「佐伯祐三:自画像としての風景」展へ。佐伯の親友は「佐伯の絵はどんな構図を描こうと、乾いて鋭くとがった彼自身の痛々しいほどの透明さを感じさせる」と言い《モランの寺》を最たる自画像と。同じモランで描かれた《煉瓦焼》の空の青、煉瓦の赤、草の緑、三角屋根の太い線にも命の輝きが見えた。