昭和の青春【神田川】に憧れながら宍道湖で語り合う日々
唐突にすみません。昭和を振り返っていいでしょうか?
けっこうです。と言われても、もう書いていきます。
あなたは もーお 忘れたかしら~
赤いてぬぐいマフラーにして
こちらの歌詞【神田川】
かぐやひめ 南こうせつの歌う【神田川】
1973年に発表その後ヒットしたフォークソングの
始まりの歌詞です。
歌詞の続きはこんな感じです。
二人の住むアパートに風呂はなく、風呂屋に一緒に行く2人
風呂屋から出るの、女が早く、いつも男を待つ。
寒いのに・・・
それでも女は男のやさしさに魅かれている・・・
と、とってもけなげな仲睦まじい二人の青春の1コマを南こうせつがうたっている。
こういうジメッとした同棲に本気で憧れていた。
大学時代の私たちのつきあい方はもう少しカラッとしていて
1人暮らしのアパート・マンションにはユニットバスがついていた。
寒い日に一緒に風呂屋に行くシチュエーションに、今も少し憧れる。
私は恋愛に関して奥手だった。
超モテ女だった姉の恋愛を近くでみていたから
男子を少し馬鹿にしていたのかもしれない。
4歳上の姉はオギャーと生まれた時からかわいくて小6から結婚するまで彼氏が途切れたことがない。中学、高校とモテにモテていた。
姉にはファンクラブ・親衛隊なるものがあり、
妹の私はそのメンバー、隊員達からよく声をかけられた。
姉目当てで私に言い寄ってくる男子もいたぐらいだ。
そういう環境だったからか、男子全般に対して
「どうせ顔でしょ?
お姉ちゃんなんて、家ではすっごくわがままなのにさっ!!」
と冷めた目で見ていた。
姉の恋愛の行く末にいつも一緒にドキドキしていたせいで
私自身の恋愛はなかなかリアルに盛り上がることもなく
友達と遊ぶことと恋愛マンガを読みふける日々で忙しかった。
10代は、少女漫画の恋に憧れた
なかよし→りぼん→別マ
※はなとゆめ?・ひとみ・ちゃお もつまみ読み。
いくえみ稜のちょっと背伸びしたクールでキュンな世界
紡木たくの描くホットロード
(マッチのハイティーンブギとよくかぶる)
バイクの後ろに乗せてくれる彼はいなかったけど自転車、スクーターで二人乗りして出かけた。
今思うとほほえましい。
出かける場所は大体「宍道湖」
私が小・中・高校生活を送った島根県松江市というところには
「宍道湖」という名の中海がある。
なにはともあれ宍道湖、なのだ。
宍道湖には橋が3~4つかかっていて、
大橋・新大橋・宍道湖大橋など、学校の帰り宍道湖にかかる橋のふもと近くでよく語り合ったものだ。
学校での出来事や漫画や歌手の話。
ピンクレディーのウォンテッドを必死な形相で歌って踊り、
洋楽が流行りだしたころ、カルチャークラブ
【カーマは気まぐれ】に合わせて創作ダンスの練習したり。
8月には【だんだん祭り】というビッグイベントがあった。
宍道湖周辺に露店が並び、ステージではバンド演奏なんかもあって
夏休み前の終業式後教室は
「だんだん祭り、誰と行く?」の話で盛り上がる
夜には花火大会、田舎のカップルにとっては一大イベント。
私も2回くらい男友達と行った記憶がある。
「行ってみるかっ」ってノリで行ったことを覚えてる。
なにもロマンチックなことは起こりません。
そんなもんです。
今はだんだん祭りではなく【宍道湖湖上花火大会】といって夏の夜を彩る大規模な花火大会がメインとなっているようです。
ところで、凶悪犯罪事件の少ない島根県ですが、まれに強盗・殺人事件が起こります。
犯人の手がかりや行方不明者を捜すとき
島根県警はいつも宍道湖を捜索しています。
その捜索映像をテレビニュースで見るたびに
「他の場所も探しとるんかね?また宍道湖?」
と友達や家族と話しています。
そんな宍道湖は松江っ子にとって生活の一部であります。
昭和の恋愛
【告白の方法】
原則、直接会って好きと言う。
※対面、直が恥ずかしい場合は
手紙、ラブレター
電話での告白は少なかった(私の周りでは聞かなかった)
【プレゼント】
・お気に入りの曲を録音したオリジナルカセットテープ(男➡女)
・手編みのマフラー・セーター(女➡男)
・手作りマスコット(フェルト素材)(女➡男)
・手作りお菓子(クッキー・チョコ・ケーキ)(女➡男)
【付き合いかた】
・電話(黒電話なので長電話は家族に叱られる)
・一緒に帰る(連絡手段がないので遅くなると家に入れてもらえない)
・デート(映画、お互いの家)
そんな昭和の田舎のお話でした。
最近手編みのセーターやマフラーを身に着けているのはオシャレなワンちゃんたち。
手作りマフラーもらった男性方
オリジナルカセットテープもらった女性の皆様
もう捨てちゃいましたか?
それともそっとどこかにとってありますか?
本日はどうでもいい話だけど、無性に書きたくなり書いたnoteです。
最後までお付き合いいただいてありがとうございました。