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【読書記録】江戸の残映 綺堂怪奇随筆選

2023年93冊目。

東雅夫さんによる岡本綺堂生誕150周年記念出版第三弾。白澤社からでている本書は綺堂の随筆作品に焦点が当たっています。

随筆といっても、こんな話を聞いたと怪談を語っているものもあり、怪談実話のようにも読めます。

綺堂の父から聞いた話などもあれば、江戸時代を舞台にした話などもありバラエティ豊かです。

綺堂がいわゆる見える人だったかはさておき、当時素朴に信じられていたお化け話や語られていた巷説の雰囲気が知れてとてもよかったです。

綺堂は日本の怪談は大半が中国から来たものだと語っていますが、日本を下にみているわけではなく、日本の怪談を愛しているのも感じ取れました。

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