守屋 陽一朗

魂振り(たまふり) セッション

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魂振り(たまふり)セッション【2024年8月現在】

本記事は、私が行なっている「魂振り(たまふり)」セッションについて、その最新バージョンに関して情報開示をしたいと思います。 ↓以前に書いていた記事はこちら↓ 日々の経験を積み重ねる中で、魂振りも進化と変容を繰り返しながら、私自身の心境の変化なども自然と起こってゆきます。そのため、その時々の最新バージョンを情報開示するようにしています。 今回は、魂振りそのものに対しての理解が深まってきたところもあるので、その点についても触れていきたいと思います。 そもそも「魂振り」とは?

    • 氣を科学的に分析する方法は存在しない

      はじめに 数学では「存在しない」ことを示す命題を証明することがしばしばある。最も有名なのは「次数が5以上の代数方程式には解の公式が存在しない」という命題であろう。これは『アーベルの定理』と呼ばれる命題である。通常、この命題は抽象的なガロア理論(体の拡大をガロア群により統制する理論)による証明が紹介されることが多く、アーベルの定理という名称とは裏腹に当のアーベル本人の証明が紹介されることは皆無である。しかし、私は断然アーベルの証明が好きであり、また数学として極めて正統な道と歩

      • 霊魂の持つ情の働きが数学の文化形態を生む

        日々を生きる中で、片や霊魂の世界という極めて体感的な領域に携わりながら、片や数学の世界という極めて抽象的な領域に携わっており、明らかに両極へと触れている。 両者を結び付ける鍵は「情」にある。 常識的には、数学は純粋な知的体系としか思えないが、その奥底を突き抜けて考えていくと、情の流動的な働きが数学を支えていることが次第に了解されてくる。そして、情の働きとは紛れもなく、霊魂の持つ力(同調作用)に他ならない。その力の連鎖の重なりが文化形態に変容する。 霊魂の世界は、認知度の

        • 研究における数学史の重要性に就いて

          友人と話していて、次のような質問が話題に上がった。 問い:数学を研究する現場において、数学史はどのような影響を持つであろうか?(その必要性および重要性について) この問いに対して、どのように答えようか。 まず話の前提として、確認しておくべき事柄が二つほどある。 一つ目は、岡潔の世界が描く独特の数学(ここでは「情緒の数学」と呼ぶ)と、いわゆる現代数学(ここでは「空虚の数学」と呼ぶ)の異なる数学世界の相剋が認められる、という点について。上記の問いを考えていくとき、情緒の数学

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        記事

          数学教育と独創について

          昔に書いた、岡潔が数学教育について自著で述べているところをそのままの形でただ書き起こしただけのブログ記事だが、その記事だけダントツでアクセス数が多く、岡潔について調べる人が今これだけ多くいるのかと実感した出来事であり、今でもときどき自分で見返すことがある。 その中で、次のことが書いてある。 ここで語られている思想はきわめて深遠であり、尋常一様の解釈では咀嚼できない世界に根差している。 数学教育で行なわれていることは、詰まるところ(複雑さの度合いの高まりに応じて難易度はあれ

          数学教育と独創について

          情緒の知性を開こう

          段々と日差しの威力が強くなって来たと感じている、今日この頃。 氣づくか氣づかないかに関わらず、この世では今、とある(社会的な)現象が起こっているように思われる。それは、反知性主義と言われるものである。近代的な世界観への反発に誘発されて、科学の限界や、言葉の限界など、さまざまな限界が指摘される様になったことが、着々と広く学問の内外に広がって来ていることは間違いない。 確かに、科学や言葉には限界があり、我々はこれまで科学的に証明できることや、言葉的に表現できることへ、極端なま

          情緒の知性を開こう

          近況報告2024.7.10

          最近ご無沙汰だった近況報告を少しばかり。 この頃、取り組んでいることは二つあります。 一つは、岡潔の数学論文集を解読するべく、基本的な多変数関数論の勉強をとにかくコツコツ日々やっていること。および、関連する岡潔の数学観や数学思想について、歴史的な経緯も含めて詳細に調べること。岡潔の数学はやはり、現代数学とは根本的に異質な唯一無二の世界です。岡潔が古来から日本民族に固有の美しい情緒を数学という形式に表現すると言うとき、その素となる情緒という言葉が指し示すものが何なのか。それは

          近況報告2024.7.10

          【数学史】微分積分学には三層ある

          今回は、近代数学史に関する話をしていきたいと思う。主には「近代数学史の成立 解析篇」および「数学史のすすめ」の2冊(共に高瀬正仁 著)を参考文献として、関数論史に焦点を絞って話をしていく。と言うのも、学校で普通に習う数学にせよ、現在のアカデミズムの中で行われている数学にせよ、数学の原初の姿は見る影もなくなり、とても大きなある種の歪みを伴ってしまっている。数学史を知ることは、数学が歴史的に生成されてきた営みに沿うことにより、原初の姿に立ち返ることにつながる。数学史を通じて、ぜひ

          【数学史】微分積分学には三層ある

          近況報告2024.6.18-富士セッション-

          先週のことになりますが、富士山のお近くにて、私のお役目である魂振り(たまふり)のセッションをさせていただく機会があり、また一段と深い経験を積むことができました。魂振りとは、魂を振るうことでありますが、それにより「中庸」と呼ばれる状態へお戻しすることが私の行なっていることの一つの意味だと思っています。 では「中庸」とはいかなる状態のことを指すのか。 それがすごく大事なことになります。 (説明は対面でのみお話しているので、ここでは文章化は止めておきます。) 最近、私の感じてい

          近況報告2024.6.18-富士セッション-

          欧米の宗教と文化は全宇宙的なものにはなり難い

          私が数学を踏み石にする、と言う意味について説明します。 数学と言うのは、欧米の宗教と文化の基盤をなす最も基本的な雛形です。数学に宗教?と思われる方は、数学が形成されてきた歴史をきちんと調べて頂ければ、わかります。私も自分できちんと調べてきました。文化のほうもすぐにはピンと来ないかもしれませんが、文化を「感性の変遷過程」と見做すと、概念や算術を作る元となるものはやはり感性ですから、そう難しくなくわかるのではないかと思います。 そして、岡潔が示したことを私なりに大胆に解釈する

          欧米の宗教と文化は全宇宙的なものにはなり難い

          【旧版】宇宙施術セッション-改訂-

          こんにちは。魂振師の守屋陽一朗です。最近の京都は風が冷たいながら、日差しは少しづつ暖かくなってきたように感じます。さて、私のセッションが宇宙施術に変容してからちょうど一年ほどが経過しました。この間、たくさんの方とセッションさせていただき、また各地で施術会を開かせていただく機会もありました。数々のご縁に感謝を申し上げます。誠にありがとうございます。 一年前、宇宙施術へ変容した直後に書いた記事があります。 読み返してみると、私が大切にしたいと思っていることが三つあります。

          【旧版】宇宙施術セッション-改訂-

          抽象数学との別れ

          2022年の10月頃、広島尾道にて数学の話をした記録があるのを見つけて、久々に自分で見直してみた。「どんなことを話したっけな」と思いながら話を聴いていくと、テーマを-数学と感情-に定めて、その時に考えていたことのあれこれを自分なりに話していた。それなら、今と同じテーマを扱っている。今のほうがもちろん見識も深まって内容も洗練されているが、この時の不器用ながら一生懸命になんとか頑張って話している感じもなかなか良いと思った。 今にして思えば、10代の終わりがけの頃に岡潔の語る独特

          抽象数学との別れ

          近況について。2023.12.3

          noteを書くのはお久しぶりです。皆さまこんにちは。ぼくは12月11日が誕生日でして、あと一週間ほどで25歳になります。ということで、24歳の締め括りと共に、もう少し広くみると20代前半の締め括りでもあって、なかなか大きな節目に立っています。実際、24歳は激変・激動の年となり、さまざまな巡り合わせや動きがありました。少しづつ、ゆっくりと振り返っていきたいと思います。 ぼくの人生は20歳の時に大きな転機を迎えました。広島大学で数学を学んでいたぼくの身に起こった「現代数学への拒

          近況について。2023.12.3

          『おもしろい数学』の復興

          今日は高瀬正仁さんのクロネッカー論の勉強を進めていた。最近、この方面で詳しい本が出た為、それを読む前提として日本評論社から出ているテキスト「数論のはじまり」の第5章(クロネッカーの数論の解明)と第6章(アーベル方程式の構成問題への道)を読んでいた。岡潔の数学を深掘るに当たり、リーマンの重要性は言うまでもないが、実はクロネッカーの存在も非常に重要であることを高瀬正仁さんに教えてもらった(直接お会いしたことはないので書作を通した独学ではあるが)。 自分が今やっている数学の探求は

          『おもしろい数学』の復興

          愛媛出張の報告/感想

          10月14-15日の二日間に渡り、愛媛へお呼び頂きまして、合計で10名、魂振師として出張をして参りました。来てくださった方々、皆さまが非常に魂振の真意=神意をそれぞれ受け取って頂いたように思います。 なかなか自分でも説明をすることが難しく、受け取って頂ける方というのも限られるであろうと常々思っていますが、今回の愛媛出張のようなご縁ある方々とセッションできる機会が、本当に貴重であると深く胸に響いており、やはり極度の集中状態による疲れはあるものの、嬉しく充実した感覚のほうが遥か

          愛媛出張の報告/感想

          宇宙施術の現在地-2023.10.8

          皆さんこんにちは。最近は数学についての投稿が圧倒的に多くなっていて、「あれ、この人、セッション(宇宙施術)はどうなったのか?」という感じが漂ってましたが、ご安心ください。宇宙施術も進化中でございます。 今回は、宇宙施術の現在地について、今思うままに綴ってみたいと思います。 数学研究と宇宙施術は、ぼくにとって両輪となっていますので、片方が進化していけば、必然的にもう片方も進化していきます。数学研究のみに重心を移し、宇宙施術のほうを軽く見るようなことはあり得ません。むしろ、数

          宇宙施術の現在地-2023.10.8