未来のためにできる最小単位のこと
2007年、日本は世界で最初の超高齢社会になった。
約4人に1人が65歳以上ということになる。
平均寿命が80歳を超える現在、人生を登山に準えたとしたらピークは40歳。山を下る人生の後半もまた40年という長い年月になる。
人生後半を、不安と衰退だけの「下り坂」とは捉えたくない。生きる先を未来とするなら、ピークを越えた先もまた未来なのだから。
発達心理学と聞くと、生後から成人期に向かい成長する時期に限った心理と捉えがちだが、実際には成年期、高齢期という単純に上に伸びていく