アニメ映画の「鹿の王」を見た。 原作はずいぶん前に読んだので「ヴァン」が物語の中でどうなったのか思い出せなかった。 「神」ではなくて「王」なのよねと思った。狂犬病と天然痘が混ざったような不思議な病気。でもゾンビにしたりはしないのよね。 それが上橋菜穂子の世界だ。
読み終わるのがもったいないと思いつつ、結局読んでしまいました。大号泣の最終巻。ごうごう泣きすぎて目と頭が痛いです。やっとタイトルの意味がわかり、物語が閉じた先の世界にそわそわ。すべての人が望む世界はむずかしくとも、いま成すべき道を歩む。何度も読み返したいすばらしい物語です。
本を読みながら寝落ちするほど夢中でした。今を生きるわたしたちは、誰もがこの物語の登場人物になる。だからこそ、たくさんの人に本で欲しいと思う物語。外伝ではあるけれど、たしかに鹿の王の世界でした。わたしが今日も元気に生きているのは、ただの偶然に思えた。朝目覚め無事夜に眠る1日に感謝。
心地よい緩急に飲み込まれつつ、あっという間に3巻も終わり。次で終わりだなんて読みたいけれど読みたくない。終わってしまうのがもったいないので、しばし他の本を読もうと思います。誰もが自分と自分の仲間のしあわせを願っているのに、うまくいかずに拗れていく・・・。
物語の輪郭がくっきりし始めた2巻。なんていいところで終わるんだ!と胸を鷲掴みにされました。が、3巻も準備万端です。「病はあまりにも不安定な武器」。病だけじゃなく、武器も兵器も、安定したものなんてきっと存在しないんだろうな。物語がどこへ辿り着くのかとても気になります。
長く広く深く愛される物語は、予言書のようにいつかの時を描くからふしぎ。別世界の話なのに、鮮明に彼らの世界を感じる。そんなお話だから、いつも夢中で読んでしまうんだと痛感します。どうせ先が読みたくなるだろうと全巻買ってしまったのでほくほくしながら第二巻へ。
積読になってた上橋菜穂子さんの『鹿の王』1。急に引き込まれて、読了。1の途中で最後までネットで買い足し。おもしろー!!
外気温37℃。 暑さ慣れしていない北国の民はとろけそう。またもや朦朧として入った喫茶店で、コーヒーフロートとレモンケーキを。店内は涼しく、BGMはブラームスの交響曲第4番。森を連想させる大好きな曲。読んでいるのは、「鹿の王」。 外に出たくないなあ…! ここはまさに、天国…!
最近ずっと『鹿の王』読んでた。例の如くブックオフね。でも、さすがに100円では買えなかった。上橋さん、他の作品もそうだけど、設定がファンタジーなだけで全然リアルなのね。幻想的で、現実的。もう、すげぇとしか言えんよ。んで、影響受けて書いたのが「最高の人生の終わり方」です!嘘!(笑)