岡本綺堂の短編『赤い杭』とても好き。 関東大震災後の焼け跡に立つバラック建の珈琲店。 真夜中に訪れ、無言で大量のビールを飲み出す3人の男。 単に「運がよかった話」には収まらない独特の余韻があります。 近代・災害・区画整理・人知を超えた世界のルール。 雨が降る暗い夜に読みたい。