たか

めんどくさがりですが、食べることになると多少の手間がかかってもできるようです。 幼い頃食べた昭和の味、母と一緒に作った平成の味を経て、新しい味、伝統の味に挑戦中です。

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めんどくさがりですが、食べることになると多少の手間がかかってもできるようです。 幼い頃食べた昭和の味、母と一緒に作った平成の味を経て、新しい味、伝統の味に挑戦中です。

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食の力〜祖父の入院〜

病院は闘病するところであって、療養するところではない。だから、寝具や食事について不平を言うことはよくない。ホテルでのんびり過ごしているのではないのだから。 しかし数十年前、祖父が事故に遭って入院したときの食事は、それにしても変だった。祖父は重傷で、頭蓋骨は割れ、肋骨は折れて肺にささり、足も折れていた。なのに、食事は「ラーメン」や「パン」だったのである。 「胃はなんともないから、ラーメンでいいでしょ、だって。食べれるわけがないよ」と祖母は怒った。不思議な祖父の病院食は祖母の

    • 聴いて楽しんだお話〜『いやいやえん』から『ガンダム』まで

      先日、『いやいやえん』の作者、中川李枝子さんが亡くなった。『ぐりとぐら』も大好きだったけれど、私の中で忘れられないのは『いやいやえん』だ。保育園で読んでもらったのが懐かしい。 聴いたからこそ強烈に記憶に残っている物語がある。今日はその話をしたい。 『いやいやえん』はそこの家のことでしょ?『いやいやえん』を読んでもらったのは年長の時だ。このお話は、ある保育園が舞台で主人公は園児のシゲルである。 先生はこれをお昼寝前に読んでくれた。 私たち園児はこれがとっても楽しみだった。

      • 忘れられない朝ドラの話

        未来のことを考える時に、いつも思い出す朝ドラの話を書きます。 覚えていますか? 『凛々と』『凛々と』という朝ドラをご存知だろうか。こんな感じの朝ドラである。 「テレビジョン」を開発した男性の話だ。富山の出身だった。 今は亡き(亡くなった時は本当に切なかった)田中実が主演。今は亡き松山英太郎が「鼠小僧次郎吉」ではなく渋い学者として登場していた。 もうあらすじも覚えていないが、1つだけよく覚えている場面がある。 田中実演じる主人公、畠山幸吉が「テレビジョン」を作りたいという

        • コングラボード、ありがとうございます

          嬉しいものですね😊  読んでくださった皆さま、ありがとうございました。

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        食の力〜祖父の入院〜

          10月が終わりました。なんと干し柿はカビが大量発生😭カビのないところだけ冷凍保存しました。今まで干し柿を作って、こんなにカビた年はありません。異常な暑さと雨のせいだと思います。 干し柿が残念だったかわりに渋柿だったはずの柿の木から甘柿がとれました! まあいいこともあったかな、と。

          10月が終わりました。なんと干し柿はカビが大量発生😭カビのないところだけ冷凍保存しました。今まで干し柿を作って、こんなにカビた年はありません。異常な暑さと雨のせいだと思います。 干し柿が残念だったかわりに渋柿だったはずの柿の木から甘柿がとれました! まあいいこともあったかな、と。

          ホーローがはがれても使うぞル・クルーゼ

          結婚祝いにもらったル・クルーゼの鍋がある。 「何か希望は?」と言われたから、ル・クルーゼの鍋がほしいと言って、色からサイズからみーーんな私好みにしてもらった。 買った頃は何でも作ったのに地元の商店でル・クルーゼ商品を扱っていた。レシピ本と一緒だった。 この店でどの鍋がいいか相談し、友人たちに買ってもらったときの嬉しさよ! わくわくしながら、このレシピ本に書いてある料理を試した。 すごく重いけれど、それがなんだっつうのよ。肉じゃが、カレー、ビーフシチュー、炊き込みご飯、いろ

          ホーローがはがれても使うぞル・クルーゼ

          生活を明るく照らすアクセサリー

          いきなり変な見出しから始まりますが、アクセサリーが好きという話です。 「自分が女だなあと思うのはどんな時ですか」という質問を、採用試験の面接で受けた。数十年前の話だ。 へ? 「女だなあ」? そんなこと思ったことあるかな? 何しろ緊張していた。何も思いつかず、困りきった私は、にこやかに(実は何を言えばいいのか分からないまま) 「そのようなご質問をいただいた時に、女だなあと思います」と答えた。アホである。ちょっとケンカ売ってる? 面接官がどんなリアクションをしたのか覚えて

          生活を明るく照らすアクセサリー

          無限に美味しいワケギ

          これね、お母さんの最後の晩餐にすると、母は言う。 ワケギを細かく切って出汁醤油をかけまわし、細ぎりにしたちくわ(か、桜えびか、しらすか、卵黄)を添えたもの。 秋の味覚であり、春先の味覚でもある。 「でも、こんな美味しくて精のつくものを食べたら、きっと元気になっちゃうと思うのよね」と母は笑う。そのくらい好きなんである。私も大好きだ。 今年の夏は暑かった! 父が植えた秋野菜にはどこからか虫がとっついて食べ散らかしてしまった。いつもの年ならば、春菊、ほうれん草、タアサイ、カブ、

          無限に美味しいワケギ

          干し柿は癒やしである

          結婚してから初めて本格的な?干し柿作りに挑戦した。 子どもたちにも手伝わせた。せっかくの休みなのに。 「干し柿作り体験がないなんて、将来悲しいよ」と言ったら 「自分で干し柿を作ろうなんて一生涯思わないよ」と返された。 いや、一度作り方を覚えると作りたくなるものだよ。 焼酎で渋抜きこどものころ、秋になると大量の渋柿が用意された。 自宅にはなかったから、どこでもらったのか、購入したのか。 けっこうな量である。 その中の一部は干し柿にせず、焼酎で渋を抜いた。 みかん箱に漬物用の

          干し柿は癒やしである

          人生はカレーである③

          「人生はカレーである」第三弾です。 今回は、外食編です。 お店の名前を出すか出すまいと迷いました。 有料で出そうかな、とも。 でも、妙に生々しくなってしまったのでやめときます。 小学生、カツカレーの味を知る子供の頃、めったに外食しなかった。 家族で行けるような店は少なかった。 その数少ない店の1つがカツの専門店だ。 トンカツ、とりカツ、エビフライ。どれも美味しい。 各テーブルに置かれている特製ソースも他では味わえない良いお味だ。 この店でカツカレーを食べた。すんばらしい。

          人生はカレーである③

          人生はカレーである②

          「人生はカレーである」第二弾です。 前回は家族とカレーの話でしたので、今回は私が作ったカレーの話をします。 飯盒炊さんのカレー始めて自分でカレーを作ったのは小学校の時だ。 調理実習ではない。担任の方針のもと、週末に飯盒炊さんをやっていた。 場所は校庭や公園、神社の隅。 許可をとっていたとは思えない。 適当に穴を掘って、そのへんの木を入れて火をつけて、 学校で準備してきた食材を飯盒に入れて調理していた。 むちゃくちゃである。 公共の場所で勝手に火をつかうのはどうかと思う。

          人生はカレーである②

          人生はカレーである①

          「人生ってかれいだと思わない?」 息子の言葉である。はて、かれいとは? 加齢? 華麗? 「違うよ。カレーライスだよ。カレーライスって、定義があるようでないでしょ。どんな形状でもどんな具でもカレーでしょ。人生もそうだなあって」 ほーーーー。哲学だねえ。 私も「人生はカレーである」と思う。でも、息子の言うような意味ではなく、単純に子どもの頃から今にいたるまで食べ続けていて、家庭料理であり、レストランで食べるものでもあり、忙しい時に食べるものであり、じっくり食べるものでもあり、

          人生はカレーである①

          泣き虫の乳幼児のための育児グッズ

          今回は、うちの子どもたちが小さかった頃に重宝したものを紹介します。 よく泣く子どもたちでした。それを助けてくれた便利グッズです。 あくまでうちの子どもたちの場合なので、他の方のお役に立つかどうかはわかりませんが、どなたかの手助けになれたら嬉しいです。読む方が限られると思いますので、有料記事にしてみます。ささやかなチャレンジです。 先に書いておきますと(ネタバレなのかしら。こういうことは書かない方がいいのかしら)、今回紹介する育児グッズは「おんぶリン」「ドライヤー」「ピノ」です

          ¥300

          泣き虫の乳幼児のための育児グッズ

          ¥300

          本屋の良さを実感した日

          注文した本を受け取りに本屋に行った。 昔は賑わっていたのに、静かな静かな本屋になっている。 私はどんな本屋のお世話になっていたかなあ…… 街中の本屋を踏破した話 この街には何軒の本屋があるのだろう。 そんなことを考えたのは高校生のときだった。 私は偶然手にした『銀河英雄伝説』を読み、「これは面白い! 全巻読みたい!」と鼻息をあらくした。私が買ったのは『銀河英雄伝説外伝第2巻』であり、これだけ読んでも分からないところだらけであった。 この世に『銀河英雄伝説』という小説があ

          本屋の良さを実感した日

          今読もう『ジャパネスク』『いっぱしの女』

          娘に読ませたい小説がある。『なんて素敵にジャパネスク』だ。私自身、中学時代に読み、夢中になった。 瑠璃姫は私たちだ 読んだきっかけは図書館前に貼ってあった大きなポスターだ。若々しい女性の大きなアップ写真がどーんとあった。氷室冴子である。「平安時代を舞台とした小説が大人気」「この小説を書くために、氷室さんは平安時代の女流日記を何冊も読んでイメージをふくらました」とあった。 それまで『竹取物語』(というか、『かぐや姫』ですね)と『落窪物語』しか平安時代の文学は読んだことがな

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          鶏むね肉のひき肉は必ず買います

          買い物に行く店はいくつかある。その店でなければ買えない商品があるから、1つに決めることはできない。 その中で鶏むね肉のひき肉を売っている店があり、この店に寄った時は必ず買うことにしている。他の店だと、鶏もも肉のひき肉(もしくはミックス)になってしまうからだ。しかもとってもお安い。 鶏むね肉のひき肉は脂が少なく、バサバサしてしまう。肉団子などにすると、ヘルシーな感じというか、ちょっと残念な感じだ。 しかし、脂が少ないことで生きる料理がある。だから買う。 大学の懐かし鶏そぼろ

          鶏むね肉のひき肉は必ず買います