『ヒート』/男と、その周辺(映画感想文)
マイケル・マン監督の『ヒート』(95)は、マン監督自身が89年に撮ったテレビ映画『メイド・イン・LA』のセルフリメイク。そちらは未見なので、どの程度アレンジが施され、どの程度元の作品が活かされているのかが僕には判らないのだが、ある映画関連データベースのサイトは『ヒート』について「全く同じダイアローグ、カット割り、シークエンスだらけであるにも関わらず尺がほぼ倍になっているのはなぜなのか。ただ銃撃シーンの迫力は見事で、この部分だけなら数倍のヴァージョンアップになっているといえる」