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「あなたらしく頑張って」「自分らしさを大切に」と言われると、「自分らしさってなんだろう?」と陥る。仮に「あなたらしくない」と見えたとしても、「それも自分なんだ」と自分では思っていたいし「らしさ」よりも「ひっくるめてぜんぶ自分」なんだと。むしろ「自分らしかぬ自分」を探していたい。
「待つ時は待たんにゃならん」とドラマで言っていた。「期待とは期を待つ」なんですね。「休む時は休まないと」「言うと時は言わなきゃ」と、そんなフレーズはよく考えると「そりゃそうやろ!」となる。「ほんまにおいしいしいたけは、おいしいよね」みたいに。言葉を重ねる時、真実に近づく時。
「この人からこの白菜キムチを買いたい」という。いつもの漬物屋さんで今日もいつものを買った。お店を営むご年配のご夫婦2人と「寒くなりましたねぇ」とか「急にえらい雨降ってきましたなぁ」と言葉を交わす。隣のスーパーには売っていない、そのキムチには温かみと優しい声が漬け込まれている。
構図はcause。何かを引き起こす。「写真を上手に撮るなら構図」とある写真家に言われた。動かない写真がまるで動いてるかのように心動かされる。そんな写真は撮れないけれど、because。撮りたくなる理由がある。be-cause。引き起こされる自分がいる時、その理由ごと大事にしたい。
「意味」とは一“意(こころ)の味わい” (『キャリアウェルネス』村山昇) それ、意味ある?とか、意味わからん、とか、あんまり良い風に使われないけど、「意味の意味」を考えると味わい深いものになりました。道路標識、二つ重なると「止まるか進むか君次第」みたいに面白味がでました。