「天からの梯子」hiyo

北海道にある北見神愛キリスト教会と紋別神召キリスト教会の牧師です。牧師として思ったり感じたりしたことなどをエッセイとして、読んでくださる方々のお一人が、少しでも天を仰ぐもの、神の恵みといつくしみを覚えるものになればと祈りつつ綴ります。火、木、土の週3回、UPする予定です。

「天からの梯子」hiyo

北海道にある北見神愛キリスト教会と紋別神召キリスト教会の牧師です。牧師として思ったり感じたりしたことなどをエッセイとして、読んでくださる方々のお一人が、少しでも天を仰ぐもの、神の恵みといつくしみを覚えるものになればと祈りつつ綴ります。火、木、土の週3回、UPする予定です。

マガジン

  • バイブル・メッセージの断片集

    毎週火曜日に、2日前の日曜日の様子に触れつつ、礼拝でのバイブル・メッセージの断片集をお届けします。説教全体を要約したものではなく、つまみ食いのような形での紹介なので、断片集ということですね。全編を味わいたい方は、ぜひ礼拝へご出席ください!

  • 函館から北見へ(義母との同居)

    2021年11月に函館から北見へお迎えした妻の母(義母)との同居生活で、思ったり感じたりしたことを綴ります。

  • 読んできた本のこと

    読んできた本の感想などです。

最近の記事

【#306】優しくて、大きくて(メッセージの断片集100)

10月27日(日)の様子  9月末から、ちょっと慌ただしい日々を送っています。気忙(ぜわ)しいとも言えるでしょうか。このnoteの投稿仕様も少し変わっていたこともあって(見出し画像)、後回しになっています。  そんな10月27日の礼拝で、大切なことを皆さんにお話しをしました。お伝えするにあたっていろんな心配をしていましたが、北見と紋別の皆さんは私たちの思いを大きな心で受けとめてくださり、心を込めて祈ってくださいました。  礼拝後、男性の皆さんが私のところにやって来て、「

    • 【#305】うるわしき朝も

       朝早くに目が覚め、聖書を読む中でふとカーテンを開けてみると、雪化粧をしている町並みに驚きました(TOP画像、2024年11月8日6時頃)。いよいよ平地でも雪の季節が始まります。  茶色いはずの地面が白いもので覆われている様子が、聖なるもの、美しいもの、静けきものに覆われているように思えました。冷たいはずなのに何か温かいものを感じずにはおれませんでした。  刻一刻と空の色が変わるにつれて、葉を落としたはずの公園の木が朝陽に照らされて桜のように見えました。枯れ木にも花は咲く

      • 【#304】悲しみの中でも(メッセージの断片集99)

        10月20日(日)の様子  お待たせしています。(最近、blogがupできないでいるので、言い訳から入る内容が多いですね💦)書こうと思っていることは幾つもあるのですが、なんだかかんだかとあって、なかなかupに至っていません。それでも楽しみにしてくださっていると告げてくれている方々のために、また私の知らないところで天を仰ぐきっかけとなる一人のために、できるだけ綴っていければと願っています。  最低気温がマイナスだったこの日、「いい天気ですねー」と挨拶を交わしたら、「あられが

        • 【#303】キリストの心を持つ(メッセージの断片集98)

          10月6日(日)の様子  清々しい朝でした。この日はC君の洗礼式。嬉しいですね。言葉になりません。前の週に面談をし、証しを確認し、心構えをお伝えし、共に祈りました。「どんなことを言われるかとドキドキしていました」と緊張していたようです。私は緊張というよりも、厳粛な事実に背筋が伸びました。C君が洗礼を受けるというよりも、神がC君に洗礼を授けてくださるという、神の業だからです。  礼拝後はお祝い会の時を持ちました。私が前の晩に作ったC君の小さい時からのスライドを皆さんで見なが

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        • バイブル・メッセージの断片集
          100本
        • 函館から北見へ(義母との同居)
          7本
        • 読んできた本のこと
          2本

        記事

          【#302】車窓を楽しむように

          かぶりつきで  もう随分前のことにようにも思いますが、9/9-12まで関西出張でした。会議当日は昼食始まりなのですが、北の果てからで飛行機を乗り継いで向かうので間に合いません。実家で前泊をすることも考えましたが、前日の日曜日の教会のスケジュールや飛行機代が高かったこともあり、当日は遅れての参加となりました。  伊丹空港から会場となる教会に向かうにあたり、初めて大阪モノレールに乗りました。私は鉄ちゃんでも何でもないのですが、なんだかちょっと嬉しかったのも事実です。車両の一番

          【#302】車窓を楽しむように

          【#301】澄んでいました(メッセージの断片集97)

          9月29日(日)の様子  またまたblogの更新が滞ってしまい、何度も訪れてくださった皆さま、大変申し訳ありませんでした。最近はいろんなことを謝っています。関わっていることが多いので、ミスをしてしまう確率も上がるのでしょうが、様々な要因が重なっているようです。頭を下げる度に謙遜にされていくと良いのですが、そうとはならないのが困ったことなのです。  9月最後の日曜日、アメリカに行かれていた親娘も無事に戻られ、いつものメンバーがいつものようにいることのありがたさを味わいました

          【#301】澄んでいました(メッセージの断片集97)

          【#300】人間関係の交通事故

          備え日に  土曜日のことを牧師の間では「備え日」と呼んでいます。メールを出すときにも、電話をかけるときにも、相手が牧師だと「備え日に失礼します」という一言が入ります。翌日(日曜日)の礼拝準備を大切なものとしているので、そのような呼び方、挨拶となるのでしょう。  そんな備え日である9月7日(土)の午後6時前、大きな破壊音、衝突音、機械音と鈍い音が混じり合った音が、教会の建物の中にも響き渡ってきました。「近くの交差点だ」と思い、妻と一緒に小走りで向かいました。「主よ、大きな音

          【#300】人間関係の交通事故

          【#299】終わりではなく(メッセージの断片集96)

          9月15日(日)の様子  月曜から木曜まで「殺人的な暑さ」を感じていた大阪に出かけていて、冷房をつけっぱなしで寝るという慣れない3泊4日を過ごしていました。そして北見に帰ってきたら羽毛布団をかけて休んでいるという不思議。日曜日の朝は二桁の気温だったので、暖かさを感じながら紋別に向けて車を走らせました。  紋別の教会までの約100km、1時間45分の道のり。一人で紋別へ行くときの休憩は、教会近くの道の駅でとります。ここでトイレ休憩、ネクタイを締めるというルーティンです。道の

          【#299】終わりではなく(メッセージの断片集96)

          【#298】風の中で

          風を切って  今月初め、深川へ出かけました。8月に教区のサマーキャンプで使った同じ施設で、教区会に出席するためです。妻はお義母さんと一緒に留守番ということで、片道約200km、車で3時間を一人でドライブしました。  我が北見市は日本の1718自治体の中で4番目に広い面積で(人口密度は1141位!)、東の石北峠から西のオホーツク海まで110kmの距離があります。110kmというのは、東京駅から箱根までの距離に相当するそうです。  あまりにも天気が良かったので、北見市の一番

          【#297】思いを超えたことが

          やましさはありませんが  4月のはじめにM校長から電話がありました。「入学式に来られていませんでしたね?」「聖別会にもお顔が見えませんでした」と言われるのです。入学式は通信科の主任に行けない旨を伝えていましたし、聖別会は第1金曜日なので三浦綾子読書会がありました。特にやましいことはないはずなのですが、M校長の問いかけに何だか協力できていないことに、申し訳なさを感じました。  続いてM校長は「8月のCBCキャンプに講師として奉仕をお願いします」と言われたのです。「えぇ・・・

          【#297】思いを超えたことが

          【#296】栄養取ってる?(メッセージの断片集95)

          9月8日(日)の様子  大学生2人が帰省している日曜日。「栄養取ってる?」とLINEを打つと、体重の増えないY君は「はい〜心と体のどちらも栄養取れてます👍」とのこと。岡山に帰省しているH君は「昨日はシチューを食べました」とメニューまで教えてくれました。親元を離れてから自炊を頑張っていたはずのH君でしたが、大学の講義や試験が終わると気持ちが緩んだのか、「ご飯に麺つゆをかけて食べています」と言うので、「えー!!」とちょっと心配していました。大学生という多感な時を北見で過ごすこと

          【#296】栄養取ってる?(メッセージの断片集95)

          【#295】雨降って地固まる

          懐かしいもの  昨晩はオリーブ会(三浦綾子読書会)があり、『塩狩峠』の「しぐれ」という章を皆さんでゆっくりと読み、感想を分かち合う時となりました。今週の初めに私は深川に行ったので、深川名物ウロコダンゴを買い、皆さんでいただきました。なぜウロコダンゴを買ってきたのかと言いますと、三浦綾子さんの小説『銃口』に出てくるからです。  ウロコダンゴを食べながら、『泥流地帯』に出てきたとばかり思い込んでいましたが、『銃口』だとHさんが教えてくれました。『泥流地帯』の主人公耕作と、『銃

          【#295】雨降って地固まる

          【#294】迷走しています

           TOP画像は、8月21日に飛行機に乗った時、気圧や台風の関係なのか、「えらい迷走している飛び方だなあ」と思う航路のものです。ただ、迷走しているのは飛行機だけではありません。 晴れているのに曇った日曜日の午後  9月最初の日曜日の午後、皆さんで和やかに昼食をいただき、恵みの分かち合いをしていた時のことです。司会をしていた私は、TさんのことをCさんと言ったようです。全く無意識でした。見間違いをしたのではなく、自分では「Tさん」を「Tさん」と認識しながら、口からは確かに「Cさ

          【#294】迷走しています

          【#293】はぐらかさない(メッセージの断片集94)

          9月1日の様子  「神学生になったら言い訳を言ってはいけません」と出身教会の婦人に言われて聖書神学校に入学したことを神学生にお伝えした直後、「ということで、まず2つの言い訳をお伝えします」と言って、先月行われたCBCキャンプで神学生の前で話し始めました。そして先週土曜日、ここに投稿できなかったことの言い訳は記さないようにしたいと思います、という言い訳をしています!(何度も訪れてくださった皆さん、8月は2度も失礼しました。本日は出先から投稿しています)  秋晴れと言うには暑

          【#293】はぐらかさない(メッセージの断片集94)

          【#292】居場所がある

          お盆の時期  もう随分前のようにも感じますが、8/12-14に北海道教区サマーキャンプが開かれました(TOP画像は会場のネイパル深川)。今回は久しぶりに全世代を対象としたキャンプです。北見からは大人5名、大学生2名、高校生3名、中学生1名の参加でした。そして紋別にいるF神学生を途中の遠軽でピックアップしました。  北海道とは思えない炎天下でしたが、遠軽の道の駅では人工雪を降らせてスキーをされている方々がおられました。びっくりです。道の駅には、今まで見たことがないほどの車の

          【#292】居場所がある

          【#291】恵みまでも

          途切れました  火・木・土の週に3回の投稿をルーティーンにしていたのですが、先週の土曜日にUPできず、昨年の8月に続いて連続投稿が途切れてしまいました。何度も訪れてくださった皆さん、申し訳ありません。  昨年の夏はコロナ感染中だったということもありますが、今年はちょっと予定が立て込んでしまっています。先々週の教区サマーキャンプに引き続き、先週は聖書神学校(CBC)のキャンプに出かけていて、その準備にも多くの時間を要しました。 忘れました  CBCキャンプには、前日入り