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横山幸雄&愛知室内オーケストラ第3回

愛知芸術劇場コンサートホールへ行きました。

横山幸雄さんのピアノ&指揮のシリーズも3回めで、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番です。
そして前座?にはベートーヴェンの交響曲第3番英雄があります。

◼️ベートーヴェン/コリオラン序曲

今日はオールベートーヴェンプログラムです。
最初はコリオラン序曲です。

ベートーヴェンの序曲で最も好きな曲で、ベートーヴェンの音楽の魅力が凝縮された曲だなと思います。

横山幸雄さんの指揮は3回めで、指揮者の風格が出てきましたね。

◼️ベートーヴェン交響曲第3番「英雄」

ベートーヴェンの交響曲の中でも規模の大きい交響曲で、ナポレオンに献呈する予定でした。

しかし、その英雄も地位と権力に溺れていきます。
そんなナポレオンに対してベートーヴェンは怒ります。
権力を持つと人間ダメになるというのはどこの時代にも起きることですね。

献呈は行わず、ある英雄の思い出となりました。

第1楽章は英雄の音楽ですが、第2楽章の英雄の葬送行進曲になっています。

愛知室内オーケストラのベートーヴェンは交響曲第2番と第4番を昨年のしらかわホールで聴きましたが、その間の第3番を今回聴くことができました。
第2番と第4番はすこぶる好きな曲ですが、第3番はベクトルが違う曲です。

やっぱり英雄はいいですね。
第1楽章の雄大な音楽はいいですね。
かっこいいです。
第4楽章の変奏曲、いいですね。
勝手な解釈すると、第4楽章は未来へ向かっていますね。その未来とはナポレオンが統治する世界ではなくてもっと自由なものなんだろうね。

ベートーヴェンの英雄、満喫しました。

◼️ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第3番

横山幸雄さんの指揮&ピアノの演奏です。

第1番から第3番まではオーケストラが1周してからピアノが入るという形なので、指揮から入ってピアノに入るという形になります。
第4番と第5番はピアノソロが冒頭に入るので、今後の第4回、第5回が楽しみです。

指揮とピアノ、両方やるというのは見ていて忙しいなと思います。

第1楽章はかっこいいし、交響曲第3番英雄ともつながるところがありますね。
そして第1楽章のカデンツァ、すばらしい演奏で聴き入っていました。

そして第2楽章がやさしいんですね。
強さとやさしさ、これがベートーヴェンの音楽の魅力ですね。

第3楽章のトルコ風ロンドが楽しかったです。

横山さんのピアノ&指揮、すばらしい演奏でした。

◼️アンコール

クライスラーのベートーヴェンの主題によるロンディーノの主題はベートーヴェンの作品には見つからないというのは笑ってしまいました。

コンサートマスターの水谷晃さんのヴァイオリンのデュオで演奏されました。

そして最後はシューベルトの即興曲。
これまたすばらしいです。
ベートーヴェンを聴きに行ってまさかシューベルトが聴けるとは。

次回の第4回の予告が
シューベルトの未完成交響曲
ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番
ということで、次回の予告も兼ねてのシューベルトだったみたいです。
来年6月の火曜日みたいです。

愛知室内オーケストラは12月2日に来シーズンの日程とプログラムなどのラインナップが発表されるみたいで、そのときに正式に発表される予定です。
来シーズンの発表が楽しみです。

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