きいこ

夫と息子とのこと。おいしいもののこと。音楽のこと。好きなこと。いろいろあった今までのこ…

きいこ

夫と息子とのこと。おいしいもののこと。音楽のこと。好きなこと。いろいろあった今までのこと。毎日の暮らし。

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noteはじめました

海と山が近くにある小さな町で、夫と息子と3人暮らしをしています。 今もいろいろ課題も悩みもあるけれど、そんな毎日を過ごせてること、昔の自分が知ったらびっくりすると思う。 高校に行けなくなってから数年間、外に出るのが怖くなっていた時期がありました。つまずいたり、転んだり、坂道転げ落ちたりしながら、もがいてもがいて、好きなことや家族や音楽の力に支えられながら、小さな勇気を何度も振りしぼってやっとなんとかよじ登ってきて、平凡に見える日々を過ごしています。 そんな毎日の中で思うこ

    • 毎日を作っているもの

      暑さ残る秋。 辛さに汗がどっと出る。 言葉の距離。 飛んだ水玉。 ふわりと迎え入れる。 暮らしが毎日を作る基本で、 暮らしこそが人生なんだなぁ、とふいに思った。 毎日ごはんを作って、ごはんを食べること。 洗濯をすること。 簡単な運動をすること。 音楽を聴きながら車の運転をすること。 暮らしのための用事をすませること。 会社に出かけて行って仕事をすること。 誰かと同じ気持ちになる瞬間に出会うこと。 スーパーやドラッグストアで買い物をすること。 たまにお気に入りのお店に行くこ

      • なんでもない今日と待ち遠しい満月

        夏の終わりの気配。 身振り、手振り、仕草。 ピリッと緊張感。 終わりを感じる。 かげりの気配。 まだ9月だけれど、店頭にはカレンダーが並び始め、来年の手帳も売り始め、もう手帳もカレンダーもすっかり準備終了。 今年と同じシリーズのカレンダーと手帳。 カレンダーは他にいいのないかなと雑貨屋さんに見に行ったけど、思うようなものはなくて、セリアのカレンダーにした。 今年の手帳は、最初からびっしりと埋まっていて空白のページがない。去年まではところどころ空白だったり、数年前はほぼ空

        • 銀色夏生さんの「力をぬいて」を読んで

          図書館で、一つの棚を端から端までじっくり見て目に止まった銀色夏生さんのエッセイ。 昔、銀色夏生さんの詩集をよく読んでいました。透明なようでしっかりと軸があるような、やわらかだけどしっかり芯が通ってるようで、読んでると背筋が伸びるような。 初めて読んだ銀色夏生さんのエッセイ。 日常の出来事が書かれたエッセイではなくて、大事にしている考え方が書かれたエッセイ。 誰でもきっと、いろいろな経験を重ねていくと、自分なりの大事な考え方や生き方が作られていくのだなぁと。 私にもきっとこ

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          行きにくさのある子の高校選び

          静かな時間。 溢れそうな。 沈黙の時間。 零れ落ちる。 中学3年生の息子。 今年は親子共に忙しい。 息子は、高校進学を希望していて目指しているけど、学校への行きにくさがずっとある。中学校の内申は期待できないから、内申を重視するところはむずかしい。でも昔よりずっといろいろな選択肢があって、いろいろな高校があって(全日制から定時制、通信制まで)、道は開けているなぁと思う。 スムーズに学校に通えていればもっと選択肢は広がっていると思うけど、息子が行きたいと思えるところが見つか

          行きにくさのある子の高校選び

          目の前を通り過ぎる秋

          現実と夢の中。 気楽さとかしこまり。 くしゃみとあくび。 仕事前に図書館へ。 今読みたいと思ってた予約してあった本を1冊。 棚をじっくりと見て、目に止まって読みたくなった本、読みたかった本、パラパラめくって読もうと思った本、全部で7冊借りてきた。 ジリジリと日差しは暑いけど、真夏の気配とは少し違う気がする。日傘を差すのももういいかと思ってしまう。紫外線はまだまだ強いと分かっているけど、なんとなくもう日傘の気分じゃない。 信号待ちしてたら秋っぽいファッションの人が自転車

          目の前を通り過ぎる秋

          くどうれいんさん「虎のたましい人魚の涙」を読んで

          くどうれいんさんのエッセイ、書かれる文章にすっかり虜になってしまった。 背伸びしない、飾らない文章がとても染み渡る。 なんてない日常のきらめきや、ほんのささいな大切なこと。自分の思い描く理想のたたずまいで、いつもいたいとは思うけど、自分が参っている時には、ついネガティブなものの見方になってしまったり、誰かのことをうらやましいなぁと思う気持ち。 そんなことが包み隠さず書かれていて、ちくりと少し胸が痛むけど、そんな時もあるなぁと思う。 等身大でいつもいたいなと、読みながら

          くどうれいんさん「虎のたましい人魚の涙」を読んで

          たくさん見つけたい毎日の習慣

          立ち止まる時間。 ほんの少しの間。 考え事をしてるひと時。 ふわりとよぎる。 あるがままを見る。 暑かった8月が終わり、9月の始まり。 この前、図書館に行ったら台風のため臨時休館になっていて、本を返しただけで借りられずに帰ってきた。残念。 借りてきた本がないので、買ったまま読めずに積み重なったままの雑誌を読み始めた。いろいろな人の習慣にまつわる話。 朝窓を開けて新鮮な空気を、部屋いっぱいに取り入れること。 考える時間をはぶくため、同じものを食べ、同じパターンの服を着る

          たくさん見つけたい毎日の習慣

          なんでもない時間にこぼれ落ちる

          普段の話し方。 いつもの一人称。 ちらりと見えてくる。 静かにとどこおる時間。 躊躇するいつもの時間。 強く伝わる。 朝、ゴミ出しのために外に出たら、ふわりと風が涼しくて秋の気配を感じたけれど、少し晴れ間が出た頃に外に出たら、もわっと蒸し暑くてまだまだ夏の名残り。 昨日のどしゃぶり。仕事は休みだった。 スマホのアラームがピロピロリンと何度も鳴って、そのたびにその音の大きさにびっくり。心配してメッセージが届いたり、心配でメッセージを送ったり。 今日は仕事。 飲めなかった珈

          なんでもない時間にこぼれ落ちる

          そわそわしながら気分一新

          安心感ともうひとつ。 欲しいものを同じだけ。 ちらりと見え隠れ。 数ヶ月ぶりに美容院に行ってきました。 ずっと美容院は苦手な場所の一つで、でも新しいヘアスタイルにしてもらうのは大好きで、好きだけど苦手…と矛盾が入り混じった場所。 切られてるところをアシスタントの人に見られていたり、話を隣の人に聞かれたりするのが苦手。自意識過剰から来ているのは分かっているんだけど、美容院にいる人が少ない方のが気楽だから、ほぼ1人でやられていたり、個室みたいなのがある美容室を選んでいたので

          そわそわしながら気分一新

          西加奈子さん「うつくしい人」を読んで

          人の目を気にして自分を生きられていない主人公。いつも人の目を気にしてはビクビクしている。 思春期の頃からずっとそんな風だった自分と重なった。だいぶましにはなったけど、今も人からどう見られるかは気にしてしまうことがあって困ってる。 あるがままにいること。 ただただ自分のままでいること。 家族やごくごく少ない人の前では、そんな風にいられているけど、ただ自分のままでいることが私にはすごく難しい。 だから、人の目を気にせず自分のままでいるように見える人を見ると、すごく安心するし

          西加奈子さん「うつくしい人」を読んで

          自分のやること+

          部屋の中まで届くただよう煙。 とりとめない話。 静かでたくさんのやりとり。 ため息を取りのぞけないまま。 困った顔を取り残し。 月曜日から忙しくどっぷり仕事をしている。 やるべきことを期限までになんとか終わらせるようにと集中して、家に帰るとふーっと脱力の3日間。 いつも頼りにしている人がお休みで、大変な状況にあるのに、困らないようにわかりやすく指示を残してくれていた。私はそれにそって、なんとか指示されたことを進めている。 少しでもフォロー出来たらと今日も頑張っていたつ

          自分のやること+

          日常の中に

          朝の光と飛び交うトンボ。 うれしさとがっかり。 シンクロする気持ち。 強さと優しさ。 程遠い時間を思って1時間。 夜明け前、カーテンの向こうがだんだんと明るくなっていく。あっという間に太陽が昇る。 ベランダに洗濯物を干して、トマトとオレガノに水をやる。水をやる腕にジリジリ強い日差しが当たる。ラベンダーは残念ながら暑さですっかりやられてダメになってしまった。オレガノはなんとかがんばっている。トマトは実がつかない。 目の前に広がる畑の上をトンボがたくさん飛び交う姿が見られる

          日常の中に

          スーッと流してしまおう

          朝の静けさ。 小さな不安の種はひとまず安心に。 暑い最中、作り出すのは秋の色。 瑞々しい梨の優しい甘さ。 足音を聞きながら。 ちくちくとぷよぷよ。 軽く3回。 義実家に親戚が集まる日。 長い1日だった。 今日は愚痴っぽい記事です。 暮らしにはそれぞれの家のやり方や過ごし方があると思う。いろいろがあってそれぞれだから面白いし、驚きや発見があると思ってる。 義実家で驚いたことはたくさんあって、私が育った家のやり方や過ごし方とはまるっきり違っていて、驚きの連続だった。 どち

          スーッと流してしまおう

          花を手にお盆に参る

          伸び伸びと溌剌と。 踊るようにアイロンがけ。 知らない人の優しい思いやり。 勝手な期待はずれ。 こちらからのいつもの時間。 やめられなくて止まらない。 頭、肩、腕。まあるく。 年に3回程出かけるお墓参り。 義実家に寄って、庭の花を切らせてもらう。 元気そうな花を選んで切って、新聞紙で包んで…だけで汗だく。名前を忘れてしまった、見上げる高さの小さなピンクの花とヒマワリに似た黄色い花。 水の準備は息子。まだ活けられたばかりの花が飾られていたので、持ってきた花を足して、1人ず

          花を手にお盆に参る

          小籠包を食べに遠くまで

          何にも予定のない長い休み。 休み1日目は、久しぶりに一歩も外に出なかった。 2日目は、おいしいものを食べに行きたいな、という話をしていて、息子の食べたいものが小籠包!だったので、それならと遠出しておいしい小籠包を食べに行くことにした(いつもは息子に聞くと王将や回転寿司しか出てこないのに)。 夫が義母さんも誘って。 長いドライブと長い待ち時間を経て、おいしい小籠包とサンラータン。10数年ぶりに食べるその小籠包はやっぱりおいしかった。もちもちの皮に、味わい深いスープ。生姜を合

          小籠包を食べに遠くまで