連載第15回『発明事業列伝』特別編2 江戸時代の科学技術史~偉人の系譜2~ 日本の【和算・数学】と【天文学・暦学・地学】の歴史
🌟末尾に冒頭3ページ無料掲載中📖🌟
📖今回のテーマです📖
特別編2 明治の近代化前夜
第二部 江戸時代の科学技術史:~偉人の系譜2~
✨第一節【和算・数学編】
🌠吉田光由:
ベストセラーかつロングセラー数学入門書『塵劫 記・じんこうき』
🌠関孝和:
ニュートン・ライプニッツと同時期の『算聖』,『算額』偉題継承
🌠建部賢弘:
関孝和の高弟,数学大全著・日本地図『享保日本図』作成
第二節【天文学・暦学・地学編】
🌠暦の歴史:
加茂家・土御門家
🌠渋川春海:
800余年ぶりの改暦・日本初の国産暦『貞享暦』
🌠麻田剛立:
日本人初・月面観測図、麻田派天文学
🌠徳川吉宗:
科学技術に強い将軍の政策
🌠高橋至時:
西洋天文学導入『寛政暦』、麻田剛立の弟子、伊能忠敬の師
🌠間重富:
高橋至時の盟友・観測機器製作プロデューサー
🌠伊能忠敬:
『大日本沿海輿地全図(伊能図)』
🌠高橋景康・渋川景佑:
高橋至時の子、シーボルト事件・天保暦作成
🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟
はじめに
前回の連載第14回では、『ギエモン青年編・立志伝 第一幕(16歳~35歳)』として、世界のからくり・オートマタの歴史、江戸時代(幕末・化政文化)に円熟した日本のエンターテイメント文化史とツーリズム、そして江戸メカニック史の文脈から、『天下に名を轟かせたギエモンのカラクリ・ショー巡業事業』について、その成功要因に迫るべく、盛りだくさんの解説を加えていきました。
今回は、続く壮年編における「ギエモン本編」に入る前に、再び特別編回を設けることにします。というのも、前回の青年編における、ギエモンを形創った「カラクリ・ショー」事業に、ギエモンは時代の変遷上(バブル終焉・エンタメ事業縮小)、見切りをつけ、そして舞台も生誕地・九州から、家族を連れて新天地、京都・大坂へ移住するからです。
そこで、常にギエモンが常に求めている最先端の科学技術の世界、ギエモンが次に狙いを定める事業分野の科学技術的背景について理解を深めるべく、連載第13回に続く【特別編2】として、『江戸時代の数学・天文学史』を設けることにします。
私たちは、今回、ギエモンに先んじて、当時の最先端科学技術の議論が交わされている京都・大坂に入りましょう。
ちなみに、連載第13回の【特別編1】では、第一部『江戸時代の世界史』として、日本史と世界史を対比することにより、世界的な位置づけにおける日本の状況確認を済ませています。続く第二部で、西洋科学技術の導入として、志筑忠雄とケンペルについて解説しました。
今回の【特別編2】は、特別編・第二部の「偉人の系譜」の続編であり、今回の分野は、和算・数学と天文学・暦学・地学から、日本の科学技術史上、欠かせない重要人物について解説していきます。
🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟
🌟以下・冒頭3ページ無料掲載📖🌟
続きは「知財ぷりずむ」2024年3月号にてお楽しみください😊
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?