「この人生のことを僕はなにもおぼえてゐない。それは、雨のせゐだ。 一滴、一滴が僕をねむらせ、おぼえてないでいいといふ。」金子光晴 雨の一滴、一滴までを見てる。また雨のせいだ。雨はいい。忘れてはいけないことや、いやでも覚えていることもあるけれど、なにもかも、ねむらせてしまおう。
水が一滴ずつでも滴り落ちるならば 水瓶でも満たすことが出来る