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老後の活動は死から目を逸らす活動

という言説をどこかで読んだことがある。

読んだ当時はそんなことあるのかねと思っていたが、老境に差し掛かりさしてやることもない状態になるとその意味がよく解ってくる。

やることがないので、ある意味で頭が空っぽであり、空っぽということは、ろくでもないことを考えるということでもある。

となれば何らかの活動をしていないと、ろくでもない考え(多くは死)が浮かんでくるため、活動で気逸らしをするしかない。

老境は「悩み」から開放され、お悟りの境地にも近づくのかもしれないが、ややもすると、それは死の恐怖に苛まれる状態にもなるリスクを抱えていることになるのかもしれない(笑)。

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