老人は、独りでいるからこそ格好よいと思っている。群れている姿は、どうにもいただけない。小高い丘にある一本の木。長年の風雨と日照りを浴び、あとは朽ちるだけ。けれど見えない根をしっかりと生やし、大地のなにがしかの役に立っている。そして老いたとはいえ、毎年きれいな花を咲かすのである。
「老い」は他人事だった。そこまで長生きしないだろうと考えていたのだ。なにせバイク仲間が毎年のように死んでいた。そのうち自分も路上の露となると覚悟していたのである。なので40、50、そして還暦を迎え、相当に困惑した。現在は新たな心境となったが、そんな経緯も次回作の中で書きたい。
同世代がK POPグループ推し。その情熱はどこから?お子さんに誘われて、なんとなく行ったコンサートがきっかけ。私は負の老境を超えていたのかも。好きと嫌いの間の「なんとなく」を見失い、色んな機会も失ってきたのかも。柔軟に遊ぼう。人生楽しむって好きなことばかりすることじゃない。
甲野善紀先生の「古の武術から学ぶ老境との向き合い方」を読んでみました。 詳しくはブログで。 teinengonolifestyle.com