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賛成の反対の末路
賛成の反対に賛成をする事は人生を台無しにする布石だ。(真のペンギン)
逆張り思考とは批判をしているのではなく天邪鬼やへそ曲がりとして自己承認欲求を満たす事である。
そしていつしかそういう事しか言えなくなりできなくなるのである。何か事象を鑑みて賛成をしたり反対をしているのではなく市井の人々が賛成しているから反対にしたり市井の人々が反対しているから賛成しているのである。
すなわちきちんと物事を見れなくなり逆張りをしている事こそ真実だと信じるようになるのである。
「学校にはきちんと行った方がいいよ」と親が丁寧にアドバイスをすると
「学校に行かない方が賢くなる。エジソンは学校に行っていない」と言い始めるようになる。これが天邪鬼の始まりである。こうして学校に行かなくなる事で益々学校に行かない事を正当化せざるをえなくなる。
「新聞は読んだ方がいいよ」と賢人が丁寧にアドバイスをすると「オールドメディアは真実を伝えない。ネットこそ真実だ」と言い始めるようになる。これがへそ曲がりの始まりである。こうして活字メディアに触れなくなる事で益々フェイク情報に塗れた思考が熟成される。
こういう事例は笑い事ではなく簡単に形成されるものだ。
天才バカボンが喜劇なのはコミックだからであり現実にバカボンのパパが存在したら悲劇でしかないのである。
無論学校に行く事が100%正しく新聞が100%正しいという事ではない。しかし学校に行く事の膨大なメリットや新聞媒体の膨大なメリットを無視して逆張りをする事によるデメリットは計り知れない。
私は家庭や学校や会社がすべてとは思わない。無理に行かなくてもいいだろう。しかし意味づけできない暗黙裡のメリットは存在する。それをまずは認める必要があるだろう。少なくとも逆張りで全否定するものではない。
批判というのはその上で丁寧にやっていく事である。
賛成や反対というのは事象を鑑みて自ら判断する事だ。その積み重ねによってでしか真っ当な思考回路は形成されないであろう。
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