ボケなのかマジなのか。のっけからヘン。マグロと恋愛した夢をみた..とはじまるのだから。電話でそそのかされ「うーみーしーばーうらっ」まで電車で出かけていく私。ブレードランナー×沖縄が三重県のコンビナートにつながる不思議。最後までキレよく痛快だった 第111回 芥川賞 39/113
笙野頼子氏は生きておられるのだろうか。昨年5月に「発禁小説集」を出されてから新しい本は出ていない。雑誌の執筆はわからないが検索では出てこないな。作家が年1冊で食えるとは思えない。そうでなくても金になるものは売りながら暮らしていると作品にも書いていた。