とらつぐみ

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映画感想 ノースマン

 略奪者の歴史と伝説。  クセモノ映画を撮り続けているロバート・エガース監督長編映画3作目。これまで低予算の個性的な映画を指向してきたロバート・エガース監督だが、本作『ノースマン』で初めて予算をかけた大規模映画に挑戦する。  劇場公開は2022年。制作費は7000~9000万ドル。しかし世界興行収入は6900万ドル。大赤字である。劇場公開時はいまいちパッとしない興行成績であっという間にランク外へと消えていった。ただし、その後の配信では非常に調子が良く、劇場公開時の赤字分をそ

    • 9月25日 老いにゃ勝てねぇ…ドラマ『FUBAR』で見たシュワルツェネッガーの老い

       Netflixオリジナルドラマ『FUBAR』やっと見ましたよ。  『FUBAR』はアーノルド・シュワルツェネッガーが初のドラマ主演。しかもエグゼクティブプロデューサーを兼任。「あの伝説のアクションスターがついにドラマシリーズ主演!」ということで大いに注目されていた作品。  2023年5月に公開されて、私もすぐにマイリストに放り込んでいたのだけど……なかなか視聴の機会が訪れず。1年遅れでやっと視聴。  作品の基本的な情報にも触れておきましょう。  タイトルになっている『FU

      • 9月9日 知的エリート階級って、なんであんなヘンテコな考え方をするんだろう? 思考フレームについて考えてみた。

         ネットでちょっとオモシロ話をひろったので、その話をしましょう。  NHKのとある番組で、アメリカ人研究者が『ストリートファイター』を取り上げていたのだが、その内容が問題だったらしい。『ストリートファイター』シリーズには、リュウとケンというライバル関係のキャラクターが登場するのだが、これには「当時の日米対立の構図があった」のだ……と語られていた。当時のプレイヤーは、このゲームをする時、背景に日米対立を意識しながらキャラクターを操っていたのだ……という。  ……お、おう。

        • 9月10日 ソニーが業界と共同でアニメ制作ツールを作るそうです。未来のアニメ表現に必要なものはなんだろうか?

           ソニーがアニメ会社と共同でアニメーション制作ソフト【AnimeCanvas】(アニメキャンバス)というものを作るそうです。  アニメーション制作ソフトはすでに存在していて、「CLIP STUDIO PAINT」でもアニメーションを作ることは可能だけど、あれはペイントソフトのオマケ的なやつで、アニメーション制作に特化したものではない。同じくセルシスが発表している「RETAS」というアニメーション制作ツールもあるのだけど、10年以上アップデートされていない。  今後のアニメーシ

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        • 9月25日 老いにゃ勝てねぇ…ドラマ『FUBAR』で見たシュワルツェネッガーの老い

        • 9月9日 知的エリート階級って、なんであんなヘンテコな考え方をするんだろう? 思考フレームについて考えてみた。

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          2024年夏アニメ感想 逃げ上手の若君

           変態だらけの室町活劇!  今期夏アニメ文句なしのベスト作品『逃げ上手の若君』。私はこの作品があまりにも好きになりすぎて、毎週の配信が楽しみで仕方なかった。 『逃げ上手の若君』の時代背景 しばらくアニメ本編の話しないので、飛ばしていいですよ。  まずは時代物なので、時代背景を見ていきましょう。  私のブログでは、これまでに歴史物アニメを取り上げてきたけれど、そこを手がかりに掘り下げていきましょう。  アニメで学ぶ日本の歴史・・・ですな。  まずは山田尚子監督『平家物語

          2024年夏アニメ感想 逃げ上手の若君

          映画感想 屋根裏のラジャー

           イマジナリーフレンドは、どこかに実在するかも知れない……。  スタジオジブリ解散後、残されたスタッフたちで立ち上げたアニメーション制作会社スタジオポノック。その現時点での最新作が本作。2023年12月公開の映画『屋根裏のラジャー』。  原作はイギリスの作家A・F・ハロルドによる児童文学『僕が消えないうちに』。イギリス文学協会賞を受賞。ケイト・グリーナウェイ賞、カーネギー賞などにノミネート。世界的に大ヒットした児童文学だ。  監督を務めるのはスタジオジブリでアニメーターとし

          映画感想 屋根裏のラジャー

          クラウドファンディング告知画像

           先月からクラウドファンディングをやっていたのですが、残念ながら目標達成ならず……でした。この期間中に描いていた画像を掲載します。  ここから先は「有料」とします。  なぜならクラウドファンディングの宣伝でお金を使ったので、今すぐにでも回収しなくちゃいけない……という状態になったからです。作品の制作費を作るどころか、生活を立て直さなくちゃいけない……そういう事情なので、有料にすることはご容赦ください。  先に書いておきますけど、いい絵はありませんよ。絵の素人が頑張って描いた

          クラウドファンディング告知画像

          2024年春アニメ 響け!ユーフォニアム3

           アニメ放送開始から実に9年……いよいよシリーズ完結。第3期では黄前久美子3年生進学から卒業までが描かれた。その最後の1年間がどんなものだったのか――その内容を深掘りしていこう。  3年生編を見る前に、2年生編の後半『アンサンブルコンテスト』編を見ていきましょう。黄前久美子部長就任。副部長に塚本秀一、ドラムメジャーに高坂麗奈が就任。  ご存じだとは思うが、2023年8月に劇場公開されたアンサンブルコンテスト編からメインスタッフは大幅に入れ替えになっている。経緯はあえて省く

          2024年春アニメ 響け!ユーフォニアム3

          ゲーム感想 ゼルダの伝説 スカイウォードソード

           伝説はすでに始まっていた。  Wii時代にとうとう触れずに過ぎてしまったあのゲームをプレイしましたよ。『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』NintendoSwitch版。もともとはWii対応ソフトとして制作され、発売されたのが2011年11月。Wiiリモコンを剣に見立てて操作する……というコンセプトのゲームだった。当時の売上本数は日本で36万本、世界で367万本。  評価は圧倒的に高く、ファミ通クロスレビューで満点40点。IGNでも満点獲得。ユーロゲーマー、ゲーマーイン

          ゲーム感想 ゼルダの伝説 スカイウォードソード

          2024年7月 コスプレネタ写真・5 【私服】

           はい、今回のコスプレ写真は『私服』です。  ……あー、ちょっと待って。殴らないで。殴る前に話を聞いておくれ。  いや、あのね、Amazonですっっっげぇ可愛い服見つけたのさ。あんまりに可愛いので、つい買っちまったのさ。  でも、こんな可愛い服、着て外に出るなんてできないじゃない。掲載している写真は加工がゴリゴリラ入ってるけど、現実の私、モンスターだよ。クリーチャーだよ。  こんな服着て外出たら、3秒後に通報されるわ! 「変質者だわ!」ってi言われるわ! そうでなければ「

          2024年7月 コスプレネタ写真・5 【私服】

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          9月10日 キノコの菌糸とロボットを合体させたら? 発想を飛躍させて、もしも菌糸をベースにしたニューロチップなるものがあったら?

           おもしろテクノロジーの紹介。  キノコの真菌を使って、ロボットを動かそう……という試みだ。  これはロボットとなにかしらの有機物を合体させる「バイオハイブリッドロボティクス」と呼ばれるものだ。過去にクラゲやラットの細胞を合体させた試みはあったそうだが、今回はキノコ。  キノコを用いた理由は、培養が容易で、仕組みも簡単だから。3Dプリンターで作った通路の中に菌糸を誘導させ、電極と合体させればそれで完成する。菌糸体は菌糸の中で電気のやりとりができるので、動画のように光を当て

          9月10日 キノコの菌糸とロボットを合体させたら? 発想を飛躍させて、もしも菌糸をベースにしたニューロチップなるものがあったら?

          9月9日 変わったキーボード【Forge Keyboard】の画像を見て思ったこと

           変わった形のキーボードを見つけたので、共有しましょう。  Forge Keyboardを取り扱っているサイトはこちら↓  Forge Keyboardのクラウドファンディングサイトはこちら。細かい商品説明はこちらにあります↓ https://www.kickstarter.com/projects/charachorder/the-master-forge-a-keyboard-built-for-you?ref=8z18x5  余談だが、このサイトを見つけるのは大

          9月9日 変わったキーボード【Forge Keyboard】の画像を見て思ったこと

          2024年夏アニメ感想 逃げ上手の若君

           変態だらけの室町活劇!  今期夏アニメ文句なしのベスト作品『逃げ上手の若君』。私はこの作品があまりにも好きになりすぎて、毎週の配信が楽しみで仕方なかった。 『逃げ上手の若君』の時代背景 しばらくアニメ本編の話しないので、飛ばしていいですよ。  まずは時代物なので、時代背景を見ていきましょう。  私のブログでは、これまでに歴史物アニメを取り上げてきたけれど、そこを手がかりに掘り下げていきましょう。  アニメで学ぶ日本の歴史・・・ですな。  まずは山田尚子監督『平家物語

          2024年夏アニメ感想 逃げ上手の若君

          2024年夏アニメ感想 ターミネーター0

           あの大ヒットシリーズ『ターミネーター』がアニメ化する! しかもProductionIGが制作!  おお、それは面白そう。ぜひ見たい!  と期待して、配信されてすぐに視聴を始めたのだけど……。  明らかに出来の悪い作品への対処は、「取り上げない」と決めている。なぜなら批評として取り上げる段階まで来ていないから。それに、あえて取り上げないことも、作り手への仁義だと考えている。  アニメ版『ターミネーター0』も、作品のクオリティが批評できるレベルに達していない。出来が悪いという

          2024年夏アニメ感想 ターミネーター0

          2024年夏アニメ感想 小市民

           真実は甘いものとは限らない。  『小市民』シリーズの原作は2004年12月に発表された。時期的には原作・米澤穂信の代表作『氷菓 愚者のエンドロール』『クドリャフカの順番』の間に入ってくる。もともとは『春季限定いちごタルト事件』単発を予定していたが、「春」のみで終わるのは収まりが悪い……と夏・秋・冬の物語を展開することとなった。  私は米澤穂信作品の『氷菓』が好きで、原作小説もほぼ全部購入したほど(もちろんアニメ表紙版で)。その米澤作品で「日常の謎」を題材にしたもう一つの作

          2024年夏アニメ感想 小市民

          2024年夏アニメ感想 天穂のサクナヒメ

           夏が舞台というわけじゃないけど、夏に見たい作品『天穂のサクナヒメ』。  『天穂のサクナヒメ』の原作は2020年発売のインディーズゲーム。えーでるわいす制作の本作は発売2週目でパッケージ版売り上げが50万本達成。日本国内だけで60万本、世界累計で150万本を売り上げた。発売直後はTwitter上で「令和の米騒動」が連日トレンドワードに入るほどになり、異様なほどに作り込まれた稲作にまり込む人を多数生み出した。実際にこのゲームの稲作はよくできていて、小難しい農書を読むくらいなら、

          2024年夏アニメ感想 天穂のサクナヒメ

          8月26日 米国ベーシックインカム実験の結果を見ながら一言。

           米国でのベーシックインカム実験の報告です。実施したのはOpenAIのCEOサム・アルトマン。米国でランダムに選出した1000人に、2020年11月から2023年10月までの期間、毎月1000ドルを支払うと、生活や考え方はどう変わるのか……という実験だ。  その報告がこちら(英語)↓ それを取り上げた記事がこちら(英語)↓  英文記事を翻訳して読めるので、いい時代になったもんです。  ベーシックインカムの受け取り条件は、21歳から40歳まで、世帯収入が連邦貧困ラインの

          8月26日 米国ベーシックインカム実験の結果を見ながら一言。

          月24日 NTTの新しい裸眼立体映像! 複数人が同時に立体映像を見られるようになったぞ!

           今月の「気になるテクノロジー」は、NTT発の新しい仕組みの立体映像ディスプレイ。従来の立体映像ディスプレイは、真正面に立った1人しか立体映像を見ることができなかったが、NTTが開発した立体映像は複数人が同時に立体映像を見ることができる。  ディスプレイの中に、立体に画像が表示されたイメージ。鑑賞者の手を検知できるので、手の動きに合わせて映像中のイメージが追尾してくれている。  立体映像が鑑賞者の手を検知する説明イメージ。  こちらが原理。なにかものすごいテクノロジー…

          月24日 NTTの新しい裸眼立体映像! 複数人が同時に立体映像を見られるようになったぞ!

          8月23日 子供に財産を残すべきか?

           これはまた……すごいタイトルだな……。  えー、子供に財産を残す気のない富豪たちというのは……。 ナイジェラ・ローソン イギリスのシェフ 資産? ゴードン・ライゼイ イギリスでレストラン経営 資産7000万ドル アシュトン・カッチャー ハリウッド俳優 資産? スティング 音楽家 資産2億1000万ドル エルトン・ジョン 音楽家 資産? アンドリュー・ロイド・ウェバー 作曲家 資産10億7000万ドル ジョージ・ルーカス 映画監督 資産53億ドル ローレン・パウエル・ジョブ

          8月23日 子供に財産を残すべきか?

          Splatoon3 グランドフェス 画像資料

           2024年9月、『Splatoon』最大規模フェス「グランドフェスティバル」が世界同時開催されていた。  シリーズ史上最大規模……という看板に偽りはなく、内容は本当に豪華。グランドフェスだけの特設ステージが作られたのだけど、その中身というのが広い上に緻密。よく作り込んだな……とひたすらに感心。それだけに、『Splatoon3』は市場的に大成功を収めて、余裕のある環境だった……ということでしょう。  今回はグランドフェスの内容はさておきとして、画像を一杯キャプションしたので

          Splatoon3 グランドフェス 画像資料

          映画感想 好きでも嫌いなあまのじゃく

           孤独を乗り越えるための戦い。  今月はアニメ月間だ……と、決めたものの最後の1本なんにしようか。そこにちょうどよくNetflixオリジナルアニメがあったので、こちらをネタに。『好きでも嫌いなあまのじゃく』2024年5月よりNetflixにて独占配信。劇場公開は、作品が山形県米山市からの制作依頼があって作られた作品なので、山形県内映画館などで上映されたらしい。それ以外の上映情報については、調べた範囲では記述がない。  監督は柴山智隆。Wikipediaすら作られていない、ま

          映画感想 好きでも嫌いなあまのじゃく

          映画感想 鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎

           鬼太郎誕生物語はこれで良かったのだろうか……?  2023年11月に公開された映画鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』は、妖怪作家で知られる水木しげるの生誕100周年を記念して制作された作品である。鬼太郎誕生物語については、その原点である『墓場鬼太郎』でも描かれたが、それよりもさらに以前、鬼太郎の両親がどうしていたか……を掘り下げた作品だ。  監督の古賀豪は東映アニメーション所属で、2018年に『ゲゲゲの鬼太郎』第6シーズンを演出、2008年には『劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!』

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