複素数平面をガウスが発案したのでしたか。二次元平面と見た目は同じ。これのおかげで実数と複素数の相互乗り入れのめどが立って、そのための特別切符としてエルミート性が、ひいては「線型性」が浮上した…という史観は大胆すぎる?
数学を学んでいくとハウスドルフ空間なるものがやがてひっきりなしに出てきます。1914年の彼の大著『集合論基礎』で提唱され、その後の位相空間論の基礎となりました。邦訳はないようですね。原著はウェブで読めるけれど。
今からちょうど百年前、ウリゾーンのあれと、もうひとつ大きな発見が数学であった気がする。検索してみるとバナッハ=タルスキーの逆理の証明がこの年だとか。ほかにもあった気がする。思い出せない。
数学徒でないほとんどの方には「だからぁ?」な小ネタを紹介します。 今年2024年はウリゾーン急逝よりちょうど100年。 位相空間から距離空間を導出できることを示した、あのウリゾーンです百年前の8月死去わずか 26歳。
フォン・ノイマンによる論文「量子力学の数学的基礎付け」(1927年)https://gdz.sub.uni-goettingen.de/id/PPN252457811_1927?tify=%7B%22view%22:%22info%22,%22pages%22:%5B5%5D%7D 抽象的ヒルベルト空間(abstrakten Hilbertschen Raum)を定義。
前衛数学者カントールと前衛哲学者フッサールが、カントをめぐってよく議論していたという話は、非常に想像をかきたてられます。