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中東の答えが無い問題「ハイファに戻って/太陽の男たち」

<文学(49歩目)>
憎しみあう互いが、もう答えがなくなったとき。何が残るのか。

ハイファに戻って/太陽の男たち
ガッサーン カナファーニー (著), Ghassan Kanafani (原名), 黒田 寿郎 (翻訳), 奴田原 睦明 (翻訳)
河出書房新社

「49歩目」はパレスチナのガッサーン・カナファーニーさんの作品です。

ガッサーン・カナファーニーさんは、パレスチナでPFLP(パレスチナ解放人民戦線)の活動家でもあり、この作品を出した後に爆殺されています。

この短篇集には、7つの作品が収められているのですが、どの作品も心をうつ作品です。
特に「太陽の男たち」「路傍の菓子パン」「彼岸へ」「ハイファに戻って」は傑作だと思います。

各短篇が心を突きます。刺さりました。

イスラエルとパレスチナの双方にもはや答えがない問題をカナファーニーさんは丁寧に描いています。

非常に厳しい作品ですが、厳しい状態故に、多くの人の目に触れて欲しい作品です。
とても考えさせられます。

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