きいこ

夫と息子とのこと。おいしいもののこと。音楽のこと。好きなこと。いろいろあった今までのこと。毎日の暮らし。

きいこ

夫と息子とのこと。おいしいもののこと。音楽のこと。好きなこと。いろいろあった今までのこと。毎日の暮らし。

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noteはじめました

海と山が近くにある小さな町で、夫と息子と3人暮らしをしています。 今もいろいろ課題も悩みもあるけれど、そんな毎日を過ごせてること、昔の自分が知ったらびっくりすると思う。 高校に行けなくなってから数年間、外に出るのが怖くなっていた時期がありました。つまずいたり、転んだり、坂道転げ落ちたりしながら、もがいてもがいて、好きなことや家族や音楽の力に支えられながら、小さな勇気を何度も振りしぼってやっとなんとかよじ登ってきて、平凡に見える日々を過ごしています。 そんな毎日の中で思うこ

    • 暮らしの余分を楽しむこと

      くしゃみ3回から広がる話。 楽しそうだから浮かび上がる影。 ちくりと痛むから踏みとどまる涙。 見えなくなって迷い出す。 時間を数える。失うから大事な今。 私には、ずっと1人で暮らしているおばがいる。 おばには好きなことがあり、ずっとその好きなことを大事にしながら過ごしてきていて、交友関係が幅広く、おいしいものを食べること、素敵なものを見ること、季節を楽しむこと、毎日の暮らしを楽しむことが好きな人。 小さな頃からかわいがってもらっていて、いろいろなところに連れて行ってもら

      • ミスしてしまったから、もう眠ろう

        光る葉っぱ、揺れるススキ。 深い緑、秋色の景色。 光をまとう川、水色に塗りつぶされた空。 今日は仕事でうっかりミスをしてしまった。 報告した後は、別の仕事に集中していたし、休憩時間には笑いながら雑談してほっとする時間があったし、いつもより遅い夜ごはんを家族で食べて、お風呂に入ってゆったり心地いい気分になっていたけど、お布団に入って眠る前になって、「あー、そういえば今日はやってしまったんだった」と思い出し、しばらく振り返って反省していた。 そんなことを書いては消して……として

        • 響いて届く声

          風に転がる枯葉。 小さなルール違反。 やわらかな空気が もくもくと集中してる間に ぴりりとした空気に。 うんざりした気配。 冷たい空気に舞うスカート。 この前、とある高校の文化祭に行ってきた。 息子の高校見学の中のひとつ。 中学の頃不登校だった子が多く通う高校。 その中で軽音楽部のバンド演奏があった。 どのバンドも知っているカバー曲。 リズムがずれていたり、音に声が消されてしまうところがあったり、高校生なりの一生懸命な演奏だったけど、歌詞に乗せて気持ちが真っ直ぐに響いて

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          見上げた先には

          オレンジに染まる朝。その時間のために。 チーズケーキの喜びとスイートポテトの痛み。 表側を思うけど、止まらない裏側。 たとえば、たまに行くのを楽しみにしてるお気に入りのお店。とっておきの大好きなお菓子。ひとめぼれして大切にしているピアス。心惹かれる素敵な友達。 どんなことでも始まりがあれば終わりがあって、出会いがあれば別れがある。 自分からさよならと終わりにすることもあれば、あちらからさよならされることもあるし、気付いたら終わっていたということもある。 ある日、突然に

          見上げた先には

          若林正恭さん「ナナメの夕暮れ」を読んで

          このエッセイ本の中に書かれていたことと同じように思っていたことがたくさんあって、ぶんぶん首を縦に振りながら、くすりとしたり、ほろりとしたりしながら一気に読み終えた。 私は、社会に馴染めずにいた時期があった。今は表面上は馴染んでいる……と思いたい。 「今の私は本当の自分じゃない」とずっと自分にバッテンをつけていたし、本当の自分はどこだどこだ?とずっと探していたし、周りのみんなが味方ではないように感じていた。 みんなが平気で出来ているように見えることが、自分には全然出来ない。

          若林正恭さん「ナナメの夕暮れ」を読んで

          ゆっくりと休むことを満喫

          読みきれないまま。 ずらりと並ぶ本棚の列。 学ぶための本と探していた本。 少しずつなくなっていく壁。 行きかけてやっぱり引き返す。 安心と心地よさと眠りへの誘い。 もうずっと昔、外に出たくてもこわくて出られない時期があったせいか、外に出るのがこわくなくなった今は1日家の中にいることの方がむずかしくなった。 だから休みの日はどこに出かけようかと考えたり、「どこかに行こう?」と誘ってはちょっと遠くに出かけたり、あちこち出たり入ったりしている。 でも今日は、朝いちで買い物に出か

          ゆっくりと休むことを満喫

          色づき始めた山のてっぺん

          まだ香る金木犀。うれしい笑顔の連鎖。 同じことを想う。たっぷりのクリーム。 優しいリズムの響き。 それぞれが持つ香り。 さらさらとふわふわ。 仕事が休みだったので、母と紅葉を見に行ってきた。父は留守番すると言い、家の前で見送ってくれた。平日の朝10時に到着。駐車場までは車の列が出来ていて、たくさんの人でにぎわっていた。 高い所だから寒いかもしれないと重ね着してリネンコートも持って行ったけど、ぽかぽかと暖かく羽織ることはなかった。 紅葉は山の上の方から色づき始めたところで

          色づき始めた山のてっぺん

          仕事前にメンテナンス

          あきらめない言葉を待つ。 水のない川。すくっと立つ水鳥。 質問の裏側までも伝わる。曖昧さで濁る。 11月4日の不思議なつながり。 鼻の先から始まり頬で終わる。 静まり、流れるカルディみたいな音楽。 ベランダのラナンキュラスとアネモネの芽が、次から次へと顔を出している。毎朝、そーっと水をやる。日当たりがあまりよくなくて、ひょろひょろと弱々しいからそーっと。 朝のあれこれをすませて、仕事前に歯医者へ。 行かなくちゃ行かなくちゃと思いながら、歯医者は苦手でずっと後回しになってい

          仕事前にメンテナンス

          こんな平凡な毎日が送れることなんて想像していなかった

          小さな田舎町に住む平凡な主婦。 毎日、ごはんを作って、洗濯して、普段の掃除は掃除機ロボットにお任せ。家事は得意な方ではないけど、毎日なんとなく心地よく保てるぐらいの家事をして、平日はパートで働いている。スーパーやドラッグストアで買い物して、音楽聴きながらアイロンかけて、休みの日にはドライブしたり、時々おいしいものを食べに行ったり。 毎日そんなに変わり映えしないし、だらけることが大好きだし、きらめく生活ではない生活感に溢れた毎日。 だけど、そんな毎日が好きだなあと思う。 町

          こんな平凡な毎日が送れることなんて想像していなかった

          「3色ネイルの本」に刺激をもらう

          少しだけ伸びた眠る時間。 きらめく高校生の眩しさ。 あっという間にあふれ出す。 シュークリームとエクレア。 ピンクに沈む空。 時間差で香る。 先週、図書館へ借りてた本を返しに行き、またどっさり8冊借りてきた。 なんとなく小説を読む気になれなくて、エッセイや暮らしの本を探していたけど読みたい本はたぶん貸出中で、これ!といった本がなかなか探せなかった。 本を探しながら、あ、そういえば最近短い時間だけど勉強をがんばっている息子から、「お母さんは何か勉強せえへんの?」と聞かれ、「

          「3色ネイルの本」に刺激をもらう

          noteを始めてから1年が過ぎて

          みんなが揃う朝焼けの中。 言葉は交わさないけど伝わる何か。 そういえば、と思い出すおいしいものと探しもの。 浮かぶ家族、聴こえる歌声、見える姿。 にやけてしまう甘すぎるチョコケーキ。 noteを始めてから1年がたちました。 毎日投稿しようと始めたけれど、見返してみたらたった10日たらずで挫折していました。 毎日こつこつ……が苦手です。 なんでも最初張り切ってしばらく続くのだけど、それを毎日は続けるのがむずかしくて、少しの休憩をはさみながら続けていくことは出来るのだけど、サボ

          noteを始めてから1年が過ぎて

          小さな芽、和の佇まい、小さなダリア

          11月とは思えない外の空気。 金木犀のじゅうたん。 するりとほどけた苦手だった雑談。 もちもちのドラもっち。 小さなずれと小さな苛立ち。 さらりと後にする。 朝、ベランダに出てプランターを見たら、1週間ぐらい前に植えたラナンキュラスとアネモネの球根から、小さな小さな芽がいくつか出ていた。 貝割れ大根の先みたいな小さな芽。 小さいながら空に向かってぐんと背筋を伸ばしている芽もあれば、まだ土に頭をつけてくるんと丸まっている芽もある。 明日の朝には、また丸まった背中をぐんと空に向

          小さな芽、和の佇まい、小さなダリア

          やっと片付け気分がスタートした

          持てあます朝の時間。 とどこおる仕事に気持ちが焦る。 浮かべながら選び取る時間。 甘さひかえめのシュークリーム。 手にするいつもの時間。 昨日は、仕事が休みになったので、どこか少し遠くへ出かけようかなと思ったけど、どんより曇り空。出かけて用事をすませたり、無印に2回(!)出かけたり、家のことをしたりしていた。 物が多いので、年末に向けて片付けをしたいなと思っていたので、でもどこから手をつけたらいいのか途方に暮れてしまう日が続いていたのだけど、休みだしと思い立って小さなクロ

          やっと片付け気分がスタートした

          あっという間にせまってくる12月

          気分はオレンジ。早まる気持ち。 忙しさの中で片隅に残るおやつ。 静かな時間にふくらんでいく。 ふざける、なぞる。 仕事はもうすっかり年末ムード。 おせちやクリスマスのあれこれはもう作り終わったし、今は12月のイベントに関するものを作っているところ。 職場の私の机の目の前の壁には、3ヶ月分の大きなカレンダーがかけられていて、もう12月のカレンダーがかけられている。12月という数字がどーんと目の前に迫ってくる。 1年が早い。 プライベートでも来年の手帳やカレンダーや家計簿は

          あっという間にせまってくる12月

          小さく引っかかる1日

          秋風と冷房。 浮かべて想って選んで同じ時間を。 くだけたいつもの姿。 ふわふわのシフォンケーキ。 浮かび上がる輪郭。 朝。 夫と投票へ。 いつもより人がたくさん来ていた。 帰り際、義父母さんにばったり。 話好きの義父さんがそそくさと投票所に入って行ってしまった。怒ってたのかな、と少し思い当たるふしがあって、それが原因がどうか、怒ってたのかどうかもわからないけど、今度から気を付けようと思った。 昼。 家族3人ラーメンを食べに。 少し遠くまで、わくわく期待しながらラーメンを食

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