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グルジア(ジョージア)くんだりまで、わざわざスープを啜りに征ったことりっぷ🇬🇪🍲外偉人レコード⑤GAGA丸の巻
チェコ語ならば”boršč”と綴ってボルシュチみたいに読ませるが、プラハに暮らしている間、近所のロシア系食料品店に並ぶ謎のキリル文字がラベルを彩るカラフルな瓶詰めのボルシチが、異国に生きる僕の温かい味方だった。スラブ言語の奥ゆかしさと、世の中が断じて一枚岩ではない意思表示の様な文字と文体の踊る面白さにも魅了されながら。 手羽元やキノコ、ニンニクを炒めた後に、赤紫に濁った練りボルシチと水を小鍋に投入し、ビートとお肉がしっくり馴染むまでコトコト煮詰めて仕上げ、香ばしくニンニク薫
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【料理エッセイ】元祖ってことになっているカツレツを食べて、『劇映画 孤独のグルメ』に出てくる究極のスープに似てそうなラーメンを食べて大満足
先々週、映画も本も料理に関するコンテンツをやたらと摂取した。その関係で作品に出てきたものを食べたくなってしまったのである。 まずは『なぜアジはフライでとんかつはカツか?』という本で出てきた元祖ってことになっている煉瓦亭のカツレツ。本当は元祖じゃないと言語学的な知見から疑惑を追求されていたのだが、それはそれとして、池波正太郎が幸福を感じた味と知り、普通にぐーっとお腹が鳴った。 Googleで調べれば、銀座の老舗レストランとして、いまも現役で営業中。東京に住んでいる利点
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