善と悪は、どちらが先行して生じているのか、ぼんやりと考えていた。おそらく善でも悪でもない状態が最初にあり、それから悪が生まれ、その悪の中から善が生まれたのではないか。そんなふうに思った。まず地上の国が先行し、そこから神の国が生まれる、そういう連想から、そんなことを考えていた。
神様を敬う心の大切さ、神と人が共にお互いに高めあうこと。鎌倉時代に、武家政権のために「御成敗式目」という法令が制定された。第一条「神様を敬う人々の純粋な心によって、神様の御威光は輝きを増し、神様の御神徳のおかげで人は運を開き導かれていく」とあります。神の国日本の美しい神社より