ブラームスのピアノ協奏曲2曲の新録音がほぼ同時に。イェフィム・ブロンフマン/メータ指揮ミュンヘン・フィル、イゴール・レヴィット/ティーレマン指揮ウィーン・フィル。どちらも2番が特にいい。レヴィットはブラームスの晩年のピアノ小品集も併録。新たにブラームスに向き合う機会になりそうだ。
【呟】YouTubeでラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を久々に全楽章聴いた。ロシアのどんよりした空と鬱屈した空気と、そんな中でも感じる愛情や暖かさと、未来に向かう力強さや希望。酷い鬱病だったラフマニノフはどうやってこの曲を書き上げたんだろう。明日も朝からラフ2を聴こう。
小山実稚恵によるピアノ協奏曲2つ、広上淳一指揮N響が心を寄せる演奏(10/5サントリー)。コンマスはマロがさすがの風格。モーツァルト27番は第3楽章カデンツァの後、ブラームス1番は第2楽章の後半で、小山の演奏はグッと声をひそめるような見事なピアニシモを聴かせた。幸福感溢れる公演。