23年のフェティッシュな映画はデビッド・クローネンバーグ監督の『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』しかないでしょう。身体改造なシーンがメインテーマ的に出てくるのだが、痛そうだけど官能的。そして少し笑えるというか。見れば納得なフェティシズム作品だったと思います。
半年以上、DVDですら映画を観ていないのだが、クローネンバーグの「Crimes of the Future」観たい。あらすじで読んだ「加速進化症候群」という言葉に触発されてアハ体験の話を思いついた。「エクソシスト」のリバイバルもやっていて、これも観たいなあ。最近、遠出するのが億劫
「クライムズ・オブ・ザ・フューチャー」(2022年)は、人工進化した人間への恐怖と憧憬を描くホラーサスペンス映画である。デヴィッド・クローネンバーグ以外の誰にもなし得ない新人類台頭の予感に満ちた福音と見るべきかそれとも。新しいのに既にどこかで見た奇妙な味わいの一作。