最初の一滴と 血の一滴を求め ぶらぶら街散歩 ~ 旅の栞 和歌山 湯浅編 ~
朝5時半に起きる。
カーテンを開ける。
窓からの景色は、
予報通りの、雨
そうだよねぇ・・
ここは、三重県は七里御浜
の脇にあるホテル。
七里御浜は、サンライズ・スポットだ。
雨なのは、分かっていたが、もしかしたら日の出が拝めるかもと、早朝ベットから起き上がったのだが、残念であった。
せっかく早起きしたのだ。
ロングドライブしよう。
▼ 中辺路経由 湯浅へ
という事で、紀伊半島の東側から西側に大移動なのだ。
国道311号(R311)を東海岸の熊野市から、西海岸の田辺(白浜あたり)まで、どあーっっと真横に走り抜けていく山岳ルートだ。
R311は、途中の熊野大社まで走ったことがある。
熊野古道でいうと、熊野市から熊野大社までは「伊勢路」、熊野大社から田辺市までは「中辺路」と呼ばれる道が並走している。
いや、旧道(参道)に合わせて、自動車道を造ったというべきかな。
▼ 道の駅中辺路
熊野大社への分岐を通り過ぎ、横断道の中間地点も過ぎたあたり、道の駅(熊野古道中辺路)で休憩。
ここは、「牛馬童子口」というバス停もあるので、熊野古道の起点終点としても重宝する場所だ。また、牛馬童子像は歩いて15分ほど、中辺路のシンボリック的存在、一度拝んでおきたい。
今回は、天候も悪いので
あばよ、また来るからな! との言葉を残し、去る。(柳沢慎吾風で)
あっ、お土産はゲットしましたよ。
お土産というか、今晩の食料かな・・
という会話が、あったかどうか知りませんが
ちょいと辛口なコンニャクくんに、包まれたお稲荷さんどですか?
くだらないこと言っているうちに、湯浅に到着。
▼ 湯浅美味いもん蔵
のお隣にある駐車場(湯浅町観光用駐車場)を利用しました。
広いし
しかも、無料!
よっ! 太っ腹!
ここを拠点に、湯浅の「重要伝統的建造物群保存地区」をぶらぶら散歩します。はーい、湯浅と言えば
醤油発祥の地
ですよね。
この辺りでは、もともと金山寺味噌を造っていた。その金山寺味噌から、滲み出てきた汁を舐めてみたら。
「こりゃうめぇ!」
となり、これを改良して醤油を発明したらしい。
となれば、まずは金山寺味噌!
「太田久助吟製」の、金山寺味噌をゲット!
少し甘めの優しい味わい。きゅうりとの相性ピッタリ。あっ、日本酒ともバッチリですぞ!
続いて
醤油!!
角長の濁り醤がおススメ!
うんまいよー!
普段の豆腐が、焼き魚が、お浸しが、ワンランクアップします。
ただ、こちら角長の店内写真は、無いです。
なぜなら、店内の一番目立つところにあったのは「アレ」だったんです。
アレですよ。アレ
サンケイスポーツの号外と、日本シリーズのチケットが飾ってありました(笑)
こんなご主人、スキです(笑)
ブラブラ散歩、続けるよ
▼ 憧れの場所(その1)
一棟貸切の宿、千山庵
泊まってみたい・・
▼ 憧れの場所(その2)
幼少期に「8時だョ!全員集合」を見て育ったオイラ、憧れの地と言えば・・・
なぐなぐ、ついに!
番台に座る。
ここは、昭和60年まで営業していた公衆浴場。
甚風呂
利用されてない風呂の番台に座っても、女湯を、視線から少し外し気味にしてしまう。ウブなオイラです。へへへ
▼ 海ひこ
はーい、歩いた後にはご褒美ですよね。
本日、お邪魔したのは、地元の方に愛されているお店「海ひこ」。
ご主人選りすぐりの、大きめのシラス。湯浅の醤油が、ふわりとかけまわしてあります。ふわふわ食感のシラスに、お米と醤油、そして大葉と海苔の風味が、口の中で混ざる。あぁ、日本人だなぁ。
脇役のふろふき大根も、主役の座を狙えるほどの逸材。
ふぅ、満足まんぞく。
さぁ、帰るよ。
▼ ちょっと待ったー!
帰るのちょっと待ったー!(ねるとん紅鯨団風に)
今回の駐車場は、「湯浅美味いもん蔵」のお隣と紹介したよね。ふふふ、私が何も考えずに、この場所を選んだのか? 否!
これを手に入れるためなのだ。
本当は、ワイナリーにお邪魔したかったのだが、あいにく休日。「湯浅美味いもん蔵」に、売っているという情報を入手していたのだ。
「TOA200 海」の赤と白をゲット、
白はまだ冷蔵庫に眠っていますが、赤を先にいただきました。
TOA200のコンセプトは、『ぶどうのポテンシャルを200%引き出すワイン』。この言葉通り、2200円とは思えない重厚感のあるワインでした。がっつり赤身のステーキに合わせてください。
「酒の一滴は、血の一滴」
学生時代、先輩より受け継いだこの言葉、本日もこの言葉を胸に秘め、大事にいっただきまーす! そして、美味しい一滴を求める旅は、これからも続きます。
春の紀州タビは、これにて終了。
次回は、たぶん新潟南部(上越、中越)に出没すると思います。
それでは、またね!
おったのしみにー
(おしまい)