林英臣(綜観)

昭和32年浜松市生まれ。8歳で世界平和の祈りをはじめ、17歳で東洋探究に目覚める。以後…

林英臣(綜観)

昭和32年浜松市生まれ。8歳で世界平和の祈りをはじめ、17歳で東洋探究に目覚める。以後中国医学を修め、日本思想・東洋思想・仏教思想などを研究。村山節氏から文明800年周期論を、松下幸之助氏から人間学に基づく経営思想を学ぶ。https://hayashi-hideomi.com

マガジン

  • 🔥勝つための思考と行動~東洋の英知「孫子の兵法」

    東西文明が交代期にある今、国際政治も会社経営の現場も、鎬(しのぎ)を削る戦いの場となっています。食うか食われるかの陣取り合戦が起こっているのが、世界の現実です。 必要なことは、その厳しい現実から逃げることなく、巻き込まれて翻弄されることもなく、戦いの現場から如何にして進化と成長のエネルギーを吸収するかです。そのための考え方と行い方を、きちんと示している兵法書が『孫子』です。 孫子は、人生の指標となる哲学書でもあります。人生も、天分や天性を生かして、勝利し、成功しなければ何の意味もありません。ご一緒に、激動の時代を生き抜くための「東洋の智恵」を体得していきましょう!

  • 『大國民讀本』を読む

    〜『大國民讀本』を読む〜は、昭和2年(1927年)1月25日に出版された、文部省認定・林平馬著『大國民讀本』の内容を、林英臣が、こども向けに“翻訳”したものです。 戦前の日本の実態をよく知り、これから祖国再生を進める上で、心得とすべきことが沢山出てまいります。 昭和に入ってから出版された本ですが、90年以上前の内容ですから古典の意訳に近い作業が必要でした。そこで、子供から大人まで世代を超えて読んでいただけるよう、できる限り分かりやすく書きました。 親子一緒に学んでいただいてお、楽しい本になったと自負しています。また、明治以降の日本史を正しく学べる本として、読者のご研究の参考になれば幸いです。

  • ”ヒデぢい”の綜医學講座

    私は、東洋医学(ハリや灸など)の勉強をし、武道(合氣道や空手道など)を修行し、大和言葉による「国学の世界観」を修め、空海の教え(真言密教)を研究してきました。それらによって、日本には日本の医学があるということを知ったのです。 日本が混迷を深め、世界が危機に陥ってきた今こそ、それを公開すべきと考え、当チャンネルをはじめました。日本医学のことを、私は綜医學(そういがく)と呼んでおります。これから、その要点と分かり易い活用法を公開してまいります。医療関係者はもとより、日本の本質を掴みたい方、今までの仕事のあり方に疑問を感じたり、これから進むべき道に悩んでいたりする方々にも是非ともご覧いただきたいと思います。また、私が学んできた日本医学(綜医學)以外の内容も、おいおい配信しますのでご期待くださいませ。 YouTube”ヒデぢいchannel綜医學活用法”のチャンネル登録よろしくお願いいたします。

  • 林英臣の元氣通信

    平成の吉田松陰と呼ばれる松下政経塾1期生。文明800年論による未来予測と、大和言葉に基づく日本思想の第一人者。世界はどう動くのか、どうしたら日本は甦るのか、そして自分の役割とは何か。多数の志士政治家を育成し、全国の若手経営者を勇気づけているコトダマを発します。 このマガジンは、主に毎週発行しているメールマガジン『林英臣の元氣メール』の内容を再編集し掲載しています。 https://www.mag2.com/m/0000149323 メールマガジンと合わせて、当noteをご家族・ご友人にお知らせいただけると幸いです。よろしくお願い申し上げます。

  • 【綜學(綜合學問)】を世に。

    綜學とは、混迷する日本を変え、行き詰った世界を救うための綜合學問で、日本の原点と文明の大局を知り、本気の立志で徹底して生きる現代英傑の学、人類進化の帝王学です。 今、世界は時代の激動期に突入しています。これから世界と日本はどうなるのか。日本と日本人に役割はあるのか、あるなら何なのか。そして自分は何をしたらいいのか。 それらを指し示してくれる先覚者が、いま本当に必要とされています。変化の激しい時代を生き抜くには、原点を掴み、大局を捉え、本氣の志を立て、徹底して知恵を巡らせねばなりません。 我々の祖国である日本を建て直し、世界を救うために、共に学び、共に立ち上がりましょう。 https://hayashi-hideomi.com/sougaku

ウィジェット

  • 日本医学の合言葉は「手当て・言の葉・長息・長生き…
  • 「ありがとお~」は、最も波動の高いコトダマ!
  • 子どもの頃の《原点》がその後の人生を決める!
  • 治療することを、大和言葉で「手当て」と言う
  • 「やまとことば姓名師」 姓名の音義を読み解けば、…

最近の記事

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最高のインテリジェンス「孫子」・その1

食うか食われるか?の陣取り合戦に、我々は絶対に負けてはならない戦前から続いていた浜松の老舗百貨店が、平成13年(西暦2001年)多額の負債を抱えて経営破綻。全従業員が解雇され、百貨店発行の商品券は紙屑と化しました。地権者が入り組んでいる跡地は未だに更地状態で、浜松の中心市街地衰退の象徴となっています。 原因は、無理な増床による固定費増大にありました。浜松駅前に大型百貨店が進出してくるというので、規模で負けないための拡大策を採ってしまったのです。 増床して「新館」を開店し

    • 【孫子の兵法・その29 指導者と国民が同じ目標を持っていれば勝つ

      彼を知り己を知れば、百戦して殆(あやう)からず。これは『孫子』の中で、最も知られた言葉の一つです。敵を知り味方を知れば決して負けないというこの教えを、政治や経営の心得としている人は現代にも沢山います。 でも、この言葉には前段があります。

      • 【孫子の兵法・その28】 トップと補佐役の間の、報告・連絡・相談を密にしよう!

        わけも分からないまま、しゃしゃり出るようなトップになってはいけないこの戒めは、立場の上がる壮年以降の者たちへの注意事項です。 これから成長しようとする部下や後輩たちがいるのに、上役や先輩があれこれ言い過ぎていたら、若者たちは伸び悩んでしまいます。後進に実際の行動を任せた以上、言行が基本となる理念に外れない限り、後は信じて見守らねばなりません。 そのことを孔子は「六十にして耳順(したが)う」(『論語』為政第二)と言いました。60歳くらいになったら、年下の者たちの言うことに

        • 第4章 太陽主義(太陽のように生きよう)〜『大國民讀本』を読む〜(18)

          大日本主義は太陽主義である続いて、大日本主義は太陽主義であるということについてお話しします。 太陽が照り輝いているのは、激しく燃えているからです。その仕組みは、科学の発達によってだんだん解明(かいめい)されてきました。その結果、太陽は単なる物質現象だとする考え方が起こったのです。 冷静な、もっと言えば冷たい見方をする科学を、唯物(ゆいぶつ)科学といいます。唯物科学では、すべての根元は物であるとしておりますから、太陽だからといって特別な価値を認めたりしません。 では、太

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        • 『大國民讀本』を読む
          17本
        • ”ヒデぢい”の綜医學講座
          10本
        • 林英臣の元氣通信
          16本
        • 【綜學(綜合學問)】を世に。
          12本

        記事

          【孫子の兵法・その27】 わけも分からないまま、しゃしゃり出るようなトップになってはいけない

          判断に遅れを取ることは許されない。現場は常に変化しており、それへの対応が現地にいる将軍の役割となります。攻撃と防御が繰り返される戦闘において、進むべきか退くべきかという判断に後れを取ることは許されません。 非常に熱い物に触れたとき、私たちは反射的にサッと手を離します。 それは、脊髄で作用する反射神経(反射中枢)の働きです。脳神経(大脳皮質)の判断を仰いでいたら火傷してしまうようなとき、生命体は脊髄反射で対応することで身を守っているのです。

          【孫子の兵法・その27】 わけも分からないまま、しゃしゃり出るようなトップになってはいけない

          【孫子の兵法・その26】 指示命令が二つの系統から出されると、現場は混乱状態に陥る

          指示命令が二つの系統から出される。そのため現場は、どちらの指揮を受け入れたらいいか分からず混乱状態。そうなる原因として、状況をよく知らない君主による将軍への介入があります。 国家を統治するのが君主、戦争を指揮するのが将軍です。この両者の関係が緊密で、互いに疑い合うようなことが無ければ正常と言えます。 君主は将軍を信頼し、現場の指揮を全面的に任せ、将軍は君主を忠実に補佐し、託された責務をしっかり果たすという状態です。

          【孫子の兵法・その26】 指示命令が二つの系統から出されると、現場は混乱状態に陥る

          私たち日本人は、決して闘争思想に誘惑されてはならない〜『大國民讀本』を読む〜(17)

          勝っても負けても、待ち受けているのは不幸。闘争には必ず勝敗があり、長い目で見ると勝っても負けても不幸になります。親子が相争わねば幸福を得られず、夫婦が率先(そっせん)して仲違(なかたが)いしないと平和にならず、友人とケンカしないと仲良くできないというわけがありません。 争いは「道」を破壊する。 親子が相争えば親子道(親子のあるべき道理)が、夫婦が相争えば夫婦道(夫婦のあるべき道理)が、友人が相争えば友人道(友人同士のあるべき道理)が、人と人が相争えば人道(人としてのある

          私たち日本人は、決して闘争思想に誘惑されてはならない〜『大國民讀本』を読む〜(17)

          「綜医學講座」はじめます!

          予告しておりました「綜医學講座」をはじめます!令和7年4月から、林英臣の東洋日本学研究を集大成した「綜医學講座」を開講します。空海の思想も話します。内容と日程は下記をクリックしていただけると専用ページに飛びますのでご確認ください。 「綜医學」講座では、綜學創始者の林英臣による集大成としての講義と指導を行います。 綜医學講座の目的本講座では、現代医療の発展に必要な哲理(哲学・思想・理念)を東洋日本医学や、大和言葉の日本思想、真言密教を説いた空海の思想などから学びます。我が国

          「綜医學講座」はじめます!

          【孫子の兵法・その25】 真面目な人ほど、撤退のタイミングを失って大敗する…

          戦上手と戦下手戦いの上手な人というのは、無駄な戦いを上手に避けられる人のことを言います。そういう人は、自分(自軍)の実力を正しく知っていて、常に冷静さを保ち、無益な戦いをしません。 反対に、成果を焦り、面子(めんつ)に拘(こだわ)り、敵に煽(あお)られると忽(たちま)ち頭に来て冷静さを失うような人は、どれほど強力であっても、まんまと敵の策略に填(はま)ってあっけなく負けてしまいます。

          【孫子の兵法・その25】 真面目な人ほど、撤退のタイミングを失って大敗する…

          国民と平和主義(国民ひとりひとりが平和の建設者となろう!)〜『大國民讀本』を読む〜(16)

          大日本主義が平和主義であることは、ここまでの説明で明らかになったと思います。そうであれば、すべての日本人が平和主義に立たねばなりません。 神様のお言葉であるご神勅や、三種の神器に込められた誠・慈愛・正義の精神を大切にすることは、天皇陛下お一人の責務(責任のある任務)ではありません。私たち国民すべてが、それぞれ与えられた役割によって、その実行者、平和の建設者とならねばならないのです。 とても多い神々のことを、八百万(やおよろず)の神々といいます。 八百万の神々は、神代の昔

          国民と平和主義(国民ひとりひとりが平和の建設者となろう!)〜『大國民讀本』を読む〜(16)

          【孫子の兵法・その24 国家が持つ膨張侵略性を、どう抑え、適度にコントロールするか

          「兵力を損なうことなく」相手を制圧するのが「完全な勝利」であり、それが「知謀による」真に有益な攻め方である。以上のことをまとめて、孫子は次のように述べました。

          【孫子の兵法・その24 国家が持つ膨張侵略性を、どう抑え、適度にコントロールするか

          【孫子の兵法・その23】 孫子の兵法と城攻め~リスクを具体的に考えよ!

          戦わずして勝つことこそ、最上なり(再掲)最上の戦争は敵の策謀を破ることである(再掲)

          【孫子の兵法・その23】 孫子の兵法と城攻め~リスクを具体的に考えよ!

          【孫子の兵法・その22】 同盟国を遠くに見付けるとき。近くの国同士で同盟するとき<試読版>

          戦闘しないで敵を屈服させるための方策。その第一が、敵の謀略を早期に見抜き、策謀が浸透する前に破っておくということでした。 敵側の同盟関係を分断せよ!戦闘しないで敵を屈服させるための方策。 その次は、「敵側の同盟関係を分断すること」です。 同盟国が必要な理由とは? 食うか食われるかという厳しい世界の中で、国家は鎬(しのぎ)を削って陣取り合戦に励んでいます。どの国も存亡を懸けて戦い、国益を守るのに必死です。そこで、敵国に対抗するため、利を同じくする同盟国を求めることになりま

          【孫子の兵法・その22】 同盟国を遠くに見付けるとき。近くの国同士で同盟するとき<試読版>

          【徳の政治(徳治)】を求めた天照大御神〜仲間同士で争い合っていてはいけない〜『大國民讀本』を読む〜(15)

          つまり、天照大御神は、子孫として続く代々の天皇に対して、【徳の政治】を行うよう求めたのです。徳の政治とは、人間性の高さで世の中をまとめる政治のことです。 徳の政治を行うには、嘘偽りの無い誠と曇りなき明智、愛情、真心、正義と勇気による大徳が必要それには、うそ偽りのない誠とくもりのない明智(めいち)、愛情と真心、正義と勇気による大徳(だいとく)が必要です。 大徳をもって、永久に続く平和の国を建設して統治するよう、高い使命に奉仕(ほうし)しなければなりません。 その精神を、大

          【徳の政治(徳治)】を求めた天照大御神〜仲間同士で争い合っていてはいけない〜『大國民讀本』を読む〜(15)

          【孫子の兵法・その21】 戦闘しないで勝ちたければ、まず敵の謀略を見抜け!

          孫子は「百戦百勝は最善ではなく、戦闘しないで敵兵を屈服させるのが最善である」と唱えました。そのためには、優れた知謀が必要となります。 最上の戦争は敵の策謀を破ることである

          【孫子の兵法・その21】 戦闘しないで勝ちたければ、まず敵の謀略を見抜け!

          【孫子の兵法・その20】 百戦百勝は最善ではない

          次は『孫子』第三篇の「謀攻篇」です。 戦わずして勝つことこそ、最上なり「謀攻」とは知謀を駆使して攻めることであり、戦闘しないで勝つことを最上とします。

          【孫子の兵法・その20】 百戦百勝は最善ではない