卯の廿十九――昭和の日。昭和を“エモい”とする平成・令和の若衆に!昭和残党、ひと言で“昭和”を表そう!――夜桜艶めく円山公園、〈コブラ対マングースショー〉が大人千円。当て物屋台の景品〈ロケット鉛筆〉が、男児界隈一世風靡。わが幼心は〈カートリッジ式色鉛筆〉が鷲掴み…っちゅー、時代。
自然の中に行きたいな…と思いながら実家に来た。実家の庭には母曰く植えた覚えのない植物が元気よく存在し、ブーゲンビリアが生い茂り近隣のお宅にお邪魔する程(ご了承済らしい)。 つるバラもわさわさ。鳩がつがいで飛んで来て、こないだマングースが出た。 まさかの、実家に自然はあった。