詩集【地上楽園の午後】大岡 信 『鉄器は強いが腐食する。土器は脆いが腐らない。男は時に鉄器であり、時には土器。女は時に土器であり、時に鉄器だ』詩〘弥生人よ、君等はどうして〙より 表題作【地上楽園の午後】より好きだな。 また〘三日月は神の引く弓🌙🏹流星は流れる神の矢🌠〙
オペラ〜火の遺言〜 大岡 信 詩集と思って手に取ったら戯曲だった📖😅 しかし、大当り🎯🥳 『突き刺すような渦潮の中へ、私はとつぜん突き落とされたのです。ああ、壇ノ浦🌊』【第一幕】より 苦難に遭いながら、その目に焼き付いた絶望から、甦る女達! 短いながらも力強い!
詩集【旅みやげ〜にしひがし〜】大岡 信 『上空をゆく飛行機の、音のない白い航跡二本、幻の出現のごとく、キャニオン真上を交差する』詩【グランド・キャニオン】より 題名通り、旅の風景を詩っている。 他にも【フランス・パリ】【スペイン・バルセロナ】など…そこでは芸術家を讃えていた。
昨日の補足です。 あれは作者が身近な人々の死に相次いで見舞われる中、作られた句。十代の頃、大岡信さんの折々の歌で知って以来ずっと好きでいます。 昨日の私の文章は句の内容とやや異なりますが、それもまた春の乱れのひとつとしてーー。 →https://note.com/soh_igarashi/n/n1b196d9f3619