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花粉症とマングース
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2024年3月5日(火)
耳鼻科に行った。
そろそろ花粉症の薬が切れそうなので、もらいにいった。
スギがピークっぽい感じになっている。
次はヒノキ、その次はカモガヤとかのイネ科植物。
まだまだ戦いは続く。
その耳鼻科の先生は明るい女性の方で、前から良い感じだなぁと思っていた。
今日は帰り際に「頑張ってください!」と言われ、頑張ろうと思った。
お医者さんとか薬とか頼りにしてしまうけども、どちらも、あくまで補助的に助けてくれる存在でしかない。
結局、自分が頑張るしかない。
その為には精神論だって大事だ。
そう考えると、精神論を大事にして、励ましてくれる先生ってありがたいと共に、珍しい気がした。
特に手術や入院のような大事ではなくて、ちょっとした日常の診察の場面では。
改めて、良い先生だなと思った。
頑張るぞ。
奄美大島のマングースが根絶されたらしい、というニュースを見た。
1979年頃にハブやネズミの駆除用に持ち込まれ、ピークの2000年には約1万匹もいたのが、約5年間1匹も確認されていないらしい。
「世界的にもまれな規模で外来種の根絶に成功した事例になる。」とのこと。
沖縄にマングースが連れてこられたのは1910年のことらしい。
僕の歳でも知ってるぐらい「ハブとマングース」は有名な話だと思うんだけども、手元にある1978年の沖縄のガイドブック(『ブルーガイドブックス 146 沖縄』実業之日本社)には既に以下の記述がある。
マングースはたしかにハブを退治してくれるが、沖縄にはハブよりも好物の甘藷がたくさんある。ハブをとるよりも、甘藷のほうが危険も少なく、かつ美味であることがわかったらしく、マングースはハブをそっちのけにして、畑ばかり荒らすことになり、沖縄の農民はハブのほかにマングースという敵を持つことになり弱っている。天敵というのはよほど考えて実行しないと、思わぬ結果をまねく。
沖縄での捕獲は今も続いているけど、確実に生息数は減っているようだ。
大規模な捕獲作戦が展開されている沖縄北部ではピークの2007年に年間600頭以上も捕獲されていたけども、最近は二桁台で推移している。
ただ、生息数が少なくなれば捕獲するのも難しくなって、誤って捕獲される別の動物もいるから、根絶に至るまでは大変みたいだ。
絶滅危惧種の話なんかで、数が少なくなると、維持したり増やしたりするのは大変なんだと思い込んでたけども、逆に減らそうとなると、数が少ないなりに大変なこともあるんだなと知った。
マングースはジャマイカ等でも外来種として問題になっているそうで、奄美大島での知見は沖縄だけでなくジャマイカのような海外でも役立つだろうし、他の外来種に対しても役立つことになるのかな、と思った。
そう言えば生きているマングースって生で見たことない気がしたけど、調べてみたら天王寺動物園とか上野動物園にいるらしいので、気に留めてなかっただけで見たことあるのかもしれない。
マングースが見れる動物園をまとめてくれてるスゴい人がいた。
また見に行ってみたい。