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ここにきて一年、各種記事を掲載中。 植物、虫類、鳥類、動物、犬猫などの生物リポート 神社、寺院、教会、名城、建造物など建物リポート 日本、世界の絵画、彫刻、陶芸など芸術家リポート レストラン、バー、カフェ、ショップと店舗リポート ハイキング、アクティビティ、などの体験リポート

マガジン

  • #植物図鑑 『総集編』

    IPHONE片手にフィールドで撮影した色んな植物を掲載。 植物のもつ魅力的なデザインと同時に、その生態も紹介。

  • # 植物図鑑 『葉姿編』

    葉姿の美しさにスポットを当てカテゴライズしています。

  • # 植物図鑑 『有毒編』

    身の回りにある植物の有毒情報を紹介

  • # 植物図鑑 『花姿編』

    開花の写真をセレクトし、ここに掲載しています。

  • # 活動図鑑

    アウトドアアクティビティについての記録を掲載。 カヌーを始めとしたマリン&リバーアクティビティ、 ハイキング、トレッキング、キャンプ、スイミング、 サイクリング、などなど、新しいものにもチャレンジ。 役立ちグッズとかもここでピックアップ。

最近の記事

この葉に入ったダブルステッチの意味とは?

レピソラス ロンギフォリウス (LEPISORUS LONGIFOLIUS) ウラボシ目、ウラボシ科、レピソラス属 ボルネオを原産とするシダ類植物である。 さて、タイトルにもした、この葉に入った ダブルステッチについての解説である。 まず、ダブルステッチとは、並行をさせた 2本の縫製を施す事を表したものであって ジーンズなど普段から力の加わり易い部分 に補強の目的に縫われる糸を指す。 この植物は、着生植物で樹上に定着すると 肉厚で長い葉を複数本ぶら下げるスタイル で成

    • ミシマサイコ

      三島柴胡 (ミシマサイコ) セリ目、セリ科、ミシマサイコ属 日本では、本州、四国、九州などの山野に 自生する多年生草本となる。 牛蒡(ゴボウ)の様なその根は、漢方として 扱われ、肝強壮剤としての歴史は古いもの。 セロトニン、ノルアドレナリンなどの神経系 の伝達物質に働きかける効能もあるものとし 抗鬱効果への研究も始まっているという。 薬効成分から乱獲が進んだ結果、自然界から その姿を消しつつある。生薬の原材料栽培で 宮崎、熊本、鹿児島などにこれを専門とする 栽培がな

      • 蔓穂

        蔓穂 (ツルボ) キジカクシ目、キジカクシ科、ツルボ属 多年生の球根植物 日本の全土に分布するもので、8〜9月には 薄紫色、薄桃色の総状花序を咲かせてくれる ものである。蔓穂(ツルボ)の名は古来より 使われたものであり、花茎が長く伸びる様と 花序が穂状に咲く姿の両方からついたもの。 花言葉についている『誰よりも強い味方』は 穂状に立ち並ぶ花と花とが連結して咲いてる 姿に見える事を指してついたもの。 欧米では、『シラー』の名がついており、根に 含まれている有毒成分から

        • 雁草

          雁草 (カリガネソウ) シソ目、シソ科、カリガネソウ属 草丈60〜90cmの多年生草本 9〜10月に咲く、その花の形状が空を飛ぶ 雁に似るとの事から雁草(カリガネソウ)の 名前が付いている。 花数は比較的多く、次々と丸い蕾が膨らませ それが開くと鳥のカタチになるのが面白い。 花の上部に被さる様に、花柱と雄蕊が配され 訪れたハナバチが止まって脚を左右の花弁に 掛けると、その重さにより花弁は左右に開き 同時に花柱と雄蕊がハナバチの背中に触れる 構造になっており、受粉が成

        この葉に入ったダブルステッチの意味とは?

        マガジン

        • # 植物図鑑 『葉姿編』
          443本
        • #植物図鑑 『総集編』
          1,626本
        • # 植物図鑑 『有毒編』
          71本
        • # 植物図鑑 『花姿編』
          1,270本
        • # 店舗図鑑
          58本
        • # 活動図鑑
          70本

        記事

          SUHARA SEASIDE HOUSE

          SUHARA SEASIDE HOUSE (すはらシーサイドハウス) 和歌山のマリンリゾート地の栖原(スハラ) のビーチに面したマリンリゾート施設。 以前に枚方を流れる淀川で、シーカヤックや ラフト、SUPの体験教室を展開されている アオキカヌーワークスを、リバースポーツと して以前の記事でも紹介させて頂いたのだが 和歌山のこの地に居を構えてのプロデュース も同社が運営されているものとなっている。 という事で、和歌山日高川カヌーツアーの後 訪れたこのリゾートスペースにつ

          SUHARA SEASIDE HOUSE

          一文字挵

          一文字挵 (イチモンジセセリ) チョウ目、セセリチョウ科の昆虫となる。 大きく真っ黒なつぶらな瞳と、茶色の羽根と 子犬みたいなキュートな可愛さをもつ、小型 のチョウとなる。 このチョウの名前の一文字は、茶色い羽根に 白いラインが並ぶ様を指して、一文字の名前 がつく。セセリチョウは漢字表記で、『挵蝶』 という字になる。 『挵る』(セセル)という、耳にも馴染みの ない昔の言葉であるが、棒など尖ったもので 何度も突つく様を表す言葉であり、忙しなく 辺りの花を次から次へと飛

          一文字挵

          ウコン

          鬱金 (ウコン) ショウガ科、ウコン属の多年生植物 誰もが知る生薬にも誓われているのがウコン、 洋名のターメリック、学名のクルクマの名でも 一般に知られている。 このターメリックは、カレーのあの黄色の着色 のベースとなっている以外、インド料理全般の 黄色い着色はこのウコンによるもの。それ以外 スナック菓子、たくあん、栗きんとんなどにも クチナシと同様に使われている。 ウコンと言えば、お酒を飲む前や後にも良いと されるのは、この植物の根は昔から生薬や漢方 として広く知ら

          ウコン

          メハジキ

          目弾 (メハジキ) シソ目、シソ科、メハジキ属 草丈20〜80cmの多年生植物である。 その茎には一定の間隔を均等に空けて葉が 二枚ずつ付いている。 その葉の生え方はひとつおきに東西、南北と いった様に百八十度ずつズレる事で葉の干渉 による光合成の妨げをなくしたものである。 とても葉の配列が美しい植物なのである。 その葉の並びの上部に輪散花序が固まりと なって咲く立ち姿が面白い美しい植物である。 目弾(メハジキ)というあまり聞き慣れない この名称は、この植物の四角

          メハジキ

          カラスウリ

          烏瓜 (カラスウリ) ウリ目、ウリ科、カラスウリ属、の多年植物。 カラスウリは、その実や若葉、果肉も種子も そして根も食用として活用出来る植物となる。 特に注目のこの可愛らしい実である瓜の部分 については、赤く熟している方が美味しそう に思えるのだが、実際には赤く熟すと苦味が 立ち、食用には向かない。青い実は美味しく 頂けるそうである。 この植物に付いている花言葉に『男嫌い』が あるのだが、この白く美しいレース編みの様 な花は実は日没後の真暗闇の下でしか咲かず 朝方の

          カラスウリ

          ガガイモ

          蘿藦 (ガガイモ) リンドウ目、キョウチクトウ科、ガガイモ属 蔓性多年生植物 地下茎を長く深く生やし、右巻きに蔓が伸び 範囲を広げる。 蘿藦 (ガガイモ)の難しい名は、元の名から 訛ったものであり、実を割ってみた時には その端面が鏡面状に光る事からついた名称の 鏡芋、輝美芋 (カガミイモ)が由来との事で あまりにも印象が変わるものである。 花は写真の様に、内部には小さな毛が生えて 奇妙ながらも可愛いものとなる。 ヒトデをヌイガルミにしてみたら具体的には こんな感じ

          ガガイモ

          釣鐘人参

          釣鐘人参 (ツリガネニンジン) キク目、キキョウ科、ツリガネニンジン属 の多年生植物 その花形状が釣鐘型であること、その太い 根つこが朝鮮人参の様に大きくなる事から 釣鐘人参の名がついた。 日本では、北海道から九州までの山間部や 河川などの岩場などで見られる植物であり 7〜9月にかけ、薄紫色の涼しげで可愛い 花を咲かせるものである。 中国名の沙参(ピンイン)は、水はけの良い 砂地を好むことからこの名がついている。 和歌山県の日高川のカヌーツアーの時に岩場 に咲いてい

          釣鐘人参

          クズ

          葛 (クズ) マメ目、マメ科、クズ属の多年生蔓植物 この花が咲くと辺りには、甘い香りが漂い 見つけ出したものが、写真にある通り。 このマメ科に特有の造形の花を咲かせるは クズの花となる。 この植物は花も香りが良いが、根に含まれて いる澱粉質(デンプン)から菓子も作られる。 この根から採れる良質な澱粉を粉にしたのを 葛粉 (クズコ) と呼んで、それを水に解いて 作るのが葛餅 (クズモチ) となる。 葛粉 (クズコ) 葛切(クズキリ) 葛餅 (クズモチ) もうひと

          弘法大師が、道端に倒れた旅人に与えた植物とは

          引起 (ヒキオコシ) 日本原産のシソ目、シソ科、ヤマハッカ属の 多年生植物となる。 その昔、諸国行脚をしていた弘法大師がその 道中、道端に倒れ苦しむ旅人を発見する。 弘法大師は辺りを探し回って、手に摘み取った 植物の葉をその旅人へとに与えてやったのだが その途端、その旅人は身体が治って、立上がり 再び旅を続けることが出来たという。 病に倒れた旅人をこの薬草にて引き起こさせた ことを由来とし、『引起』(ヒキオコシ)の名 が付いたとされ、『延命草』(エンメイソウ) の別名

          弘法大師が、道端に倒れた旅人に与えた植物とは

          鰯、この魚は本当に弱いのか?

          ミジュン (MIJUN) 宮古島ツアーにて、伊良部大橋の下をカヌー で漕いでいる時の事。 エメラルドグリーンに美しく輝いてる海を ガイドが漕ぐその後ろを、カヤックを漕ぎ ついていく。沖までも出てくるとさすがに エメラルド色だった海は、コバルト色へと 色が変わる。と、波光ゆらめく海面の上に 無数のものがキラキラ光を反射させながら 出現し、一瞬でそれらは海へと消えそれに 目を奪われた。 今のは一体、何!と思ってる先から次々に キラキラ光るものが海上に小さな放物線を 描く。小

          鰯、この魚は本当に弱いのか?

          AMERICAN BLUE

          アメリカンブルー (AMERICAN BLUE) 中央アメリカ原産のナス目、ヒルガオ科、 の植物で、直射日光、乾燥、耐暑性にも 強い植物である。 年中温暖な気候の場なら多年生となるが 冬に寒くなる地域では一年生となるもの。 学名での『エボルブルス』はラテン語で 『地を這って伸びるもの』を表す言葉。 茎が全方位に地を這うように拡大する その匍匐性の強い性質からついた学名。 グランドカバーに用いられるものであり 暑さにも乾燥にもへこたれない強靭さと 爽やかで深いその青色は

          AMERICAN BLUE

          シロバナマンテマ

          シロバナマンテマ ナデシコ科、マンテマ属、シロバナマンテマ種 ヨーロッパ原産の一年生草本となる。 日本へは江戸時代に観賞用として渡来をしたが 逸出して各地にて帰化、自生している。 草丈は50〜150、直立した茎に花がつく。 名称には『シロバナマンテマ』とつくものの ピンク色の花のものも多い。 小さいながらも、存在感のある花を咲かせて その花蜜を求め集まるアリの姿をよく見かける 和名 マンテマ    シロバナマンテマ 洋名 フレンチ キャッチフライ    (FREN

          シロバナマンテマ