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20241213「一滴」

壊れたおもちゃはどこへと
零れた涙はどこへと
行ってしまえば
その時は悲しいけれど
しばらくすれば
またけろっとして
いつもの自分に戻っている
感情の浮き沈みを繰り返し
上がったり
下がったり
できるようになったり
できなくなったり
乗り越えられれば
それが日常になって
それらを使って続けるのだろう

だからと言って
何が変わるのかは
わかっていない
自分の周りを施して
何かしらの影響を与えている
もちろん自分へも返って来るから
それも当然に受け取っておこう
その余波は誰かへと届き
知らない誰かのことを
思ったりして
わたしの一滴は
誰かの一滴へと受け継がれる
要らないけれど
そういうことになっているなら
その意味を解釈するだろう

投げ出されたとして
また片付けして
整った気分で
自分を確かめておこう
よく見てみれば
誰かの表情もまた読み取れる
足取りは軽くそして重くもある
いつもでもここにいることないように
いつでもここに戻って来るように
合間の待ち時間を
楽しみにしておこう
いやそれ自体が嬉しいのなら
それらを持続しておこう
連結の所作
間違わない流れの先へ

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snufkinsmile
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