「長生きと早過ぎる死の境界」
ってどこだろう?
長生きは、大体、平均寿命を超えたあたりだと思うが、
早過ぎる死の概念は結構曖昧。
60歳で亡くなっても、現代では「早過ぎる死」だと言われる。
しかし、人生40年の時代にあっては、長生きの部類。
自分は、子供の頃に公害病で余命宣告を受けたが、
現在の70歳まで生きることができた。
もう、これは、「早過ぎる死」を超えて、十分に生きたと自分では思っている。
すでに、おまけの人生の領域に入っている。
人間、特に働き盛りにとって死はリスクだが、今では、平均寿命まで生きる、それ以上生きるということも、年金とか生活費とかを考えると、一般的にはリスクだと考えられている。
死も生もリスク。その境界は何だろう。
それは、自分が決めることだと思う。
人間は、自分が考える、感じる、世界に生きている。
人生何とかなる。という楽天的な考え方をする人間が、日本では圧倒的に少数派だ。しかし、江戸時代までは民衆はラテン気質で、楽天気質が圧倒的に多数派だったらしい。その転換点は明治維新。
これが日本史上、最悪の価値観の転換機だ。
それは、さておき、
自分は、現在の職業を選んだ時に、ホームレスになっても構わん、と思った。だから、明日、ホームレスになっても、その時はショックだと思うが、すぐに慣れてしまって、毎朝、海岸でヨガやって即身仏になれば良いと安直に考えている。
あまり、深刻には考えていないのである。
それは、自分の性格。
自分の性格は死ぬまで変わらない。
自分は、今まで、人生の危機に何度も遭ったが、何とかなっている。
多分、これからもなんとかなる。
そう考えることができる人間は幸だと思う。
「空を飛ぶ鳥が着飾っているか?彼らは、そんなことを全く気にしていない」。
とジーザスも言っている。
延々と生が続くかもしれないが、明日、自分にとっての「この世の終わり」が訪れるかも知れない。
大事なのは、「今」。
今を生きろ。
Carpe diem