見出し画像

奄美大島でマングースが根絶されたそうです!ハブの天敵として持ち込んだはずが、奄美大島の草食動物の天敵になってしまったそうです。ハブだけ狙うはずないでしょうに・・アホな人間!

こんにちは、参加した出版セミナーがダメダメで、疲れたDJムッチーです。
鹿児島県奄美大島で、特定外来生物の「マングース」が根絶されたと環境省が宣言したそうです。
環境省によりますと、マングースが持ち込まれたあとに根絶した事例は世界で9例ありますが、奄美大島のように広い範囲で定着した島で、根絶に成功するのは世界的にも珍しいということだと、環境省は自慢げなんですが、駆除にあたった人々の心境は複雑でしょうね!
(奄美大島は、東京23区より広いんですよ・・・)
インダス川流域に生息するマングースをハブ対策として日本に持ち込んだのも人間なら、根絶させたのも人間です。
ほんまに人間って愚かですね・・・・

日本人がコブラと戦うマングールを見て沖縄へ持ち込んだ

マングースと言えば、ハブ対マングースの対決ショーを思いだす人も多いと思います。僕は小学校の時、父に連れられていった大丸百貨店の沖縄物産展みたいな催物会場で、観たことがあります。
マングースは一瞬でハブをやっつけてしまう姿は、結構グロテスクで父の背後から顔だけ出して観てました。
現在では、動物愛護の観点からハブ対マングースのショーは、水泳競争になっていますが、それでもマングースが勝つみたいです

マングースは現在、沖縄島と奄美大島に定着しています。外来種としての歴史は意外と古く、1910年に沖縄島に最初に17頭が導入されました。マングースが持ち込まれた理由は、島内のネズミとハブを退治するためでした。
ネズミは、当時の島民にとって重要な収入源であるサトウキビに大きな被害をもたらし、そしてそのネズミを餌として畑に侵入してくるハブは、農作業をする島民の命を奪うおそろしい動物でした。
これらの有害な動物を駆除するための天敵として、マングースに目を付け、島に導入することを提案したのは、当時動物学の権威だった東京大学の渡瀬庄三郎名誉教授でした。
渡瀬教授が出張でインドに行った際、街でコブラ対マングースの対決ショーを見る機会があったそうです。毒ヘビ・コブラを勇猛果敢に倒すマングースの姿に感激して、マングースの沖縄への導入を思いつき、船便で運んだという逸話が未だに語り継がれています。ひとりの研究者の発案によって、この外来動物は沖縄に持ち込まれたのです。

1910年にマングースが沖縄島に到着したときには、当時の地元紙でも「期待の星来る!」と大々的に宣伝されたそうです。よほど被害が多かったのか、特にハブ退治の決め手として島民達の間ではマングースは救世主扱いされました。わずか16~17匹ほどの導入した個体は、沖縄島でみるみるうちにその数を増やし、生息数は最高3万匹に達したと推定されています。
1970年代までマングース神話は続き、1979年には沖縄島から奄美大島にも本種が導入されたのでした。

マングースは、奄美大島特有種の動物の天敵に

1979年に奄美大島にもハブ退治の目的で、マングース30匹が放たれました。
ところがその後の調査で、マングースはハブ退治に全く役立っていないことが分かってきました。1980年代に入って研究者たちがマングースの胃の内容物や糞を分析した結果、ハブを食べている個体はほとんどおらず、代わりに沖奄美大島では天然記念物の奄美黒うさぎなどの島固有の希少種が犠牲となっていることが明らかになったのです。

マングースは、昼間しか行動しない動物で、ハブは夜しか動かない動物なので、この2種の動物が野外で出会うチャンスは極めて低かったようです。
さらに、マングースは雑食性の動物であり、別にヘビを専門に食べる動物ではありません。ハブみたいに危険な動物を餌にしなくとも、もっと楽に食べられるものがあれば、当然、そちらから食べ始めます。奄美大島は、草食動物の天国でよちよちと地面を無防備に歩いている奄美黒うさぎたちはマングースの格好の獲物だったのです。

奄美黒うさぎ

マングースバスターズ48が根絶に貢献

2005年に外来生物法が施行され、本種が特定外来生物に指定されたことを踏まえて、マングース対策のための48人のプロ集団「奄美マングースバスターズ」を結成して、マングースの駆除体制を強化しました。
このマングースバスターズを中心として、林内を含めて島のほぼ全域に渡って高密度にわなを3万個以上施設したり、自動撮影カメラを300台以上設置・管理したりと徹底した駆除に乗り出しました。また、駆除活動終盤にはマングース探索犬の導入や対策困難地における殺鼠剤を利用した対策を実施してきたそうです。バスターズは、捕獲わなの混獲回避のための度重なる改良や、探索犬とハンドラーの連携による個体捕獲手法の開発など島固有の動物たちを守るために血のにじむような努力をされたのだそうです。

努力の甲斐あって奄美市で開かれた、有識者らでつくる環境省の検討会が、ピーク時には約1万匹いたとされるマングースが6年以上捕獲されておらず、島内の579か所に設置したセンサーカメラでも生息が確認されていないことから、「根絶した可能性が極めて高い」と評価したそうです。

マングースバスターズの皆さん

事業仕分けでマングースバスターズが解散の危機

2012年民主党政権下で行われた、蓮舫さんが「二位じゃダメなんですか?」と迫って有名になった事業仕分けで、マングースバスターズの予算が切り詰められて、解散の危機になったことがあるそうです。
マングースバスターズの努力で、年々防除による捕獲数が減っているのを見た事業仕分け担当が、減っているなら予算も要らないと判断をしたようなんです。
「捕獲数は、減るに決まってるでしょ!」と言われて気付くというのは、現在の立憲民主党の蒙昧につながっていますね。

無知蒙昧をさらけ出した事業仕分け

それでは今日はこの辺で失礼します。
話のネタに困ったら使ってくださいね。

皆さんからのサポート心よりお待ちしています。。。
よろしくお願いします、
スキとフォロー、コメント、とてもうれしいです。 

じゃあまたこの次
DJムッチーでした。

いいなと思ったら応援しよう!

DJ ムッチー 
この記事「おもしろい!」って思ったらチップで応援お願いします!