキラ輝いて

¥200

【ふるさとを語る】食と音楽の祭典!とかちマルシェに行って来ました☺️【北海道・十勝帯広のご紹介】

🏮まえがき こんばんは🌛‼️ 8/30~9/1に北海道帯広市の駅周辺で開催された、食と音楽の祭典"とかちマルシェ"。 十勝や十勝管外の美味しいお店が沢山出店し、音楽まで楽しめちゃう大イベントとなっております。 今回は、そんなとかちマルシェの模様をお届けいたします! 実は筆者、とかちマルシェに行くのは今回が初めて(十勝民なのに…😅)。 どんな様子なのかワクワク気分で赴きました☺️ 今回も写真枚数が多くなってしまったため、スクロールが大変だと思いますので、お時間のあ

結局は野生動物に敗北しました。

画像の通りです😓。 里芋を守るため、家庭菜園に電流柵が設置されました。 家庭菜園の主は、自分じゃないです。いとこです😞。 今年は春から、ジャガイモ、そら豆などの豆類、とうもろこし🌽など、ことごとく収穫直前に猪か、タヌキか、ハクビシンか犯人の特定はできませんが、野生動物に食べられてしまいました😭。 害獣駆除でも活躍されているnoterの雲様にもご助言頂きました。その節は、多忙な中、コメントをいただき、ありがとうございました。 いとこは、色々試していました。 カメラを設置。

東北のお祭り#やっぱり夏がスキ

はじめましての方も、いつもお立ち寄りいただいている方も、ようこそお越し下さいました。フードコーディネーターのNYです。地場産品のマーケッターを目指して日々奮闘中です! 7月も後半戦、いよいよ夏本番ですね。 夏は明るい太陽のせいか、楽しい思い出しかないような気がします。今回はそんな夏にピッタリなよづきさんの企画に参加してみたいと思います。 夏の楽しい思い出と言えば「お祭り」 北東北は毎年8月1日~7日頃に大きなお祭りが行われます。 岩手県「盛岡さんさ踊り」 北東北の

「どげん しょーとるなぁ?」―詩―

秋空は 高く 遠く 湖色に広がる 雲は 風の吐息のように 千切れながら 言葉を忘れた 老人のように オサオサと 流れていく 陽だまりの 猫は 前足で 銀色の髭を 梳かし 毛並みを光らせ 隣り家の おしゃれ猫さんが ツイと すまして 家から 出てくるのを 辛抱して 欠伸して待っている 土手で遊ぶ 子どもたちは もう 山に帰ってしまった 夕焼けトンボを 呼び戻そうと 破けた網を 何度も おおきく 振り回す 家に 灯りが灯る頃 電話が 大きな音で鳴る 「こんな時間に・・・」と

+5

【No.116】私の生誕地 時間の都合でほぼ観光していないため、旅行記にせず画像数枚のみ投稿します🙂

【ふるさとを語る】鹿追町の福原山荘へ行って来ました☺️【北海道・十勝帯広のご紹介】

🍁まえがき こんばんは🌛 数週間前までの暑さが嘘かのようにすっかり気温が低くなり、秋真っ只中の今日この頃。 秋と言えば…紅葉ですね☺️ という事で!昨年から行ってみようと思っていた、十勝北西部にある鹿追町の福原山荘へ行って参りました! 写真記事はいつも枚数が多くなりスクロールが大変な事と思われますので、今回は厳選してお届けいたします! それでは早速‼️ 🍁福原山荘とは🍁福原山荘って何? 地元の大手スーパー、フクハラの創業者である故・福原治平氏が戦後、ニジマスの

「古い屋根の下の笑い」-詩―

ふるびた屋根の下には ソワソワと 小さな笑いが流れてる 電灯の灯は 子どもの手のひら色 バアバが 剥いてくれるミカンの香りは 転寝するネコの 鼻の上に止まる 秋風が 居間の障子を 叩くころ 今日 起こったことを 熱い言葉でかたる 籠の文鳥は 首をかしげて聞いている 秋の大空では カシオペアが 静かに 耳をすませている 追記: 数日前から 高熱が続き 体調が回復しません 少し今日は やっと熱が さがってきました。 お見舞いのお言葉にも返信せず 本当に申し訳ありません 即座のコ

「里の秋が流れてく」―詩―

白文鳥は ピンク色のくちばしで まあるい あくび 子犬のルルは 焚火の 煙の中 ちいさな くしゃみを2つ 柿の木には スズメたちが家族で やってきて おいしい おいしいを連発 テントウムシは 赤い日傘をさして 冬の 寝床探しに 大忙し あかちゃんは 廊下の陽だまりの 揺りかごの 中で 小さな手を 動かして 庭の 赤いもみじの葉を 持ちたがる 裏の 古八幡の 神社からは カラカラと響く 鈴の音と バアバの打つ 柏手の音が 聞こえてくる 里の秋の 時間は 静かに 紅色

【エッセイ】 地元案内

 ジャンプ最新号の『呪術廻戦』では主人公がラスボスを地元案内していた(ネタバレごめん!)。その話が個人的にジーンときて、自分が地元を案内するとしたらどこに連れていくだろうと空想する。  小学生時代には特段思い入れがあるわけではないのだけれど、まずは小学校までの道のりを一緒に歩きたい。延々と続く田園風景…校区ギリギリの町内に住んでいたから学校から一番離れていて、子どもながらに遠いなぁ、まだ着かないかなぁと思っていたのだけれど、大人になったいま改めて歩いてみても同じことを思うから

「寂しさがポッンと止まってる」―詩―

秋の 落ち葉道 サクサクと 歩く シジュウカラの くちばしに さみしさが ツンと止まってる 黒いくちばしの上で 考え事してる 屋敷町の なまこ壁 昔の時が 勢ぞろいしてる 道 小さな女の子は 一人 手まり遊び 女の子の 頭に さみしそうに ウラナシジミが 瑠璃色を光らせて ポッンと 止まってる 手まり歌を 聞いているのかな 姉さんが ずっと 窓の外を 見ては 吐息を数えてる 長いまつげの上で 寂しさが うつむいて 両手で 顔を覆ってる 寂しさが 姉さんの 悲しみを 背負い

遠い土地から思う「地元ネットワーク」

いちばんの親友は中学時代の同級生。もう40年以上の付き合いになる。 高校も大学も別々。そのあとの進路もバラバラ。わたしは卒業と同時に家を出て別の土地で暮らしたが、彼女はずっと地元で生活し、地元の人と結婚し、いまでも地元に住んでいる。 中学で1度同じクラスになっただけの彼女とは、不思議とウマが合う。 進路が別々になってからもちょくちょく会い続け、近況報告を欠かすことはなかった。 その関係はお互い結婚してからも変わらず、いまでも家族ぐるみで付き合っている。500キロも離れ

「ツンと輝く」―詩―

子どもの笑顔は 朝露のよう 朝もやの中で 眩しく光る あくびをする カタツムリの 小さな角の上で ツンと輝く 小さな手は 里山の土のよう 誰もが 手の中に置いてみたくなる 懐かしく 暖かな 匂いを 振り撒く 母の手は 羽根布団のように その手を やわらかく 包む 陽に浮かぶ頬は 芙蓉の花のよう 思わず 振り返って  見返したくなる 美しさが居る 走り去る後姿は 弾むボールのよう 秋風と 駆け比べしてる どちらが 先にゴールテープを 切っても 勝ち負けはない 子どもの寝

米焼酎はどこから来て、一体どこへ行くのか?蒸留酒が日本に上陸した足跡を追いながら、世界へ飛び出すための糸口を探っていく

みなさんは、この絵画を目にしたことがありますか? ポスト印象派の巨匠 ポール・ゴーギャンの最高傑作として知られる「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」。 絵の右から左に向かって人間が誕生して老いるまでの時間の流れが描かれ、私たち人類のルーツや未来への変遷が象徴的に表現されています。 今回はそんな不朽の名作に倣って、我々の造る米焼酎とは一体何者であり、これからどこへ向かうのかを改めて考えてみることにしました。 具体的には、蒸留酒が生まれた背景や日

生活を明るく照らすアクセサリー

いきなり変な見出しから始まりますが、アクセサリーが好きという話です。 「自分が女だなあと思うのはどんな時ですか」という質問を、採用試験の面接で受けた。数十年前の話だ。 へ? 「女だなあ」? そんなこと思ったことあるかな? 何しろ緊張していた。何も思いつかず、困りきった私は、にこやかに(実は何を言えばいいのか分からないまま) 「そのようなご質問をいただいた時に、女だなあと思います」と答えた。アホである。ちょっとケンカ売ってる? 面接官がどんなリアクションをしたのか覚えて

筆舌に尽くしがたい

 帰省していた。夜、実家のリビングにいると、チチチチチ、という鳥の鳴くような声が時々聞こえてきた。なんだろうといぶかっていたところ、父から突然、この虫の名前わかるか、と聞かれた。そうか、鳥ではなく秋の虫の声なのか、そりゃそうだと思いつつ、わからんと言うと、「カネツキムシ」だという。どこで鳴いているのか特定できないが、部屋の中にいるとしか思えない音の近さである。父は屋外で鳴いているのが反響しているのだというが、外に出るといろいろな虫が鳴いているのに、部屋の中ではこの虫の声だけが

一粒のコーヒー豆で地域と世界をつなぐ「阿蘇珈琲プロジェクト」。南阿蘇の大自然で育った国産コーヒーが生みだした大きな絆とは

ここは、阿蘇五岳と外輪山に囲まれた熊本県の南阿蘇村。 世界最大級と言われる阿蘇カルデラの南部に位置するこの村には、白川水源や南阿蘇鉄道といった豊かな自然を活かした観光スポットが点在しており、毎年この地を訪れる人々を魅了し続けてきました。 そして、そんな南阿蘇の豊富な自然や人々の魅力に惚れ込んで移住し、この土地を盛り上げるために人生を掛けて取り組んできた人物が物語の主人公です。 後藤コーヒーファーム代表・後藤  至成さん 国内で流通するコーヒー豆の約99%が海外産という

佐渡で柿について、考える【1】

11月初めの連休中に佐渡のおけさ柿に関するイベントへ。 佐渡島で親の代まで柿農家だった友人に誘って頂きました。 佐渡のおけさ柿、ご存知でしょうか。 元々は都内の方々に佐渡へ来島してもらい、色んな体験をするというものでしたが、その友人に台湾🇹🇼土産を渡しに行った際、「来る?」と聞かれ二つ返事で参加を希望しました。 その方々とは金山見学などもご一緒したのですが、取り敢えずここでは柿関連の体験などについて。 朝にJA佐渡のとある倉庫前に集合。 そこから直ぐに柿畑へ行くかと思

記事・マガジンでのご紹介ありがとうございます(期間:10/7~10/24)

10/7~10/24日までの期間で記事やマガジンで 紹介してくださった方々を記載いたしました。 いつも暖かいご支援をいただきありがとうございます ★甘野 充様が 記事でご紹介いただきました。ありがとうございます甘野充様は、多数の購読者を誇る複数の共同マガジンの運営や 小説販売店舗を設けるなど多彩な活動をnoterさんたちの ために展開なさっていらっしゃいます ★山根あきら様がマガジンでご紹介いただきました。ありがとうございます山根あきら様は著名なnoterのお一人で、

昭和の時代、星の形の団地で育った

NHKのドラマ「団地のふたり」について書いた記事が、 たいしたことは書いていないのに、わりと多くの方に見ていただいているようなのは、やはりドラマが人気だということでしょうか。 残すところ、あと1話。 基本的にのほほんとしたドラマだけど、 なんだかじんわりと身につまされたり 年老いた親と暮らしていることの、ふんわりと重い部分(いずれ看取らねばならないという未来があること)などを含んだ幸福さとかを感じて 観ていると、なんともいえない気持ちになることがあります。 先日の投稿にも

「人工の島、人造の魂」第10話(全11話)

「秋はのっこり歩き」-詩―

秋は ブルーの せつな色 頼りない足音を ひびかせる 人は おぼろ月夜に 遠い故郷の 山里を想い 時は 音を立てずに サワサワと 通り過ぎていく 秋空は 高く遠く 澄みわたり 雲は 風のつぶやきのように ポチポチと生まれて 流れていく ちょいと つまんで たんぽぽの 綿毛のように 飛ばしてみたい 川の堤で遊ぶ 子供たちの頬は あんず色に 淡く 浮かび上がり ピアノの音のように 飛び跳ねる 新しい魚あみを 自慢気に振り回せば  手にした 籠の中では ドジョウの子が 独りぼっ

「人工の島、人造の魂」最終話(全11話)

    ★  E! E! E!  E! E! E!  Eの形のポートアイランド〜 「なに、その歌」  と、妻は眉をひそめる。 「知らないの? ポートアイランドの歌」 「何それ? 聞いたことない」 「じゃあこれは? ワ・ケ・ト~ンわけわけ~ わけるんやで~」 「それは知ってる。ワケトンダンスだ」 「じゃあこれは?」  あーかーいキーリンが うーみいを み・て・る  キーリンよ キーリンよ あーそぼうおうようおうおうおう 「もういいよ」  妻はそっぽを向き、はあ、とため息

【ふるさとを語る】第77回 おびひろ平原まつりに行って来ました☺️ 初日【北海道・十勝帯広のご紹介】

🏮まえがき こんにちは😊‼️ 皆様お待たせいたしました🙇‍♂️‼️(待ってる人いるか😅?) 夏と言えば祭り‼️今年も帯広三大まつりの一つ、おびひろ平原まつりの模様をお届けします! まずは初日編から! それでは早速‼️ 🏮初日のようす 開会式前篇🏮開会前のようす

「9月のしあわせ」詩―クロサキナオさんの企画参加

クロサキナオさんの企画「9月!」に参加させて いただきます。クロサキさん どうぞよろしく お願いいたします 「9月のしあわせ」-詩― 追憶九月の 夜空では 王女の星 アンドロメダが 天頂 高くから  地上を 眺めてる 秋の女神は 平安の都から わざわざ 摘んできた 薄紫のシオンの 花を抱え 去って行く人の 影追って 月の原を さまよう つましい楽しみ街の 小さな家の ふるいドアと 花をかざった出窓は ぼんやり 入日色にそまり おかあさんの 栗を 剥く手に ご飯の湯気が 

「戻りたいよぉ!!」詩―シロクマ文芸部企画「懐かしい」参加

稲は 秋風と 手を取り合って サカサカと 身を揺らす オレンジ色に 染まっていく空 朝日に そっと手を合わせるバアバ 暖かな光が 手のひらに包まれる 老犬は 小屋の前で ゆるゆると 大あくびする 懐かしい 故郷の田舎言葉 「坊や おいでんせぇ~ まあ あがりんせ~~」 バアバの手作り おはぎが 丸い ちゃぶ台の上で 甘い 匂いを ふりまいて 出迎えてくれる 裏の池で ジイジとザリガニ釣り ジイジは 節くれだった指で チョンチョン釣り上げる ボクは ちょっと固まって バケツ

菓子まき

 愛知県のわたしの住む地域では、結婚式に菓子をまく風習があった。菓子まきだ。  花嫁さんが生家を出発された後、もしくは、花嫁さんが嫁ぎ先に到着された後、つまり花嫁さんのお披露目が終わった後に、菓子まきが始まる。ご近所さんへ感謝の気持ちを込めて、親族が屋根などから菓子をまくのだ。  菓子はスナック菓子が多く、あられ、おせんべいなどもあった。軽くて、かさばり、当たっても、あまり痛くないもの。  子どものころは、花嫁さんに会えることより、菓子まきが楽しみだった。小さな子どもは

私とnote90 #色見本帳「雨の日の薄暗い夕方の色~紫陽花」

三羽烏さんの、色企画に参加します。 季節外れですが、私の書道の師匠のエピソードです。 小学校1年生から、近所の書道教室にかよい始めた。 書道教室を経営していたS先生は、私が書写書道教育にたずさわる大きなきっかけとなった恩師である。 S先生は、書がとても上手で尊敬していた。 私は、先生ががなくなるまで、20年間ずっと通い続けた。 まだ私が小学生だったある時、展覧会用の手本を借りる用事があって、当時の教室の2階にあるS先生の部屋に初めて行った。 S先生のお家は、昔、料亭をやっ

【エッセイ】エイト

未就学児なんか連れてきちゃいけないような、薄汚いビルとビルのあいだ、路地裏とも呼べないような狭い狭いすき間を通りぬけたところに、その店はあった。 名前は「8」(エイト)。 ミックスジュースを出すお店。 甘いものなんてこの世に不必要だとでも思っていそうな、気難しそうな顔をした無口な白髪のおじいちゃんが、ガガガッと大きな音でミキサーをまわしている。 ビルとビルのあいだの長い通路を通り抜けたおかげか、ほぼ真下に道頓堀川を見ることができた。 常にあるメニューは、ミックスジュー

【ふるさとを語る】第77回 おびひろ平原まつりに行って来ました☺️ 最終日【北海道・十勝帯広のご紹介】

👇初日はこちら 🏮まえがき こんばんは🌛‼️ 夏を彩る激アツの2日間ー。 帯広三大まつりの一つ、おびひろ平原まつり! 今回は、平原太鼓祭りや盆踊りがある最終日編を写真や動画を交えながらお送りいたします! 今回も写真の枚数が多くなってしまったため、スクロールが大変だと思いますので、お時間がある時にどうぞ! それでは早速‼️ 🏮最終日のようす 広小路編🏮サウンド8の演奏が! 曲目は懐かしい歌謡曲が

No.84所感=^_^= ブラッシュアップ~げいじゅつ祭

元の勤務校の「げいじゅつ祭」に行ってきた。 Y先生から、さらによくなったからぜひ来てくださいと、お誘いがあった。 あいにくの雨模様だったが、行ってよかった! 「げいじゅつ祭」とは… 「げいじゅつ祭」とは、秋の学芸的行事の「学芸会、音楽会、展覧会」というサイクルをやめ、毎年同じ計画でできるようにした、画期的な行事である(手前味噌(;^_^A)。 詳しくは、コチラの記事をご覧ください↓↓↓ 1.5年生 展覧会 2.4年生 学芸会 3.6年生 音楽会 これを、毎年同じように

おはようございます🥞 仕事上様々なお誘い。学生時代からの友達のお誘いは進んで参加して、営業利害や上下関係のない、純粋な縁をつなぎましょ!不参加でも次をつなげるように 今日はオレンジ🧡燈色が開運の鍵🗝 いつも多くのスキありがとうございます💕 今日も良い日良い出会いがありますように

おはようございます📘 何か幸運に恵まれた時、それを独占しようとすると運は逃げます。幸運を周りに広げるよう話すだけでも、その場が「陽の気」に、また運が訪れたくなります☕ 今日は青💙が開運の鍵🗝 いつも多くのスキ💕ありがとうございます。 今日一日良い日良い出会いがありますように

焼酎カクテル「金魚」で夏にお別れを!人吉発の“唐辛子日本一プロジェクト”に潜入して、地元の赤としろで珠玉の一杯を彩ってみた

最近、朝晩がめっきり涼しくなってきましたよね。 つい先日まであれだけ猛暑に苦しんでいたのに、いざ過ぎ去ってしまうと無性に夏が恋しくなってしまうのは何故なのでしょうか…。 「神様、もう少しだけ夏を楽しませて…」 そんな淡い願いを思い浮かべながらSNSを眺めていると、なんと偶然にもこんなピッタリの一杯が表示されたのです。 その名も焼酎カクテル「金魚(きんぎょ)」 焼酎の中に唐辛子と大葉を受かベて優雅に泳ぐ金魚を演出した飲み方で、まさに夏の名残を感じさせる粋なカクテルなん

こじょうゆ糀を仕込む。島の食文化を守りたいと立ち上がった人たち。

海士町で代々受け継がれてきた「こじょうゆ味噌」。その原料となる「こじょうゆ糀」をこの先の未来に残していくためにーー。 「こじょうゆ糀」とは、海士町の食文化として親しみのある「こじょうゆ味噌」の原料。「こじょうゆ糀」に「塩・水あめ・みりん・酒」などを入れてつくるのが海士町の伝統食「こじょうゆ味噌」です。 ▼こじょうゆ味噌 しかし、一昨年海士町で「こじょうゆ糀」をつくっていたJAさんが事業から撤退。昔ながらの食文化を継承すべく発足されたのが、こじょうゆ組合さんです。 「こ

No.74所感=^_^= 静かなお祭り

先週末は、氏神様のお祭りだった。 私の住む地域の町会でも、毎年、神酒所が作られる。 我が家も毎年、ご祝儀をもっていく。 神酒所には、町会所有のお神輿が鎮座していた。 受付には、顔なじみの近所のおじさん連中が座っていた。 「おー、Nちゃん待ってたよ。」 おじさん連中のなかでは、私はまだまだ子どもらしい。 それにしても、静かなお祭りである。 街中が、いつも通りの静けさを保っている。 1日め、2日めともに、山車は通ったが、お神輿は出なかった。 子ども神輿も大人神輿も、担