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実家での「イラッ」に名前を付けたい

青森の実家に帰省しています。
今年に入って5回目、2~3か月に一度帰省していることになります。

度重なる帰省で感じたことを書いてみたいと思います。


実家は「ホッとする」場所?


親は、実家は子供にとって「ホッとする」場所だと思っていますよね。

少なくとも私にとっては、そうではありません。

「家と暮らし相談アドバイザー」をしていた時も、
「実家に泊まりたくない」という人はたくさんいました。

家を出て40年も経てば、
昔の家はなつかしい場所でこそあれ、
快適な場所ではありません。

なぜ、心が休まらないのか。

私の実家の場合は、目に入る情報が多すぎること。
ものすごく散らかっているわけではありません。
母はどちらかというときれい好きです。
しかし「捨てられない」ので、必要のないものが多すぎるのです。

そして、生活ペースの違い、
「認識」のギャップ、
「やることの多さ」

「名もない」ストレスがあります。


イラッその1:賞味期限


母は、「賞味期限」に無頓着です。
というより、
強い意志をもって「否定」しているとしか思えません。

十日町のaddressで出会った、家守の井比さんが、
「雪国の知恵」について、こう書かれていました。

1年の大半を雪で覆われるため、食料を確保できる時期も限られています。そのため雪が溶けると我先にと人々は山に入り、山菜を採り、次に来る冬に向け備蓄品としてタケノコやゼンマイなどを保存する技術を発展させてきました。

漬物に賞味期限とか、なかったしね。。

私が何度も言うので、少しは減ったものの、
今も帰省するたび、冷蔵庫には賞味期限切れの食品がたくさん入っています。

東京から美味しいものを買って行っても、
賞味期限切れを先に消費しないといけない。

その間に、せっかく買って行った美味しいものが賞味期限を迎えます。


イラッその2:変えられない


家は広く、モノは分散し管理ができません。

以前、食品収納を整理しました。

一人暮らしに、ストックは大して必要ないのです。
4か所あった食品収納を、2か所にしました。

なのに、また「元あった」場所にしまっています。
(イラッ)

また、母は牛乳パックをカットして、
調理中の食材を載せるトレーにしています。
私はこれ、不衛生で本当に嫌なんですよね。

プラスチックの「それ用」が手つかずで2枚あるし、
ステンレスのバットも3枚あります。

「これを使えばいいんだよ。」

取り出しやすい場所にセットし、
大量にあった「牛乳パックの使いまわし」は処分しました。

なのに、また牛乳パックが!!
(イラッ)


イラッその3:こんなところに


先日、洗剤のストックがないかと、洗面台の下の扉を開けました。
「奥」に、プラスチックケースに「きちんと」収納された何かがありました。

入っていたのは、、

さびた缶の殺虫剤
洗濯洗剤の空のプラケース
カピカピに乾いた毛穴シート
ケース入りの使いかけの干からびた石鹸
男性用トニックシャンプー(半分入っている)
「せんたくのり」と書かれた、粉末の入った瓶
プリントの剥がれかけた子供用プラスチックコップ

男性用トニックシャンプー、、
少なくとも、父が亡くなったのは5年前です。

どうしてとっておいたの?
しかも、「きちんと」しまってあるんですよね。

また、別の日。

ビニールのショッピング袋がないかと探したところ、
目当てのものはなく。
あるのは、、

変色した包装紙
大量の果物の緩衝材

(梨やリンゴを包むやつね。わざわざ箱にしまっていました。)

周りを見渡すと、
至るところの「スキマ」に、ホコリのかぶったものが。。

殺虫剤、何本ある?
捨てるの大変なんですけど!!!


イラッその4:人の時間には無意識


このように、そんなつもりはないのに「やること」が発生します。

普段の家事は、心を無にしてやっています(笑)。
食事供給マシーンになったつもりで。
洗濯・掃除シーンになったつもりで。

他にも
庭の木や草を刈ったり、
布団を交換したり洗ったり、
病院に付き添ったり、散歩に連れ出したり。

本当に時間をとられるんですよね。

しかも時間がきっちりと決まっています。
食事は朝7時、昼12時、夜5時半。

なのに、私がaddressで行った先の話をすると、
「仕事はしなくていいの?」

ここにいるときが一番、仕事の時間が無いんですけど。
(イラッ)

その間にも、カメムシがブーンと飛びます。
(イラッ)

イラッとすることは、他にもありますよね。
何でも「つい最近(実際は20年前)」とか。

この「イラッ」に名前を付けたいですね。
きっと、多くの方が共感してくれるに違いない(笑)

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